エコキュートのお掃除されてますか?

私はこれまで一度も『エコキュート』をお客様へ勧めたことがありません。理由は3
つありますが、今回はその中で一番疑問を感じていた一つ目に触れたいと思います。
その一つ目とは"衛生面"についてです。

エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプでお湯を作る室外機の組み合わせから成る
給湯機器ですが、一番疑問に感じるのが貯湯タンク内部の衛生状態でした。例えば「電
気ポットでも内部にカルキが付いたり、ヌメリが付いたりするのに、貯湯タンクには
そういうモノは付かないのだろうか?」という疑問を私はずっと持っていました。

そこで東北電力へ「エコキュートの貯湯タンク内は長く使用していて問題はないの
か?」と質問をしてみました。
数日後に東北電力から回答が来ましたので、お知ら
せします。

【東北電力の回答】(編集は一切ありません)
エコキュートの貯湯タンク内の衛生状態は、長期間使用している場合に注意が必要
です。
以下のポイントを把握し、適切なメンテナンスを行うことで、安全性を保つ
事ができます。
① 定期的な洗浄と除菌
 ・貯湯タンク内は温かく温度が高いため、雑菌やカビの半直が起こりやすいで
  す。
 ・定期的に貯湯タンクを洗浄し、除菌剤を使用して清潔に保ちましょう。
② 温度管理
 ・貯湯タンク内の温度を適切に管理することも重要です。
 ・高温で保管することで雑菌の繁殖を抑えることができます。
③ 水質管理
 ・貯湯タンクには水道水が入っているため、水質にも注意が必要です。
 ・水道水の含有物質や硬度によって、タンク内に石垢や汚れが発生することが
  あります。
 ・水質改善フィルターを使用するか、定期的な水質チェックを行いましょう。
④ 定期的な点検
 ・専門家による定期的な点検を受けることをお勧めします。
 ・タンク内の状態や配管の異常を確認し、必要に応じて修理や交換を行います。
⑤ 飲用は避ける
 ・貯湯タンク内のお湯は飲用を避けた方が良いです。
 ・飲用用途には別途浄水器を使用しましょう。

-以上-

いかがでしょうか?

エコキュートの貯湯タンク内を定期的に洗浄されている方って全体で何%おられる
のでしょうか?と言うか、洗浄をしなければならない事を知っているユーザーさん
って殆どいらっしゃらないかと思いますけど・・・。

新築工事やリフォーム工事が完了し、引き渡しの際に住宅会社からこのような説
明を受けていたとすれば、その会社は素晴らしいですね。ただ、東北電力が言
「定期的に貯湯タンクを洗浄し、除菌剤を使用して清潔に保ちましょう。」
てどうやるんですかね?その辺のやり方もきちんと説明しているのであれば、
本当に素晴らしい住宅会社だと思います。

私はYouTubeなどで「洗浄方法」を探しましたが、タンク内のお湯を入れ替
えをして給水フィルターの掃除をするくらいの動画しか見れませんでした。もし
これで「洗浄した!」と言うなら全く話にならないですね。また根本的にタンク
内の洗浄ってどうやるんですかね?除菌剤を使用したなら、それがちゃんとタンク
内から排泄できたかを確認しないと怖くてエコキュートから出るお湯は使えない
と思いませんか?と、まぁ一つ目の理由はこのようなものでした。

これだけ書いて「まだ勧めない理由が2つも有るんかい⁉」と呆れる方もおら
れると思いますが、有るんです!残りの2つは現場監督をしていた人間だから
こそ分かることで、一般の方はそういう状況にならないと分からないことです。

それでは次回、この続きをお話しさせて戴きます。ではまた、see you !

メガスター大谷翔平の人格形成に学ぶ

サッチャーの言葉と原田メゾット

"考え" が "言葉" になる
その "言葉" が "行動" になり
その "行動" が "習慣" になる
"習慣" こそが、その人の "人格" となり
その "人格" がその人の "運命" となる
"考え" が "人間" を創るのだ

これは英国の元首相マーガレット・サッチャーが語った言葉である。この言葉を聴いた後に
大谷翔平選手が高校時代に書いたとされる「原田メソッド式人間形成シート」を見てみる
と、彼が世界中の人々から人格者と評される理由が見えてくる。
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例えば『運』。『運』に恵まれるには日頃から「ゴミ拾い」をし、「審判さんへの態度」も
忘れないように書いてある。『メンタル』を強くするには「一喜一憂しない」「頭は冷静に
心は熱く」「雰囲気に流されない」「仲間を思いやる心」「勝利への執念」などが書かれて
いる。さらに『人間性』については「感謝」「継続力」「礼儀」「思いやり」などを身につ
ける必要性を書き出している。

これを高校時代に考え、10年以上経った今でも実行し続けている。ここでサッチャーの言
葉の一文にある『"習慣"こそが、その人の"人格"となり』が重なってくる。メジャーの球場で
ゴミを拾い、自分のポケットに入れるシーンが多く放映された。
たくさんのメジャーリーガーがいる中であのような行為を自然に行えるのは、それが彼の習慣になっているからである。
打席に立つ際に審判へ挨拶するのもそう、自分が打ったボールが相手チームのキャッチャーに当たった際も声を掛け、気遣う場面もすべて自然体なのは習慣化されている証拠である。

彼の行動で評価されている部分は彼にとって習慣化されている事なので、大谷選手自身はなぜ
人格者と評されるのか恐らく分かっていないと私は推察する。そして彼の評価は『その"人
格"がそのひとの"運命"となる
』に繋がっていく。昨年末に名門ドジャースとプロスポー
ツ界最高額での契約である。
たった一人の野球選手の年俸が日本のプロ野球チーム全員分の年俸を超えてしまうのだから、真にメガスターである。

多くの選手は多額のお金が手に入ると堕落していくものだが、大谷選手に関してはその危険
性を全くと言っていいほど感じさせない。彼は純粋に野球が大好きで、「もっと上手くなり
たい、もっと勝ちたい、そしてワールドシリーズで何度も優勝したい」という気持ちしかな
いのであろう。大金は手にしたが、金の為に野球をしているという考えは持っていないよう
に感じる。

『二刀流』という100年間忘れ去られた概念を思い出させた大谷選手には長く活躍して貰
いたい。肘を2度手術したので、投手として復帰したらケアをしっかりと行い、休養もちゃ
んと取って貰いたい。せっかく球場にいったのに大谷選手が出場していなかったという可哀
そうなファンが出てくると思うが、これからは長くプレーし続ける為に何が必要かを「原
田メソッド」で再考し、実行して欲しいと思う。そしてこれまで以上の活躍で日本を、世界
を明るくしてくれる存在で有り続けて貰いたいと願うばかりである。

ハウスメーカーの功罪

『宮大工の職人魂を住宅建築へと活かします。』これはあるハウスメーカーが自社ホーム
ページで語っている言葉です。思わず笑ってしまうのは私だけではないと思います。建築
を知っている人間であれば「言っている事とやっている事が全然違うじゃない。」と思うはず
です。

『宮大工の職人魂』を語るのであれば、釘や金物を使わずに家を造る日本古来の建築工法
で建てるべきで、集成材や金物に頼った現代建築しか造らないのであれば『宮大工』の名
を語らないで戴きたい。そもそも本物の宮大工はプレカットされた家など建てませんから。

現代建築は人間を寒さや暑さから守る上では非常に優れた工法だと思います。しかし、日
本の気候風土を考えてみると、元々日本古来から受け継がれてきた純日本建築工法の素晴ら
しさは全くと言っていいほど消し去られた感が否めません。特に北東北の家と九州の家に違い
が殆ど無い(デザインや間取りなど)というのは「オカシイ」のです。

日本は世界的に見れば国土が小さな国ですが、東西南北に長く、同じ国でありながら気候
が全く異なる地域が数多く点在する非常に珍しい国です。気候が異なるという事は、造る
家にもそれなりの特徴が有って然るべきなのですが、残念ながらそういう地域の特徴をな
くさせた張本人は全国に支店を持つハウスメーカーであると私は思います。

然りながらハウスメーカーが日本全国の建築業界に与えた良い影響を挙げるとすれば、それ
は『お客様ファーストの家づくり』だと思います。お客様の夢や希望を真摯に聴き、それを
カタチにする姿勢は昔気質の工務店には無く、事実そういう工務店はほとんど淘汰されてい
きました。

今は小さな工務店であってもハウスメーカーよりたくさん勉強をして、ハウスメーカー以上に
高性能で価格が安い家を建てている社長さんたちが全国にたくさんいます。住宅価格が高騰の
一途を辿っている現状において、より安く住宅を建てたいとお考えの方は地元で優れた技術
とサービスを持った工務店を探されることをお薦めします。

仮に3,000万円の予算で家を建てようと考えた際、ハウスメーカーと工務店では家の
工事費にかかる金額は最低でも180万円は違います。工務店の方がより多くの予算を
あなたの住宅に掛けてくれます。これは単純に広告費の違いによるものですが、会社が大
きければ大きいほど多くの広告費が掛かる訳で、先ほどの180万円の違いはこれに該当
します。

個人的見解ですが、私にとって180万円は大金ですので、私がお客様の立場であればハウ
スメーカーには頼みません。「それはブランド料だ。」と思われる方はハウスメーカーで宜し
いかと思いますが、そうは思えない方はぜひフォレストへお問い合わせください。住宅建築
業界の裏側を、ハウスメーカーが絶対に教えてはくれない真実をコッソリお教えします。

読売新聞に掲載された「頭寒足熱」

もう数カ月前の話ですが、掛かり付けの小田嶋まさる内科に受診に行った際に院長先生から「今度フォレストさんの頭寒足熱の記事が読売新聞に掲載されますよ!」って言われました。???「えっ!どういう意味ですか?」って聞き返したところ「読売新聞社の記者さんがたまたまフォレストさんのホームページを見ていて、そこに書かれていた『頭寒足熱』に興味を持って、私のところに取材協力の打診が来たんですよ。」という事だったんです。てっきり弊社を取材して貰えるかと思ったのですが、まぁ世の中の人に『頭寒足熱』の大切さが広まってくれればそれで良し!と思い直した次第です。さて、その記事ですが今年の1月28日に掲載されておりました。読売新聞を取っていない私の為に小田嶋先生がコピーを取って渡してくださいました。それが下の写真です。
頭寒足熱.pdf
G.Wの最中、今の季節にはあまり興味が湧かないかも知れませんが、「これから家を新築しよう!」とか「リフォームをしよう!」とお考えの方は今一度冬の寒さを思い出して、是非この記事をご参考にして戴ければ幸いに思います。

株式会社フォレスト 第9期に先立ち

おはようございます!

株式会社フォレストの佐々木でございます。

弊社は昨日第8期の決算日を終え、本日より第9期に入ります。第8期の期初は少々難儀する場面が有りましたが、5月以降から立ち直り、最終的には黒字で決算を終える事が出来る模様です。8期の特長としましては6期、7期で順調に伸ばしてきた注文住宅の新築工事が1棟も無かった事であります。これは私の営業努力が足りなかったのが一番の要因ですが、9期の新築工事を2棟、8期中に契約出来た事は再度新築工事の受注活動拡大に弾みが付いたと考えております。現在の見込みでは更に新築工事が1棟、リノベーション工事1棟の契約予定が有り、今後の伸び率にご期待戴きたく思う次第です。

さて、弊社は昨年『 SIMPLE NOTE 』と言う新商品を導入しました。しかしながら思った程の反響を得る事が出来ませんでした。思うに私自身が不安視した横手の雪事情をお客様も感じられたのではないかと思います。商品自体はとても合理的でお洒落なデザインです。これは雪の降らない地域または積雪量が少ない地域では問題は無いでしょう。しかし、我々の住む地域は2Mに達する積雪量を記録する豪雪地帯です。そこに軒の出無しで雪を落雪させる屋根のデザイン、お客様の不安を払拭させるには説明不足だったと痛感しております。そこで弊社が今期から発売する新商品が『 SIMPLE VITA 』と言う名の住宅です。これは『 SIMPLE NOTE 』の設計コンセプトを基に豪雪地帯に適したデザインに変えたフォレストのオリジナル商品です。近々『 SIMPLE VITA 』の商品説明並びに価格を弊社ホームページに掲載しますが、今後の注文住宅の中心的商品に育てるつもりでおります。

また、昨今の電気料金高騰で頭を悩ませているご家庭は少なくないかと思います。電気に限らずその他のエネルギーも同じく高騰して家計を圧迫している事でしょう。これは日本だけに限らず、世界全体が同じな訳ですが、取り分けエネルギー資源を殆ど持たない日本は一番苦しい立場にあるかと思います。では今後どうすればいいのかと言う事になる訳ですが、結論から申し上げますとエネルギーを出来るだけ必要としない高性能住宅の標準化が求められてくるでしょう。簡単に言えば今まで100のエネルギーを使わないと快適に暮らせなかった家から30のエネルギーで同等の快適性を持つ家に変えていくと言う事です。実はその実現はそんなに難しい事では有りません。お金が掛けられる余裕があれば誰でも出来ます。つまり、その実現の問題は建築コストのアップにあります。予算があまり掛けれないお客様にはハードルが高くなるのがネックで、あまり普及していないのが現実です。よって弊社はこの壁を乗り越えられる手立てを今期中に打ち出したいと思っております。

私事では有りますが、昨年の宅建士受験に合格して現在免許取得の準備を行っております。それが済めば宅建業者としての登録を行う予定です。つまり今期からは建設業だけではなく、不動産業も手掛ける会社へと変貌していきます。弊社が不動産業を行う事で『土地なし』のお客様にも土地の紹介、仲介が可能となり、更にはモデルハウスを兼ねた建売住宅の建設・販売も出来るようになります。このようにモデルハウスを手掛ける事で新商品の性能を自社でチェックし、その結果を注文住宅に反映させる事も出来ます。

多くのお客様は『家づくり』を考え始めた時にまずは有名なハウスメーカーのモデルハウスに行きがちです。私は以前ハウスメーカーに勤務しておりましたので裏事情も含めある程度知っておりますが、必ずしもハウスメーカーが弊社より格段に良いモノを作っているとは思っておりません。もちろん弊社が逆立ちしても敵わない技術を持っている部分も有りますが、一般注文住宅では負けない商品をご提供出来る自信はあります。特に雪国に特化した住宅となれば尚更です。弊社の良さを知って戴くには、まず建てた家を見て戴くのが一番です。しかしコロナ禍が続く現在ではかつてお建てになられたお客様の家を訪問するのはなかなか難しい状況にあります。そこで弊社事務所に併設させたショールームが生きてきます。いつでもお客様のご都合の付く時間に見学が可能です。ましてや弊社イチオシの全館床暖房は極寒の今こそ是非ご体感戴きたいものです。

弊社では使用する素材の長所・短所をなるべく多くお客様に説明するように心掛けております。それは住み始めてからのメンテナンス費用を抑える事に繋がるからです。家は建てる時に大きな金額を必要としますが、使い方や選び方を間違えると住宅ローンの支払い途中で大きな修理費を求められる事があります。それをいくらでも抑えるにはお客様自身の日頃のメンテナンスが重要な訳で、それは素材の特長を理解していないと正しいメンテナンスにはならないと考えております。家は建てたら終わりではありません。家は建てた後からが重要な事を是非知って戴きたいと思っております。

2022年クリスマス寒波襲来

今年も残りわずかとなりましたね。

皆さまにとって2022年はどんな年でしたか?

私にとっては「宅建士試験合格!」があって、努力が実った年だったと思います。来年もまた新しい事にチャレンジして行きたいと今から準備を始めております。

さて表題のテーマについて触れていきたいと思います。12月22日はなんと四国の高知県で14cm、徳島県でも10cmの積雪があったとニュースで報道されておりました。秋田に住む我々でも驚くくらいですから、現地の方はさぞかし慌てられた事と思います。普段から雪に少しでも馴染みがある地域であれば多少の雪でも対応出来ると思いますが、全く降らない地域で10cmも降れば生活も交通も大混乱になるのは想像が付きます。東京でも14cmの雪が降れば鉄道はストップ、クルマも夏タイヤであれば身動きが取れなくなりますからね。とにかく雪に不慣れな方は充分注意をして戴き、何とか無事故でこの寒波を凌いで貰いたいと願います。

ところで近年の天気予報を見ていると聞きなれない言葉がよく使われます。『JPCZ』!日本語で訳すと「日本海寒気団収束帯」と言うのだそうですが、もっと簡単な言い方をすれば「線状降雪帯」だそうです。夏の大雨が長く続く時に「線状降水帯」と言う言葉が出ますが、それと同じで降るのが雨から雪に変わったもののようです。ただこの「線状降雪帯」は発生する場所が限られています。なぜならばその原因を作っている所が朝鮮半島の長白山脈なので、その山脈の南側に位置する北陸地方がもっとも影響を受けている訳です。以前であれば北陸より東北の方が積雪量は多かったのですが、最近の予想降雪量を見るとほぼ北陸地方が一番多く表記されています。

ここで不思議なのは「なぜ北陸地方の雪が多く降るようになったのか?」です。そもそも朝鮮半島の長白山脈は最近出来た山ではないはずです。大昔からあった山脈なのになぜ近年になって『JPCZ』なる気象現象が起こるようになったのでしょうか?私が『JPCZ』と言う言葉を初めて聞いたのは2年前です。以前から有って私だけが知らなかったのかも知れませんが、たぶん多くの人も聞いた事がない言葉だと思います。『JPCZ』が起こるメカニズムを聞くと「なるほど!」と思うのですが、なぜこの現象がここ最近になって出てくるのかがよく分かりません。夏の「線状降水帯」もそうですが、昔はそんな言葉は聞いた事がありませんでした。となると、やはり異常気象との関連性が疑われると思うのですが、私がそこを掘り下げて調べたところでどうなるものではありません。

私は住宅建築を行う技術屋ですので、住宅に関するアドバイス的なお話をしたいと思います。いま全国のあちらこちらで大規模な停電に見舞われている方々が大勢いらっしゃいます。断熱性能がきちんと確保されている住宅であれば小さなエネルギーでも何とか暮らせるかと思いますが、意外や意外電気が無いとトイレで用も足せない最新の住宅もあるのです。例えばタンクレストイレ。排水に使うタンクが無いため、スッキリしてお洒落な便器なのですが、実は排水の際は電気を使って流しているんです。通常の排水は出来ませんので大量の水が別に必要となります。もちろんウォシュレット機能も使えません。
あとこの時期の停電で困るのがエコキュートです。寒いこの季節にお湯が使えないのは非常に厳しいですね。また停電が収まったとしてもエコキュートの場合、室外機と貯湯タンクの間の管が凍結している可能性が高く、直ぐにお湯を出す事が出来ない場合もあります。オール電化は便利かも知れませんが、停電時になると何も使えなくなるかもしれないと言うリスクが有ります。そういう意味で弊社ではエネルギーの一本化ではなく、分散化をお客様にご提案をさせて戴いております。

自然災害国日本ではいつどこで停電が起こるのか分かりません。私たちは大震災時のように何週間も電気が使えなくなる事も想定しておかなければならないと考えます。これから家を建てようとお考えの方は特に考えを深めて戴きたく思います。最初の選択が後々の後悔に繋がります。何が一番良い選択肢なのか是非いろいろな方々から体験談などを聞いて考えてみてください。

2022年宅建試験合格しました!

こんにちは。

誠心住工房フォレストの佐々木です。

今日、11月22日は宅建試験の合格発表日です。

今年の3月に一念発起し、U-CANの通信講座を受け、めでたく合格の日を迎える事が出来ました。
勉強を開始する前にどうやって勉強を進めるのか考えました。独学ではなかなか難しいだろうと思い、新聞の折込チラシにあったU-CANの通信教育を選びました。いろいろ考えた割には安易な決断でした。U-CANに申し込みをすると、分厚い6冊のテキストが送られて来ました。正直、「マジでこれ全部勉強しないといけないの?」と思わされる量で、希望より不安の方が大きかった記憶しかありません。
U-CANでは自分のペースで毎日コツコツと言うのが基本コンセプトらしく、私は毎日1時間は必ず勉強する事を決心しました。事実、勉強を怠った日は1日も無く、受験日前日までそれを守りました。

U-CANでは最初に「権利関係」のテキストから勉強していきます。殆どが法律の事だらけで最初は何が何だか分からない日が続きました。「「詐欺」とか「恐喝」とかこれって不動産の取引と何の関係があるの?」と思うような事が多く有り、理解するまで結構な時間を要しました。中には「この部分は後で勉強するので、こういう内容のものがあったな程度で覚えておいてください。」みたいな部分もあったり、「えーっ、覚えられないよ。」と嘆く事も多く有りました。本当に最初は手探り状態で何を勉強しているのか意味不明でしたが、毎日続けて行くうちに少しずつ理解出来る部分が増えてきました。まぁ、3歩進んで2歩下がるみたいな感じでしたが、徐々にU-CANの指導方法にも慣れてきました。夏頃になると勉強が少しずつ楽しく感じるようにもなりました。

しかし、世の中そう甘くはありません。テキストの講義が全て終了すると模試に入ります。本試験では2時間で50問の問題を解かなければならないのですが、最初は時間を気にせず1問1問じっくりと解いていきました。自己採点をしてみると33点。「あれっ!結構出来てるじゃん。」と思ったのはこの時だけ。次の模試、その次の模試と続けて行くと点数は20点台に急降下。やればやるほど点数が下がって行くではありませんか。しかも制限時間2時間の枠内では無いにも関わらずです。何が自分に欠けているのかは各科目ごとの点数で分かります。自分の一番の弱点は「権利関係」と「その他法令」です。一旦模試は止めて、テキスト内の過去問にじっくり時間を掛けて復習をしました。何日も弱点の科目ばかり復習していると、そこの部分の点数はやや改善されますが、逆に得意だった「宅建業法」の点数がダウン。今度は「宅建業法」に重点を置いて復習します。すると他の科目の点数がダウン。これには正直言って参りました。年齢的(56歳)にも暗記力が低下しているのが如実に分かりました。

最後は結局過去問の繰り返しです。2時間で50問回答を前提に行いました。しかし受験日前日までに7割に達する正解を出した事は一度もありませんでした。

そして運命の受験日です。私は苦手な「権利関係」を後回しにして問い50番から逆走で解答をしました。問い25番までで1時間が経過。ここまでは取り敢えず順調にきましたが、やはり「権利関係」は難しくかなりの時間を費やしてしまいました。後で見直しをしようと思っていた問題も見直す時間が全く無いままゲームオーバーです。

受験日の10月16日から合格発表日の11月22日までの時間はとても長く感じました。実は問題用紙は持ち出し出来ないと思っていて、用紙にハッキリと何番に●を付けたのか分からず、記憶を辿って自己採点をしてみると33点は間違いなし。もしかしたら正解に●を付けたかもと思えるのが2点。なので自己採点では悪くても33点、運が良ければ35点だったのですが、今日の発表では合格ラインが36点と聞いてガッカリ。でも『合格者の受験番号の広告』を見ると自分の番号が載っているではないですか。正直言ってビックリです。奇跡です。なぜなら7割を超える正解を一度も出した事の無い私が36点で合格するとは夢にも思えなかったからです。「なぜ合格出来たか?」と問われたならば、「毎日コツコツと勉強してきたから」そして「運が良かったから」としか言いようがありません。

実は「来年も受験勉強か。」と思っていたのですが、一発合格出来た事で良い事がいくつか出来ました。一つ目は受験勉強の時間を他の事に与えられる事、二つ目は資格取得により商売の巾が広がると言う点です。資格取得に何年も時間を費やす人も少なからずいると思います。合格したからと言って偉そうな事を言うつもりでは有りませんが、何事においても「これをしよう!」と思ったら短期集中型で取り組むべきだと思います。私の場合は好きなゴルフと飲み会は封印しました。その甲斐あっての合格ですが、不合格ならもう一年封印しなければならなかった訳です。もし来年も不合格なら3年同じ事をする羽目になるかも知れません。これってもの凄く不効率だと思いませんか?例えば「家を建てる!」と決めた場合も同じだと思います。いろいろなモノを見過ぎて何も決められない方がたまにいらっしゃいますが、自分が建てたい家はどんな家でそれを可能にしてくれそうな住宅会社はココ!と決めてしまえば格段に早く住む事が出来ます。「人生で一番高価な買い物なので、そう簡単には決められないよ。」と思われるでしょうが、業者決定はお客様と担当者の相性で殆ど決定しているのが現実なのです。住宅会社の規模やイメージで選ぶ人は比較的多いかと思いますが、これには大きな落とし穴があるので要注意です。この点については次回改めて触れたいと思います。

結局のところ私が申し上げたいのは「目標を実現する為に誰の助けを求めるのか?」と言うことです。私は「宅建試験合格!」の実現のためにU-CANを選びました。他にも選択肢はたくさん有ったと思いますが、コロナ禍である事、経済的負担が少ない事が選んだ理由です。U-CANだったから合格したとは思っていません。助けになったのは事実ですが、自己の努力あってこその合格だと思っております。では「家づくり」においてはどうかと言いますと、これもある意味似た側面があります。選んだ住宅会社がある程度の事はやってくれますが、お客様自らどんどん行動をしない限り前には進みません。今の時代、高性能住宅や高耐震住宅などどこでも対応してくれます。その中で自分に合った住宅会社を選ぶ。難しいようですが、実は意外と簡単です。住宅会社の社長の考え方や担当者の話を聞く事です。直接聞く事で見えないものが必ず見えてくると私は思います。

家づくりのよくある失敗について

家は一生に一回しか建てないものだし

年齢や状況に応じて住み方も変化するので、

どれだけ熟考して建てたとしても、

何かしら後から「こうしておけば良かった」とか

「あーしておけば良かった」といった

後悔が出てくるものです。



しかし、そんな中でも

私が絶対にあってはいけないと思うことが、

金銭的なミスによる後悔です。



家の返済は、家計の中で

最も長期で大きな固定費となるため、

ここをミスってしまうと長期に渡って

ダメージを喰らい続けてしまうからです。



具体的には、

貯蓄や投資が出来なくなってしまうことで、

子供さんの進学の選択肢を狭めてしまう、

家のメンテが出来なくなってしまう、

老後貧乏に陥ってしまう、

ずっと不安を抱えながら暮らしていくことになる、

という感じでしょうか・・・



こんにちは。

誠心住工房フォレストの佐々木です。



さて、今回は取り返しがつかない

家づくりの失策をしないために、

知っておいて戴きたいことについて

お伝えしていきたいと思います。



では、そういった状況を引き起こす

一番の原因は何なのでしょうか?

それは、



✔「真っ先に土地を探してしまうこと」



です。つまり、資金計画によって

使っていい土地の予算を

まだ出してないにも関わらず、

先に土地をさがしちゃうってことですね。



これをやっちゃうと、

まーほぼ確実に土地にこんもりと

予算をつぎ込むことになっちゃいます。



例えば、無理なく毎月支払っていけそうな金額が

7万円だとしたら、

35年でローンを組んだ場合

借りられる金額は2500万円になります。



そして、これに自己資金を足した金額が

家づくりの総予算になるので、

仮に自己資金が500万円あったとしたら、

総予算は3000万円ってことになりますよね?



でも、じゃあ3000万円を

丸々土地と家につぎ込めるかっていうと

そんなことはなく、家を持つためには

いろんな経費が掛かってくるので、

ここからそれらを差し引くと、

大体2750万円ぐらいが土地、家、庭に

掛けられる予算ってことになるんですよね。



で、ここで家と庭に

2000万円ぐらい掛かりそうだなーと仮定すると、

土地に掛けられる予算は

750万円ってことになるのですが、

実は土地を買う場合、

更にいろんな経費が掛かってくるので、

この場合、土地に掛けられる実質予算は、

650万円~700万円ってことになります。



つまり、ホントは、

650万円~700万円ぐらいで

土地を探さないといけないってことですね。



なのに、そういうことも分からないまま

土地を探してしまうと、

とんでもない金額の土地を買ってきてしまいます。



仮に、土地代だけで1200万円もする

土地を買ってきてしまったら一体どうなるでしょうか?



この場合、600万円ぐらい

家づくりの予算が上がってしまいますよね。

となると、ざっと毎月2万円ほど、

返済金額が上がってしまいます。



あるいは、それがキツイ場合、

毎月の負担を落とすためだけに、

金利が安い変動金利を選んでしまいます。

そして、後々金利が上がり一気に返済金額が増え、

にっちもさっちもいかなくなってしまいます。



いずれの場合も、

たちどころにやっていけなくなるような

レベルではないものの、

確実に、ずっと先行きに不安を抱えながら

暮らすことになってしまいます。



なので、家を建てようと思った時、

いきなり土地探しから始めないように

気を付けてくださいね。


まずは資金計画から始める。

これを肝に銘じておいてください!

それでは、、、



(追伸)

でも、資金計画のやり方を

間違えちゃうと結局一緒なので、

この点にも注意してくださいねー!

予算を増やそうとする資金計画には要注意です!!

人生100年時代の家づくりを考える

人生100年が当たり前になるこれからは、

より長い視点を持って家づくりをしないといけません。

と言うのも、60年以上もの間

そこで暮らし続けていくためには、

暮らしと家の品質を

維持し続けていく必要があるからです。


こんにちは。

誠心住工房フォレストの佐々木です。


さて、今回はこれから必須となるであろう

人生100年時代に備えた家づくりについて

お伝えしていきたいと思います。

まず、基本的なこととして、

暮らしの質を保つためには、

お金のことをよく考えた上で

家づくりをしないといけません。

具体的には、

家の品質を維持し続けていくために、

外壁の定期メンテや住設機器の寿命に伴う改装費、

そして電化製品の定期的な買替費用が

積み立てていけるような余力を持ちつつ、

かつ、子供の進学や夫婦の老後に備えて、

貯蓄をしていくことが出来るように、

家づくりをしなければいけないということですね。


また、ずっと快適に暮らし続けていけるような

家にもしなければいけません。


夏の暑さや冬の寒さを

和らげるのはもちろんのこと、

洗濯・片付け・掃除といった

家事の負担も和らげられ、

さらに、明るく風通しの良い

住まいにすることによって、です。

そして、永く愛着を持って

暮らし続けていただくために、

弊社ではもう一つ

こだわっていただきたいことがあります。


✔家と共に時を重ねていく豊かさ


それは、無垢の床を

使っていただくということです。

永く使うために購入する財布や鞄や靴は、

合皮ではなく本革を選ぶように、です。


確かに、無垢の床には

いくつかのデメリットが存在します。

例えば、湿気が多い夏は、

床と床の継ぎ目が反り上がるし、

乾燥する冬は、

逆に床と床の継ぎ目に隙間が出来るし、

巾木との間に隙間が出来たりもします。

そして、その結果、

夏は足元に多少の凹凸感を感じるし、

冬はその隙間にホコリが落ち込み、

多少掃除が面倒になるかもしれません。


また、節がある無垢の床を使った場合、

その節が抜けてしまうこともあるし、

粘いヤニが出てくることだってあります。

生きているがゆえに、木が暴れて、

床鳴りすることだってありますしね。

それゆえ、こういった現象が

どうしても気になるという方には、

無垢材は向いていないかもしれません。


しかし、無垢材には、

デメリットをカバー出来るくらい

素晴らしいメリットが存在します。

例えば、無垢の床は断熱機能を持っているため、

(空気層があるということです)

夏は合板に比べて足元がベタベタしにくいし、

冬は合板に比べて足元が冷んやりしにくい

という特長があります。


また、"無垢の木は柔らかいから弱い"

というイメージがあるかもしれませんが、

では合板が強いのかというと、

実はそんなこともなく、
 
何かを落とせば穴が開くのは

無垢の木に限らず、合板も同じです。


それどころか、

合板は表面にシートを貼ってあるだけなので、

穴が開いた場合、

下地が露出し、不細工になってしまいます。


それに対し、無垢の木を使えば、

穴が開いた場合、

違う素材の下地が露出するわけではないので、

多少の凹みなら、

水を含ませれば復元出来ることもあります。


さらに、窓際などは太陽の紫外線によって、

床の表面が変色してしまうのですが、

これも合板の場合は、

ものすごく不細工になるのに対し、

無垢材はそれさえも味になっていきます。


しかし、なにより

無垢の木をおススメする理由は、

見た目がカッコイイからです。(これ重要です!)

かつ、経年変化によって

その表情がどんどん変化していき、

それを愉しめると同時に、

なんとも言えない愛着が持てるからです。


床は一度張ってしまうと、

簡単に剥がせるものでもなければ、

今の家はバリアフリーになっているため、

昔の段差がある家のように、

簡単に床を上張り出来るわけでもありません。


それゆえ、最初の選択が

めちゃくちゃ重要になってくるのです。

もちろん、デメリットもありますが、

それよりもメリットに目を向けていただき、

あなたと共に年月を刻んでいくことが出来る

家にしていただければと思います。


それではまた、、、


新商品を6月に発表します!

こんにちは。

誠心住工房フォレストの佐々木です。

表題にあります通り、弊社では6月に新商品を発表する予定で現在着々と準備を進めております。商品名の公開はその時に発表しますが、概要だけをお話するといわゆる「デザイナーズハウス」と呼ばれる住宅に該当します。
公開される写真をご覧戴くと分かると思いますが、これまで見たことのないような外観デザイン、そしてプライバシーを守りながら開放感あふれる空間と合理的な間取りに驚かれるでしょう。「デザイナーズハウス」と呼ばれる住宅は数多く有りますが、私がこれまで見てきたデザイナーズハウスの中では断トツイチオシ!です。

誠心住工房フォレストでは今後、この「デザイナーズハウス」をメイン商品として広告・宣伝を行って参ります。ホームページの準備が整う前に先行してInstagramで発表していきますので、もう少しだけお待ちください。