「ますます遠のくマイホームの夢」と思われている方へ

こんにちは!
誠心住工房フォレストの佐々木です。

イラン情勢で先行きが見えない今日この頃、物価が上がり品物が手に入らず困っていますよね。これは日本だけではなく世界中の国々も皆そうだと思いきや、実は戦争を引き起こしているアメリカはそうでもないようなんです。ニュースではガソリン価格が上がってトランプ大統領の支持率が下がっているなどの情報が流れておりますが、住宅資材などは今までと変わらず普通に購入できているらしいのです。私がアメリカに行って確かめて来た訳ではなく、アメリカの友人から最近聞いたお話です。

私はメジャーリーグの試合を見るのが好きで、大谷選手が出場する試合は毎回録画して見ております。ドジャースは人気球団ですので、どこの球場に行っても観客はたくさんいますよね。そしていつも思うのですが、「この国って今現在『戦争』をしているだよな。」って。政府と軍隊はイランと戦争真っ盛りなのに、国民は普通にポップコーンをほうばり、ビールを飲みながらメジャーリーグ観戦・・・。私的にはこのギャップに理解がどうも着いて行けません。

ちょっと話がズレてしまいました。申し訳ありません。そもそも住宅価格が一気に上がり始めたのが、ウッドショックの時でした。そしてコロナ禍に入り、年が進むにつれて住宅価格も上がり、「もう限界!」って思っていた矢先にイラン情勢で「もうOUT!」って感じです。今は材料が入って来ず、見積り依頼をしても返事が来ません。呆れた事に「入荷した時にならないと価格が出ません。」と言われる始末です。高級な寿司屋と同じで時価での商売のようになりつつあります。ですから仮にお客様から注文のご依頼が来ても見積りが出せないのです。こんな状況がいつまで続くのか分かりませんが、日本政府にはこの異常事態をもっと重く受け止めて貰いたいと思います。ナフサ、全然足りていません。もう企業努力で何とか出来るレベルではないんです。

と、まぁごちゃごちゃ言っちゃいましたが、文句ばっかり言っても暗くなるばかりです。なので少し前向きな事をしていきたいと思い、この度大仙市で建売住宅を建てる事としました。建売住宅は住む人の要望が一切反映されていないデメリットがある反面、「この価格でこの内容は凄い!」と思わされるコスパの良さというメリットがあります。このメリットがデメリットを大きく上回れば、「住みたい❣」と思って戴けるのではないでしょうか?

弊社が初めて世に出す「建売住宅第1号」にご期待ください!
詳しい内容については2カ月ほど後にお知らせしたいと思います。

『不動産事業部』設立のお知らせ

お世話になっております。お知らせが遅くなりましたが、弊社は2026年1月20日付けで新たに『不動産事業部』を設立致しました。不動産事業部の責任者には「大野博之氏」を迎え、今後は土地、中古住宅の仲介をはじめ土地・中古住宅の仕入れ、販売や建売住宅、アパート事業など幅広い営業をして貰います。不動産事業部の屋号は『ミライズ Real Estate』とし、建築事業部である『誠心住工房フォレスト』との相乗効果を図り、効果的な営業の仕組みを作り出したいと考えております。

今年は横手市にアイ工務店さんも進出して来ると言われております。数年前にタマホームさん、一条工務店さんと進出し、大曲にはプライムハウスさんも来て県南地域の建築業界は大きく様変わりしました。また法律の改正に伴い、省エネ性能や耐震性能に大きな差が無くなった事で他社との差別化がしにくくなりました。

株式会社フォレストでは大手ハウスメーカーや有名地元ハウスビルダーに正面から戦える商品も商品も作っていきますが、それだけではなく多角的な経営を目指します。その最初の一歩が『不動産事業部』の開設なのです。弊社は不動産事業を令和5年夏から出来るようにしておりましたが、今まで開店休業状態でした。大野氏の入社でようやく本格的に不動産事業が動き始め、既に実績も挙げております。ぜひ弊社の今後の展開にご期待ください!

2026年の年始めに思うこと

明けましておめでとうございます。
誠心住工房フォレストの佐々木でございます。
年が明けて2週間が過ぎましたが、本年もよろしくお願いいたします。

さて弊社は今年4月で会社設立11周年を迎えます。これもひとえに弊社とご縁が有ったお施主様方をはじめ協力業者の皆様方やコンサルティング会社や金融機関の方々のお陰だと思っております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

昨年を振り返しますと、平屋注文住宅3棟に小さなリフォーム案件が数件とまずまずの成果が得られました。新築だけにフォーカスすると全棟平屋という弊社に取っては初めての現象が起こりました。世の中で平屋ブームが起きている事は聞いてはおりましたが、一年間で建てた注文住宅すべてが平屋というのは想定外でした。お施主様の事は個人情報なので細かな事は語れませんが、共通していた事が二つ有ります。一つは既存住宅の年数が古くて80坪を超える大きな家だった事。もう一つはそんな大きな家に住んでいる家族の人数が2~3名という事です。

これを読んで「うちと同じじゃん。」と思われた方は少なくないと思います。昭和40年代~50年代に建てられた家にお住まいの方はとにかくこのケースと同様な事が多いように見受けられます。無駄に広い玄関、使いもしない和室の続き間、全く使わない広縁などなど。使わない部屋が一番日当たりの良い所にあって、普段生活する場所は日中でも電気を付けないと暗いなんて家は昭和の家そのものです。これは冠婚葬祭は自宅で行うという昔ながらの風習がその時代にも引き継がれて出来たものです。例えば結婚式。現代であればホテルやウェディングホールで行うのが当たり前ですが、昭和の時代では自宅で行われる事も多くあり、大勢の人が入れるように続き間の和室が有った訳です。でも結婚式がその家で行われるのは何十年に一度ペースだと考えると何ともったいない家づくりを行っていたんだなと思わさざるを得ません。もちろん結婚式だけではなく、お盆や正月にも親類が大勢集まって使う事もあったでしょうが、それでも年に2回です。使用頻度から考えると現代の家づくりでは真似できない人の方が圧倒的多数でしょう。

3棟の平屋はすべて居住スペースが30坪未満というのも共通しています。私は家族が3名以下なら25坪くらいでも充分だと思っていますが、お施主様のご要望は多岐に渡りますので最終的には30坪くらいまで膨らむ場合もあります。でも30坪以下の平屋でご要望が全て納まるのであるのであればベストなプランだと思います。とかく平屋は「贅沢な家」と呼ばれるように同じ坪数の総2階建ての家と比較すると坪単価の高い家になります。なので大きくても30坪を超えないコンパクトかつ生活動線の良いプランの提案を心掛けております。

若い世代(Z世代)の方々からの問い合わせはそれほど多くはありませんが、若い人達にもぜひ弊社の家づくりに興味を持って戴きたいと思い、今年は若い世代に向けた活動もして参りたいと思っております。私も20代、30代の頃に設計した作品を思い返す事が時々あります。若い時って怖いモノ知らずで今にして思えば、気恥ずかしいプランを平気でお客様に提案しておりました。お客様も同年代の方が多く、それはそれでご理解を得られましたが、あれから30年経った家はどうなっているのかと考えることが有ります。若い時って「この建物が35年後(支払い終了時)にはどうなっているのだろうか?」って考えない人の方が多かったと思います。デザイン優先で急勾配の屋根を作ったり、無駄な吹き抜けを作ってトップライトを付けてみたりとメンテナンスの事を度外視したプランを提案していました。それらを設計した私も現在59歳ですが、今はそのような設計は一切行いません。人間は歳を重ねていくとモノの見方が変わってきます。つまり何が言いたいかと言うと「いま貴方が建てようとする家ってメンテナンスの事まで考えたプランになっていますか?」と言う事です。

どんな家であってもノーメンテナンスで35年間暮らせることは無いと思います。どんなに長くても10年も住めば何かしら不具合が発生してくるものです。その不具合を直す費用の事って考えていますか?まぁ、殆どの方は考えておられないでしょう。そういう不具合な事は案外立て続けに出てくる事が多いのですが、家を建てる前のプラン段階でメンテナンス費用を抑える事が出来ることをご存じでしょうか?
例えば総2階建ての屋根や外壁の塗装工事。下屋が無い総2階だと地面からハシゴを掛けて一気に6M以上の高さまで登る訳ですが、これってかなり恐い事なんですね。取り敢えず屋根に昇れて屋根の面だけを塗るのであればそんなに難しい事ではありませんが、破風面や外壁まで塗り替えるとなると全面足場を架けないと作業が出来ません。そうなると費用はかなり高額になります。更に急勾配の屋根だと屋根足場も必要となり、その分が増額になる場合も考えられます。

総2階建ての家は新築する時は一番コストバリューの良い商品ですが、外部メンテナンス費用の事を考えると結構高く付きます。逆にメンテナンスで一番安上がりなのは初期投資の高い平屋でしょう。極端な事を言えばメンテナンスの事を考えた平屋で建てた場合、お施主様がDIYで塗替え工事程度なら出来るのです。とは言え「ない袖は振れぬ」で平屋にしたくても出来ないお客様も多くいらっしゃると思います。仕方なく2階建ての家を建てる場合でもメンテナンスを考えた家づくりは出来ます。ぜひ設計士の方と話し合って後々『後悔しない家づくり』を心掛けて戴ければと思う次第です。

今年は60年に一度の『丙午年』だそうです。皆様方が「天高く馬肥ゆる一年」になれます事を祈念して、新年の挨拶とさせて戴きます。


FORESTが考える健康住宅 其の一『自然素材』

こんにちは! 誠心住工房フォレストの佐々木です。


皆さんは『健康住宅』と聞いて、どういう住宅を想像しますか?

フォレストでは三つのキーワードを掲げて『健康住宅』と定義しております。一つは「自然素材」、もう一つが「水」、そして最後に「床暖房」です。

先ず今回は「自然素材」についてお話しをします。住宅で「自然素材」と聞くと多くの方は塗り壁や無垢のフローリングなどを想像されるかと思います。弊社では床暖房を標準仕様としていますので残念ながら無垢のフローリングは特注対応となりますが、塗り壁は建物のグレードに関わらず標準仕様としています。天井には珪藻土クロスを標準仕様としていますが、室内の内壁は漆喰の塗り壁で仕上げられます。自然素材の材料の種類は複数ご用意しておりますが、とにかくビニールクロスだけは絶対に使用しないようにしています


なぜビニールクロスを使わないのか?

それはビニールクロスの素材は全て化学物質から成るものだからです。ビニールクロスは一般的に一番多く使用されている内装材なので何の疑問も持たないお客様が多いかと思います。ところがです、世界的に見るとビニールクロスを標準的に内装材で使っている国は日本だけなのです。例えば欧米の住宅ではドライウォールと言う塗装が一般的で、クロスを貼ったとしても素材は紙や布に限られます。ちなみにドライウォールとは「水性アクリルエマルジョン塗料で塗った壁」意味し、シックハウス症候群や化学物質過敏症にも対応したものが使用されますが、日本ではなぜか普及しておりません。

どうして日本だけビニールクロスを使うようになったのかは分かりませんが、おそらく安価で施工が早く、柄も豊富なのが理由かなと個人的には思います。弊社では数年前に塗り壁を標準仕様にして販売したところ、お客様から「価格を下げたいので塗り壁を止めてビニールクロスにしたい」とのご要望が有って止むなくそうした事があり、塗り壁の標準仕様を止めていた時期が有りました。でも諦め切れず2023年に建てられたお客様に「なぜ自然素材の塗り壁なのか」をしっかりと説明し、ご納得して戴き、初めてお客様の住宅で塗り壁を施工させて貰いました。お引き渡しから一年後にお客様から塗り壁の特長である「消臭効果や調湿効果が実感出来ました。」と感想を聞いて、塗り壁標準仕様を貫ぬく気持ちになりました。

住宅業界では化学物質から成る建築資材には一般的に健康被害が起こらないと言われるF☆☆☆☆品が使用されます。しかし、F☆☆☆☆品を使っても人体に悪影響を及ぼす化学物質の含有量がゼロにはなりませんつまり健康被害弱者にとっては例えF☆☆☆☆品で出来た住宅であっても住む事が叶わないケースも有り得るのです。また化学物質から成る資材から放出される有害なガスは半永久的に出続け、床面から60cmの間に滞留します。高気密住宅であれば外部に放出される事もないので、有害なガスは常に滞留した状態になります


さて、この床面から60cmまでの高さに口や鼻があるのは誰でしょうか?

そう、それはハイハイをする赤ちゃんやヨチヨチ歩きをする幼児ですね免疫力の少ない赤ちゃんや幼児が何年も有害なガスを吸ってどうなるかを真剣に考えた事がありますか?

私は現代病と呼ばれる様々な病気の原因は現代建築による部分が大きいと考えています

昭和の時代に建てられた住宅にも化学物質から成る建材が今より多く使われていましたが、現代ほど病人が出なかったのは隙間だらけの住宅で有害なガスが放出されても至るところの隙間から外部に流れ出たからとも言えます。

住宅に使われる資材から化学物質を全て取り除いた「オール自然素材の家」は建てようと思えばやれない事は有りませんが価格的な面で考えれば、それで建てられるお客様はごく一部の富裕層に限られるでしょう。弊社でも「オール自然素材の家」は建てられますが、そのような住宅はメイン商品には成りません。やはり価格面で考えれば化学物質を使った建材を多かれ少なかれ使わざるを得ないのが本音としてあります。ではそれらの建材を使いながらどうやって「健康住宅」にしていくのでしょうか?

そこで話が前段に戻ります。天井と内壁を内装材が占める面積は床面積の4倍以上にもなります。サッシや内部建具の面積を差し引いたとしても、かなりの面積を占める事に変わりませんここにビニールクロスではなく、自然素材の内装材を使う事で室内の化学物質量は大幅に低減します。しかも自然素材で有る塗り壁を使うと室内の調湿効果や消臭効果も期待出来ます。また何よりも他の建材から放出される有害なガスを吸着・分解までしてくれるのです

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これらの効果は建物に一度入っただけでは分かりません。有害なガスも目で確認する事は出来ません。長い時間住んでみて初めて分かることなのです。

弊社では実際に住まわれたお客様にYou Tube動画に出演して戴き、生のご感想をお話しして戴く企画を考えております。今年のG.W頃までには発信出来るよう、頑張りたいと思いますので是非ご期待ください‼

2025年の年頭に当たり

新年明けましておめでとうございます。
誠心住工房フォレストの佐々木でございます。
年頭に当たりご挨拶申し上げます。まずは今年4月に弊社は設立から10年を迎えます。起業した会社の10年後の生存率は6.3%とも言われておりますが、曲がりなりにも設立10周年を迎えられると言う事はこれまで弊社にご注文戴いたお客様方を始め、協力業者の皆々様のお陰で有ります。本当にありがとうございました。
私は地元の工業高校を卒業して東京や秋田市の建築会社で住宅を作り続け、31年ぶりに故郷横手に帰って起業しました。父親が板金業をやっておりましたが、私が行う仕事とは内容が異なるため実質ゼロからのスタートでした。「住宅は人生で最も高額なお買い物」と言われるように知名度も実績もない弊社への注文など簡単に来るはずもなく、弊社の船出は順風満帆とは程遠いものでした。弊社の知名度は現在でもまだまだ浸透しているとは言えない状態ですが、設立10周年を機に飛躍の年にして参りたいと思っております。

さて、これまでの10年で住宅に求められる要素は大きく変わってきたと感じます。特に大きく変わったのが「省エネ性能」と「耐震性能」ではないかと思います。もちろんこれらの性能は10年以上前からも言われていましたが、現在求められるレベルは非常に高く、且つその数値を証明書で表さなければならない時代へと進化しております。つまり、表向きに「○○性能が高い家」と漠然とした広告を打ったとしても、最終的にはそれを裏付ける証明書の発行が求められる訳です。具体的に言えば省エネ性能は「省エネ等級5(ZEH)」が、耐震性能は「耐震等級3」が最低限の標準仕様でなければ、これからのお客様には認めて貰えないと言えるのではないでしょうか。

2025年正月に当たり、弊社ではこれからご提供させて戴く注文住宅には共通した二つのコンセプトを持ってご提案をさせて戴きます。一つは『100年住宅』です。これはその名の通り100年持つ住宅をご提供させて戴くと言う意味です。もちろん建ててから何もメンテナンスをせずに100年持つと言う意味では有りません。外装材は定期的な補修が必要ですし、水廻り機器も耐用年数が来れば交換は必要です。弊社が提唱する『100年住宅』とは交換が可能な部分ではなく、目に見えない箇所や交換が難しい部分が100年持つと言う意味で有ります。代表的な部分といえば「構造駆体」や「断熱材」、「二次防水部分」などが挙げられます。
そしてもう一つは『健康住宅』です。健康住宅については後日改めて詳しい解説をさせて貰いたいと考えておりますので、今日は一つだけ宣言をさせて戴きたいと思います。それは「ビニールクロスZEROの家」宣言です。弊社では2023年の注文住宅からビニールクロスを一切使わない「自然素材の家」を継続して施工させて戴いております。現在の住宅資材は化学物質無しでは製品化出来ないほど多くの資材には少なからず化学物質が入っております。我々住宅会社が使う建材類にも化学物質が入ったモノが多く有りますが、一般的にF☆☆☆☆品であれば健康被害は無いとされております。しかし例えF☆☆☆☆品であっても人体に健康被害を及ぼす化学物質が微量でも入っている訳で、それらから放出されている目には見えない有害なガスは半永久的に出続けるのです。特に天井と壁は住宅の中では圧倒的な面積を持ち、それらに化学素材だけで出来ているビニールクロスを使う事は絶対に避けるべきだと弊社では考えております

お客様から住宅会社として選ばれる場合、お客様のご要望やイメージとマッチしないと出会う事すら叶わないケースも多々あります。また出会ったとしても話が嚙み合わないケースも有ります。そんな時、これまでの弊社は絶対に譲ってはならないポリシーに目を瞑ってまで契約に固執したケースが何度かありました。これは会社を継続させていくには、ある意味仕方ない事だったかも知れません。しかし、逆にこの行為は「どのような住宅を作ろうとしている会社」なのかが、お客様に伝わらない事に繋がる危険性もあると数年前から思うようになったのです。そして昨年建てさせて戴いた注文住宅の完成内覧会でポリシーを曲げない事がどれだけ重要な事かを再認識させられました。

そこで弊社は『100年住宅』と『健康住宅』という二つの普遍的コンセプトを持った住宅のみをお客様へご提供させて戴きたいと改めて心に刻んで2025年へ挑みたいと思います。私は弊社をご自宅の新築(又はリノベ)工事業者として選んで戴いたお客様には絶対に後悔をさせたく有りません。その為にも弊社の考える『家づくりのポリシー』についてしっかりと理念をご説明し、きちんとご納得して戴き、一緒に楽しくお客様の夢を具現化して参りたいと思っております。住宅価格の高騰で今や坪単価80万円~100万円が大手・中堅ハウスメーカーでは当たり前の価格帯になっておりますが、小さな工務店ゆえの強みを活かしてどこよりもコスパの高い住宅をご提供させて戴く所存ですので、これから「家づくり」をご検討されている方は是非一度弊社へご相談ください!

最後になりましたが、本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

サッシ選びで後悔しないポイント

家づくりにおいてサッシ選びはとても重要なポイントです。特に寒冷地においては尚更です。例えば床、壁、天井の断熱性能がとても優れた部屋に一つだけ窓を付けた場合、部屋の熱が逃げる部位は窓である可能性がもっとも高いと言えます。付けた窓が性能の高いサッシだとしてもです。つまり窓が無い家ほど断熱性能が高い家になる訳です。ですが通常住宅において窓の無い家は存在しません。なぜなら窓の無い住宅は確認申請が下りないからです。住宅を建てる場合、各部屋毎に採光量の計算が求められます。トイレや浴室などは窓が無くても通りますが、居室の場合は大なり小なり窓が必要になります。窓を付ける事で断熱性能が落ちることが分かっていても、建築基準法上窓は必ず付けなくてはならないのです。

上記のことから窓が住宅内の熱損失の最大要因であるならば、サッシは高性能なモノを選ぶべきと考えるのは当然で多くの住宅会社は樹脂サッシを奨めてくるでしょう。確かに樹脂サッシの熱損失量は他のサッシに比べると少なく、ある意味ベストな選択と言えるかもしれません。

でも弊社では敢えて樹脂サッシは選びません。その理由は『樹脂サッシの耐久年数に疑問がある』からです。この『耐久年数に疑問がある』とはどういう事か不思議に思われる方も多いと思います。そこで下記の写真をご覧いただきたいと思います。

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これは20数年前にリフォームを依頼されたお客様のお宅で撮った写真で、築27年を経過したサッシの状態です。小さくて分かりづらいかと思いますので解説させて戴きます。これは樹脂サッシのフレームの縦枠と横枠、そして開き窓の縦かまちと横框のジョイント部分が離れてしまい、4mm程の隙間が生じた写真です。樹脂サッシの特徴として部品と部品のジョイント部分が溶着による接合で製品が作られている事が挙げられます。この溶着とは高温で溶けた状態の時にそれぞれの部品を貼り合わせ、徐々に冷却しながら硬化させる接着方法です。

私はここの現場でこの樹脂サッシを見るまでは一度も樹脂サッシに疑念を持った事が無かったのですが、この日を境に考え方が大きく変わりました。確かに樹脂サッシほど断熱性能が高いサッシはありません。しかしながら「断熱性が高い」というだけで本当にこのサッシを選んで良いものでしょうか? 国は我々に100年持つ住宅を求めています。私もこの考えには賛成で、どうしたらそのような家づくりが出来るのか日々試行錯誤をしております。その中で窓というパーツはとても重要な存在なのです。前段で申し上げた通り、室内の熱が外に逃げないようにするには高性能なサッシが必要なのです。しかし、そのサッシの寿命が30年も持たないとすれば、意味が無いのです。

現代の樹脂サッシの寿命が何年になったかは分かりません。しかし出来上がったサッシを見れば作り方は昔とあまり変わっていないように見えます。溶着技術が進歩して耐久年数が長くなったかもしれませんが、だからといって私は耐久年数が2倍以上になったとは思えないのです。そういう考えを持ちながらも樹脂サッシに取って代わる新商品が無い状態が10年以上続きました。そして2018年にとうとう私が待ち望んでいた新しいサッシが登場しました。LIXIL製「サーモスX」と言う高性能ハイブリッドサッシです。

ハイブリッドサッシと樹脂サッシ.JPG

このサッシは外がアルミ製で内が樹脂製のサッシです。ここまで聞くと「それってただのアルプラサッシじゃないの?」と思われる方も多くいらっしゃるかと思いますが、構造が全く違います。参考までに一般的なアルプラサッシの写真もご覧ください。

ハイブリッドサッシとアルプラサッシの構造.JPG

いかがでしょうか?外目で見たら同じようなサッシですが、内部構造は全く別物です。実際に性能値にも大きな差が有り、サーモスXは樹脂サッシに近い性能値になっております。数字だけで見れば樹脂サッシより少しだけ劣りますが、体感的にはその違いは感じないほど優れています。そして何よりも私が強調したい事はこのサッシの耐久性なのです。外にアルミを使う事で耐久年数が大幅に伸びるのです。アルミ製のサッシは昭和の時代から使い続けられ60年以上経過したモノでも現役で使われており、その耐久性能は既に立証されております。多くの住宅会社は「断熱性能の高さ」だけを追い求め、それだけをお客様に伝えます。しかし前段で紹介した剥離現象がもし起こった場合の事まで考えている会社は数少ないと思います。要はサッシを選ぶ際には断熱性能ももちろんですが耐久性能も高いモノ、つまりトータルバランスで優れた製品を選ぶ事が後悔しないポイントとなるのです。

金属製屋根を選んで後悔しないコツ

近年、頻繁に発生する大地震。日本はどこに住んでいても、そのリスクがある地震大国です。事実、世界中で起こるマグニチュード6.0以上の地震で見れば、日本だけで20%も占めているのです。地球儀で見ればホントに小さな島国で全世界の20%を占めると言うのは異常なほど多いと言わざるを得ません。昔から大地震は有りましたが、最近はほぼ毎年のように起きているように感じているのは私だけではないと思います。

2024年元日に起きた能登半島地震は最も記憶に新しい災害ですが、住宅の被災状況を見ると阪神淡路大震災の時と類似していると思います。いわゆる「頭でっかち」な造りで1階部分が押し潰され倒壊というパターンです。この場合、屋根材には瓦が使われているケースが殆どで、1階の外壁面には開口部が多く設けられ、耐震壁が少ないというのが特徴的かと考えます。阪神淡路大震災以降、この教訓を活かして「新築」の場合は耐力壁をバランス良く配置し、壁量計算もしっかり取る方向に変わってきましたが、既存住宅全体までには活かされていない事が今回の地震で改めて痛感させられました。

さて、前置きの話と金属製屋根の関係性ですが、これはとても重要な事として捉えて戴きたいと思います。地震で倒壊した家屋の屋根材は瓦と言いましたが、日本瓦の場合で1㎡当たりの重量は60kgになります。仮に間口8.19M×奥行8.19M=67.07㎡の総2階建て(延床面積約40坪)の家の屋根(4寸勾配)を瓦で葺いたとしましょう。屋根には軒の出も有るので、それぞれの出寸法を60cmとすると面積は8.79M×8.79M=77.26㎡になります。これに屋根の勾配係数1.077を掛けます。すると屋根の面積は83.21㎡になります。これに瓦の重量を掛けると83.21㎡×60kgで4,992.6kg、つまりおよそ5tの重量物が屋根の上に常時載っていることになります。例えて言うなら大人の像が一頭屋根の上に居座っているようなものなのです。

これに対してガルバリウム鋼板を始めとする金属製屋根の重量は1㎡当たり僅か6kgで、何と瓦屋根の1/10の重量しかないのです。この圧倒的な軽さは「頭でっかち」で重心がアンバランスな建物を飛躍的に重心バランスが向上された建物へと変え、地震が起きた際の被害を軽減してくれるのです。ガルバリウム鋼板が出てくる以前の金属製屋根はトタン屋根と呼ばれ、関西の方では「小屋の屋根材」と揶揄されてきました。ところが阪神淡路大震災以降は建物の軽量化が叫ばれ、雪の降らない地域でも金属製屋根が多く使われるようになった訳です。

私が住む秋田県横手市は豪雪地帯ですので、昔から屋根材は金属製一択でした。ただトタン屋根の時代と比較するとガルバリウム鋼板製の屋根の方が綺麗でデザイン性も良く、耐久性も高くなってきたと感じています。屋根の勾配や家の外観デザインで葺き方は変わりますが、基本的な部分は変わらないと思います。この基本的な部分というのが実は「後悔しないコツ」に当たりますので、よーく聞いてください。

多くの住宅会社が屋根葺きの際に当たり前のようにやっている間違った施工方法が二つあります。
①野地板(屋根板)に構造用合板を使用している
②下葺き材にアスファルトルーフィングを使用している

素人の方にはどこが間違っているかは分からないと思います。実は住宅会社さんでも理解していない所の方が圧倒的に多いのです。

まずは野地板に構造用合板を使用している件ですが、真夏の気温が30℃以上の場合に屋根材の表面温度は70℃を超えます。冬は秋田の場合、-5℃~-15℃まで下がります。瓦屋根の場合、瓦は屋根の下地材に直接触れる事は有りませんが、金属製屋根の場合は直に、しかもベッタリ触れます。つまり先程記載した温度が下地材に直接伝わるのです。構造用合板は7~9層の薄い板を接着剤で貼り合わせて出来た板です。構造用とは言え、悪く言えば生産方法はベニヤ板と同じです。夏と冬で気温差が80℃以上も違う環境が何十年も続くとやがて接着剤が劣化し、剥離してくるのです。これを防ぐには野地板に無垢の杉バラ板を張るのが一番効果的です。特段杉材に限定はしませんが、無垢のバラ板を使う事をお勧めします。そうすることで剥離の問題は解消され、耐久年数も大幅に伸びます。

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次に下葺きに使うアスファルトルーフィングですが、これを問題にしている住宅会社は①より稀だと思います。ただ構造用合板以上に屋根材の熱がダイレクトに伝わる部位ですので、より過酷な環境下にある訳です。私がここで問題視にしているのは下葺き材の主原料であるアスファルトです。アスファルトルーフィングは昔のアスファルトフェルトに比べれば遥かに耐久性は良くなりましたが、主材は変わっていません。アスファルトの最大の欠点は高熱による『油分の気化』です。つまり高温にさらされるとルーフィングからどんどん油分が抜けていき、やがてルーフィング材は紙状態となって防水性能が失われていくというリスクです。このリスクを避ける為、弊社ではファイバー製4層構造のルーフィング材を使用しております。この材料はアメリカ製で本国では40年保証がされている優れものです。国外である日本ではメーカー保証の対象にはなっていませんが、いずれこのような材料が日本でもスタンダードになってくると思います。

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ささきの木

これは誠心住工房フォレストが発信するYouTubeのタイトル名です。動画の内容は主に
「雪国に適した家づくり」となっていますが、部分的には雪の降らない地域でも役に立
つ内容も含まれているので是非多くの人に見て戴きたいと思います。

申し遅れました。私は誠心住工房フォレスト代表の佐々木利幸と申します。初めに簡単
では有りますが、私の経歴を紹介させて戴きます。

昭和59年秋田県立横手工業高校建築科を卒業後、同年渋谷に本社が有るT急ホームへ
入社。平成元年にM菱地所ホームへ移籍。平成2年にN村不動産に移籍し、約8年半東
京の大手ハウスメーカーで現場監督を経験してきました。平成4年9月に帰郷し、秋田
市のMワールドへ入社、平成19年にMの家に移籍し、この間設計業務、パネル工場の
工場長や商品企画開発業務などを経験してきました。サラリーマン人生最期の会社とし
てS友不動産の新築●っくりさんに入社し、約3年半住宅リフォーム業の営業、設計、
工事管理を経験して参りました。

平成27年4月に株式会社フォレストを設立し、木造住宅の新築とリフォームの設計・
工事請負を主たる業務として現在に至っております。住宅業界に入って丸40年になり
ますが、これまで培ってきた知識や経験を元に、これから住宅を建てられるお客様へ有
意義な情報提供をして参りたいと思っております。

さて建築業界はここ数年激動な時期を迎えています。きっかけはウッドショックですが、
コロナウイルスの世界的感染とロシアのウクライナ侵攻が拍車を掛けました。ようやく
コロナが収まりつつ有りますが、いま日本では数十年ぶりのインフレと記録的な円安で
全ての商品が高騰しています。もちろん住宅価格も例外では有りません。ウッドショッ
ク発生後から毎月のように値上がりして昨年で一旦落ち着いた感がありましたが、止ま
ぬインフレと円安が歯止めの効かない状況を引き起こしています。正直言ってウッドシ
ョックが始まった頃に住宅価格がここまで上がるとは誰も想像していなかったと思いま
す。ザックリですが、約3割は上がったのではないでしょうか?仮にウッドショック以
前に2,000万円で買えた住宅がいま買うと2,600万円もする訳ですから、これ
は尋常では有りません。私たちが手にする給料の伸び率も一律3割上がれば問題にはな
りませんが、世の中そんなに甘くは有りません。大手企業がこの春に大幅なベースアッ
プを行いましたが、国民の多くは中小企業の働き手です。日本国民が今の物価を普通と
感じるまでに、あとどのくらい時間が必要なのでしょうか?

さて話をウッドショック発生時に戻しますが、あの時にロシアからの木材輸入がストッ
プし、北米からの輸入も大幅に減り、丸太の価格は確かに上がりました。しかし、我々
に提示された木材価格の上昇率と丸太価格の上昇率には大きな乖離が有りました。
実は丸太価格の上昇率はそんなに大きくはなかったのです。まぁ言ってみれば他国の木
材事情を逆手に取って「いま上げないで、いつ上げるんだ!」という木材業界の仕掛け
た罠にはめられた訳です。その証拠にこの期の木材会社の決算は軒並み売上高大幅アッ
プで過去最高です。高値で今まで通りの数が売れれば当然ですが、問題は利益です。
何とこれも過去最高の利益を上げているのです。ウッドショックで原価が上がっている
のであれば、利益は例年と変わらないはずなのに過去最高で前年比大幅アップ!って
おかしくないですか?正にボロ儲けとはこの事です。

先述した通り、ウッドショックにコロナウイルスの世界的流行が拍車を掛け、木材のみ
ならず有りとあらゆる資材が一斉に値上がりしました。そしてその結果が現在の住宅価
格に反映されている訳です。が、それにしても高すぎると思いませんか?ほとんどの住
宅会社が坪単価80万円以上、高い処だと100万円の価格で売っています。弊社の計
算ではウッドショック前と後で約3割アップしたと考えております。仮に以前60万円
/坪で販売されていたとすれば現在の価格は78万円/坪です。ウッドショック以前の坪
単価60万円であればそれなりに品質の高い住宅が建てられました。弊社では何とか坪
単価80万円未満で良質な住宅をご提供できるよう企業努力しております。

YouTube「ささきの木」ではこれから家を建てようとする方にとって有意義な情報提供
して参ります。特に雪国にお住まいの方にとってはとても参考になる動画となるでしょ
う。また政府が提唱している「100年住宅」を建てたいと思われている方にも同様で
す。発信するまであともう少しです。是非ご期待ください。

ハウスラップは製造元が重要です!

「ハウスラップ」と言う言葉をご存知でしょうか?
これは建物が上棟し、外壁の耐力壁が完了した後、外壁下地に張られる防水シート
(一般的にホワイト色)を指します。外壁材が張られると見えなくなるため、施工の早
い現場だとハウスラップは10日ほどで見えなくなります。
このハウスラップは外からの雨の侵入を防ぎ、内部から出た湿気を外に排出する特殊な
機能を持っていて、別名「防水透湿シート」とも呼ばれます。このシートの元祖と言わ
れているのが米国のデュポン社が作った「タイベック」です。タイベックが日本中の現
場で使われ始めると日本の建材メーカーも追随し、同様の機能を持った商品を発売しま
した。価格がタイベックよりも安く、同じ機能を持つと言うと振れ込みで多くの住宅会
社が採用していきました。

ところがです。新築して15年後に外壁の張替え工事で既存の外壁材を剥がして見たと
ころ、とんでもない状況が発覚したのです。日本製の防水透湿シートは全体的に虫が食
べたような穴が点在し、表面はブサブサで劣化が著しかったのです。劣化状況から推察
するとおそらくこのシートは10年も経たないうちに防水性能を失ったと思われます。
もちろん透湿性能も同様に機能を果たしていなかったと思います。

リフォーム工事を数多く手がけるようになって分かってきたのが、「タイベック」と
「日本製防水透湿シート」の違い
です。タイベックは『20年保証』と謳っているよう
に、15年経過した家の外壁材を剥がしても劣化が見当たらないのです。新品の時は触
っても違いがよくわからない商品ですが、製造技術や素材の違いでこれほど耐久性に違
いが出るとは当時は分かりませんでした。

それ以降、FORESTでは「タイベック」を防水透湿シートの標準品としてきましたが、
2023年からは「白いタイベック」の販売が終了し、「タイベックシルバー」と言う
遮熱型防水透湿シートしか選べなくなってしまいました。価格も約2倍に跳ね上がりま
したが、遮熱性能が付加されたことで住宅の性能も上がると思い込んでおりました。

しかし残念なことが判明しました。シート表面に塗膜したシルバーの素材が遮熱効果
を発揮してくれると期待していましたが、それほどの効果は有りませんでした。遮熱シ
ートを耐力壁に直接張れば紫外線などは反射してくれていると思いますが、太陽の熱は
伝導で本体に伝わるのです。断熱材の種類によっては蓄熱するので夏になると夜に蓄熱
された熱が放射され、暑くて快適に眠れないのです。

そこでFORESTでは2024年より防水透湿シートを「タイベックシルバー」から「ウ
ェザーメイトプラス」と言う商品に切り替えました。「ウェザーメイトプラス」も「タ
イベック」と同じデュポン社製の商品で信頼性は抜群です。この「ウェザーメイトプラ
ス」は「タイベック」とは素材そのものが大きく異なりますが、防水透湿シートとして
の機能は「タイベック」以上に優れた商品です。

FORESTではハウスラップに遮熱機能は求めず、あくまで「防水透湿シート」の機能性
と耐久性を求める事としました。かと言って遮熱性を捨てた訳では有りません。遮熱
についてはまた改めて触れたいと思いますが、最後に一言だけ申し上げたいことが有り
ます。それはハウスラップにデュポン社製以外の商品を使ってはいけないと言うことで
す(デュポン社製のハウスラップと同等以上の性能を有する商品が有れば別ですが)。
ハウスラップの商品名までお客様に開示している住宅会社がどれだけ有るのか分か
りませんが、一般的にお客様はあまり関心を持たない部分です。ゆえに安価な商品を使
う会社も少なくないのです。お客様はついつい外壁材にだけ目が行ってしまいがちです
が、その下にある防水層が"安かろう悪かろう"商品ではいざ漏水が起こった際に大問
題へ発展し兼ねません。そうならない為にも「防水透湿シート」には信頼性の高いメー
カーのモノを使うようにしましょう!

家の土台にはシロアリの被害に遭わないものを!

「家づくり」において構造部分はとても重要です。でも一般的に住宅会社が示す耐震等
級や簡易的な説明だけで殆どのお客様はスルーされていきます。「住宅会社の営業マン
が大丈夫です!安心です!と言っているのだから大丈夫だろう。」とお思いかも知れま
せん。また、「構造って難しいし、基準さえクリアしていればOK!」みたいに安易な考
えでおられるお客様も少なくないと思います。

そういうお客様に対して、ここで真剣に言っておきたいことがあります。家づくりにお
いて「完成してからでは見えなくなる部分の造りこそ本当に重要なポイント」なのです。
構造材はもちろん、断熱材や防水材の施工状況などが、その最たるものです。

前回は構造材の中でも柱材についてお話をさせて戴きましたが、今回は土台に絞ってお
話をさせて戴きます。なぜ弊社がここにこだわるのか?それは真面目に『100年住宅』
を目指している
からです。まず日本の家の耐久年数は先進国の中でも最低の32年です。
イギリスで75年、アメリカでも44年くらいの耐久年数があるのです。35年の住宅
ローンが終わらないうちに「建て替え時期です」ってガッカリじゃないですか?

政府は随分前から「100年住宅構想」を発表しておりますが、100年持たせるには
どこに何を使えば良いかまでは示しておりません。つまり、どこに何を使うかは住宅会
社が各々で考え、最終的に100年持つ住宅を作りなさいという曖昧な指針な訳です。
では全ての住宅会社が本当に100年住宅を目指した家づくりを行っているかというと
案外そうではない会社の方が多いと感じます。「100年住宅」を看板にしたある大手
ハウスメーカーの会長さんが「100年も持ったら我々の商売が成り立たない。」と本
音発言をして世間から反発された事もあったように表と裏の考えを持つ会社も多いと思
います。

そこで手っ取り早く「100年住宅」を目指している会社かどうかを見分ける方法とし
てお勧めしているのが、構造材に何の木を使っているのかを調べることです。結論から
言うと「集成材」を構造材に使っている住宅会社は本気で「100年持つ住宅を造ろう」
とは考えていない会社
だと思います。なぜならば、集成材には絶対に欠かせない接着剤
の耐久年数が100年持つとは考えられない
からです。集成材が世の中に出たのは70
年くらい前のようですが、現在のように構造の主要部分全体に使われるようになったの
は25年くらい前からだと思います。と言うことは、まだ100年持ったという実績が
無いのです。この実績と言うのは非常に重要なのです。弊社が推奨する無垢の木は古く
は奈良の法隆寺など1300年も前に建てられ、現存し続けています。法隆寺は家では
ありませんが、日本最古の木造建築物です。これだけの年数を持ち続けられているのは、
本物の木を使っているからであり、建設地とほぼ同じ気候の場所で育った木を使ってい
たことが挙げられると思います。この条件を現代の家づくりに当てはめると「無垢の乾
燥材」を使用し、その木は秋田であれば秋田県あるいは隣県で採れた木であれば、同じ
ように長期に渡り住み続けられると考えられます。

では何の木を使ったら良いのか?ということですが、弊社では土台には「青森ヒバ」、
柱には「秋田スギ」
を採用しております。柱については前回お話しましたので割愛しま
す。土台は木部で最も地面に近い部位ですので、もしシロアリが基礎を登って来たら一
番初めに食べられます。ところがその土台がシロアリにとって害が有って食べられない
樹種だったらどうでしょう。当然シロアリは食べずに引き返す訳です。そうなんです、
正にその樹種こそが「青森ヒバ」なのです。防虫・抗菌・消臭・防腐効果を併せ持つこ
の木は土台に打って付け
なのです。逆に言えばこの「青森ヒバ」より土台に適した樹種
は無い
と考えます。桧も素晴らしいですが、シロアリが嫌う「ヒノキチオール」の含有
量が桧よりも多いのです。

仕事柄リフォームで腐った土台を見ることがよく有りますが、ここに集成材を使ってい
たらもっとひどい状態になったであろうと思います。強度が低く、耐蟻性ゼロの集成材
ならば尚のことです。土台は建物に掛かる荷重や自重を基礎に伝えるとても重要な構造
体です。そこがシロアリの食害や雨水による腐食で本来の機能を果たさなくなれば、家
は崩壊します。ゆえに土台に使われる樹種が何なのかと言う事は重大事項なのです。