新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

誠心住工房フォレストの佐々木でございます。

2020年の最初の日に当たり、ご挨拶をさせて戴きます。

弊社は今年4月で設立から丸7年となり、8年目の期を迎えます。これも一重に弊社へ工事をご依頼戴きましたお施主様方を始め、弊社を支えてくれた協力業者様方のお陰であります。「本当にありがとうございました。」この場を借りて心より感謝申し上げます。

弊社は2019年7月から主力商品を「リフォーム工事」から「注文住宅の新築工事」へと大きく舵を切り、2020年に2棟、2021年に3棟の新築工事を受注させて戴きました。2022年の今年は更に受注棟数を伸ばすつもりで頑張りたいと思っております。

しかし「注文住宅の新築工事」の受注は決して簡単な事ではありません。なぜならば、お客様にとって家は『一生に一度の大きな買い物』になるからです。ですから工事をどこに依頼するかは重要な選択になります。逆に我々住宅会社とっては選ばられる為の努力が求められます。何を持って選ばれるのかはそれぞれのお客様次第でありますが、弊社は社是である『至誠 天に通ず』の精神を忘れる事なくお客様と向き合っていきたいと思っております。

さて今年から弊社では『365にち裸足で暮らせる家』をキーワードにグレードを問わず注文住宅の新築工事は全て「蓄熱式全館床暖房」を標準装備としてお客様へご提案させて戴く方針であります。これは既に行ってきている事ではありますが、もっと多くのお客様方に知って貰えるよう、改めて発信していきたいと考えております。

私たちが住む秋田県南部は日本でも有数の豪雪地帯であります。特に横手盆地に位置する横手市は真夏の気温が東京並みの35℃となり、真冬の気温はマイナス15℃と北海道並みの寒さになる特異な気候を持つ地域です。そしてその寒さに関しては1年間の半分以上に渡って暖房を必要とします。暑い期間は2カ月程度ですが、寒い期間はその3倍にもなる訳です。よって冷暖房の重要度としては当然ながら暖房に重きを置かなければならないと考えます(もちろん暑さ対策の配慮も行います)。『365にち裸足で暮らせる家』を実現させるには真にどんな暖房工法にすれば良いのかが鍵であり、弊社の「蓄熱式全館床暖房」はその答えだと自負しております。

私は弊社にしか無い技術とアイディアで『お客様から喜んで戴ける家づくり』を今年も続けて参ります。

どうか本年もよろしくお願いいたします。

雪国で家を建てるなら『暖房と断熱材は何か?』は重要です!

私が住む横手市は秋田県の県南内陸部にあります。すぐ東側に奥羽山脈があり、日本海の湿った雪が2Mも降り積もる日本有数の豪雪地帯でもあります。最近は異常気象のせいか氷点下15℃くらいになる時もあるくらい寒い冬が3カ月以上続きます。冬場の日照時間も47都道府県で最も少ない県の一つです。では反対に夏は涼しいかと言うと横手盆地という場所に有る為、気温は東京並みに暑いのです。まぁ、暑さはあって2カ月程度ですが、寒さは10月から4月上旬くらいまでおよそ半年続きます。つまり1年の内半分は暖房が無いと快適な生活が出来ない地域に住んでいるという事になります。

さて、そんな横手市や大仙市、湯沢市、仙北市などがある秋田県南部で「これから家を建てよう!」とお考えの方にお伝えしたい事があります。表題にも書いてある通り家づくりにおいて『暖房』と『断熱材』はとても大事な要素であると言う事です。敢えて言うならば、特に断熱材と言うか『断熱性能』は最も重要な要素です。どんなに高性能な暖房機器を設置しても断熱性能が低ければ快適な暮らしは出来ません。反対に断熱性能が高い住宅は少ないエネルギーでも快適な暮らしが出来ます。極端に言えば断熱性能が極めて高い住宅は暖房無しでも寒くありません。しかし、そういう家はコストが高くなります。断熱材だけではなく開口部になる玄関ドアやサッシなども高断熱仕様のモノになりますから当然と言えば当然な訳です。

そこで考えなければならないのが予算との兼ね合いです。どんな家を造るにも必ず予算が有るはずですが、ここで考えて欲しいのが『暖房と断熱材』なのです。限られた予算の中でどういう選択をすれば快適な冬の暮らしを送れるかは『暖房』と『断熱材』をセットで考えなければならないのです。弊社では『雪国でも365にち裸足で暮らせる家』と言う考えをベースに家づくりをしております。365にち裸足で暮らせるようにするにはどうすれば良いのかを真剣に考えて作り出した答えがショールームにあります。ぜひ弊社が考え出した答えを見るのではなくご体感しに来てください。

1月のイベント情報をまもなくアップしますので、是非ご予約の上ご来場くださいませ。皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。

『ゆか暖の家』をご見学してみませんか?

こんにちは。

今週末の4日と5日に横手市朝倉町にて注文住宅の完成内覧会を開催致します。23坪という小さなお家ですが、見る価値が充分備わっております。
見どころの最大ポイントは弊社で最もローコストな住宅でありながら、『蓄熱式全館床暖房』が標準装備になっている点です。今回ご覧戴くお家は≪チャオ!≫ベーシックⅡという商品で、10月に開催した≪チャオ!≫ベーシックⅠから更にコストダウンした仕様になっております。しかしながらベーシックⅠと比較しても、たぶん一般の方には分からない位の出来栄えになっていると思います。(違いについては実際に建てられる方だけにお教えします。)

さて、題名にある『ゆか暖の家』とは弊社オリジナルの暖房工法『蓄熱式全館床暖房』が組み込まれたお家の事を指します。FFストーブより小さなボイラー1台で家全体を暖める事が出来ます。熱源は灯油です。「灯油」と聞くと多くの方は「光熱費がめちゃくちゃ高い!」と思いがちですが、それは違います。他の床暖房ではそうかも知れませんが、弊社の床暖房には『蓄熱式』という言葉が付いております。ここが他の床暖房と大きく異なる点であり、最大の違いとも言え、省エネ性も高いのです。

「どこの新築より暖かい!と断言出来るほど弊社の新築の快適性は群を抜いています。」と私は思っていますし、過去に弊社で建てられたお客様からも同様の評価を戴いております。でも、どんなに自画自賛の言葉を並べても何も伝わりません。この『ゆか暖』の良さは体感して戴かないと絶対に分かって貰えないでしょう。そしてご体感戴ける期間は年間で5カ月程度しかありません。今はご体感して戴くには絶好の時期であり、『ゆか暖』の本当の素晴らしさが理解出来る時期でもあるのです。どうかこの機会を逃す事なく内覧会へ是非お越しください!

『蓄熱式全館床暖房』は弊社ショールームでもご体感は可能ですが、実際に造られた注文住宅を見る事はとても貴重な体験になると思います。注文住宅ならではの個性が見れるからです。これから新築・建て替えをお考えの方には特にお薦めです。例えご自分の好みでない住宅であっても、そこで新しい発見や小さな発見があるかもしれません。それを期待して見ることも有りではないでしょうか。

YouTube動画を公開中です!

「誠心住工房フォレスト」では現在、YouTubeの動画を製作しており、1本目を公開しております。グーグルにて「横手市 注文住宅 おすすめ」で検索して貰うと見る事が出来ますので、お時間のある方やご興味のある方は是非ご覧ください。これから数を増やす予定ですので、ご期待ください!またこれらの動画は公開後すぐに弊社ホームページ内でも見れるようにしますので、まとめてご覧になりたい方はそちらでお楽しみください(ある程度の本数が揃ってくるのは10月頃の予定です)。

また、弊社の事務所も現在改装工事中です。こちらも秋にはショールームが完成する予定で、実物の「自然素材」を見て触れる事が出来ます。もちろん弊社の"伝家の宝刀"『蓄熱式全館床暖房』も完備しておりますので、寒い時期にはこちらもご体感する事が可能です。

コロナ禍がワクチン接種で徐々に収まって来るとは思いますが、正常な日常が戻るまでは感染対策を徹底した接客を心掛けて参る所存でございます。他社とは一味も二味も違う「誠心住工房フォレスト」の注文住宅を多くの方々に是非知って貰えるよう努力して参りますので、これからもよろしくお願い申し上げます。

日本の住宅建築に欠かせない技術②

前回の続きです。

住宅を建てる際には「安全性の目標」を考えなくてはならない事までお話をさせて戴きました。その目標を達成する手段として現在は様々な耐震技術が世の中に出てきておりますが、その代表的な構造を3種類ご紹介したいと思います。

一つ目は耐震構造です。
「耐震」とは、筋交いや面材、構造用金物によって強度を高めて、地震の力に耐える工法です。一般的に多くの住宅会社や工務店が採用している工法です。建築基準法では「関東大震災クラス」の地震に耐えられる強さを耐震等級1と定めており、耐震等級2や3で建てる事でより大きな地震に耐えられる住宅になります。注意点としては建物をガッチリと固定して強度を高めていますが、大きな地震を繰り返し何度も受ける事で固定部分に緩みが発生するケースがあり、それにより建物が傷んでしまう場合があります。

二つ目は制震構造です。
「制震」とは、エネルギー吸収体を住宅の耐力壁内に設置する事で建物の揺れを抑える工法です。ビルや橋にも採用されている揺れ防止技術で、住宅の場合は一般的にダンパー式の装置が1棟に6~8ヵ所程度設置されます。2階建ての住宅の場合は1階の壁面にしか設置しませんので2階の揺れ防止には有効的ですが、1階の揺れ防止にはあまり効果は期待出来ません。しかし、地震によるエネルギーを吸収することで建物へのダメージは抑えられますので、耐久性の観点から見れば採用する価値は充分あると言えます。

三つ目は免震構造です。
「免震」とは、ベアリングや積層ゴムを建物の下に設置し、免震層を介在させることによって地面の揺れから免れる工法です。つまり、「住宅は宙に浮いた状態で地面だけが動く」という地震対策としては理想的な工法です。が、意外な欠点もあるので採用をご検討されている方はご注意ください。その意外な欠点とは「ちょっとした強風が吹くと建物が揺れる」ということです。宙に浮いた状態なので、建物が地盤に固定されていない為に他の構造では有り得ない現象が起きるのです。また、価格の面においても免震構造は破格の金額になりますし、これを採用している住宅会社は大手ハウスメーカーでもわずかしかおりません。

以上が代表的な耐震構造の簡単な説明になります。

弊社の注文住宅≪樹の香≫シリーズでは「耐震×制震」の組み合わせを標準仕様としてご提供させて戴いております。弊社では、この組み合わせが最もコスパの高い耐震工法と考えております。ご興味のある方はぜひ弊社までお問い合わせくださいませ。

日本の住宅建築に欠かせない技術①

日本で住宅を建てる際に必ず考えないといけないこと
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それは『地震対策』です。

これは気候に関係なく、日本全土に言えることです。

「30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率予測地図」.jpg

上の地図は政府の地震調査委員会が公表した資料を基に「今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率」を示した予測地図です。

これを見ると北海道の根室・釧路地域と関東圏から四国までの太平洋側がほぼ100%に近い確率で震度6弱以上の地震が起こるように見受けられます。しかし、これは震度6弱以上の地震に視点を当てて作成されたもので、それに満たない震度5強以下は考慮されていません。実際に震度5強や5弱での地震でもかなりの被害が出る事は充分想定されます。ですから安易にこの予測地図だけを見て自分の住む地域は大丈夫などと思ってはいけません。
事実、熊本地震や中越地震などように予測地図では確率が比較的低い地域でも大地震で被害を受けている例があります。つまり、日本に住む限りはどこであろうが『地震対策』に万全を期すのは当然と考えるべきでしょう。

そこで実際に大地震が起こる事を想定して、これから新築工事を行う場合に建物はどうあるべきでしょうか?

『安全性の目標』として以下の考え方があると思います。

①「人命を守る」
 建物の崩壊・倒壊を防ぐ。家具などの転倒を防ぎ、火災の発生も防ぐ措置を取る。
②「財産・資産を守る」
 地震による損壊から個人・企業などが自ら保有する財産や資産を守る措置を取る。
③「生活機能を守る」
 地震によるライフライン機能の停止が起きても、必要最低限な生活が出来る設計にする。

上記の『安全性の目標』を達成するために現在では様々な耐震技術がありますが、今回はここで終了です。
次回はその代表的な工法をご紹介したいと思いますのでお楽しみに!

「家づくりの計画」は早めに行動する事が肝要!

いま「家づくり」をお考えの方の多くの方は金融機関からの融資を受けて建てられる場合が殆どだと思います。以前のブログで『今年の9月末日までに建築の請負契約を結ぶと4つのメリットが受けられる。』とご紹介させて戴きましたが、自分は来年建てる予定だから今慌てて計画を立てる必要は無いと考えられている方も多くいらっしゃると思っております。私はさまざまなお客様と計画を進めてきて色々と勉強をさせて戴きましたが、一つだけ共通して言える事を発見しました。それは思った通りのスケジュールで物事は進まないという事です。

いわゆる「不測の事態」と言うのが大なり小なり潜んでいて、それが思いのほか大きいとスケジュールそのものの変更を余儀なくされる場合もあるのです。「不測の事態」の内容は人それぞれですが、計画当初では分かっておらず物事を進めていく過程で出てくるケースが殆どです。これが計画の進行を妨げる要素となってくる訳ですが、この要素(問題)を解消させる為に思わぬ時間を労する場合があります。簡単なもので1~2週間、ちょっと長くなると1カ月、下手をすれば半年~1年と言うケースも有り得ます。

このような事態になってもしっかりと対応が取れるようにするには余裕が必要と思います。この場合の余裕と言うのは『時間』を指します。特に補助金や何か時限性のある優遇措置を受けたいとお考えならば尚更です。ギリギリのスケジュールを組んですんなり通ればOKですが、何かしらの問題が結構出てくるんですね、これが。その問題の大半はお施主様ご本人が知らなかった事が原因なのです。

例えば「親から貰った土地に家を建てようとして登記簿謄本を取ってみたら抵当権が付いていた。」なんて事はザラにあります。さらに問題なのは抵当権の中身です。それが設定されたのが明治や大正時代で抵当権者がもう存在しないケースもあります。また借りたものがお金ではなく、米や粟などの場合もあり、どうしたら良いのか司法書士の先生でもサジを投げるケースも稀にあるのです。

上記のように問題が顕在化しておらず、潜在したままの状態で計画を進めて行くと思わぬ『落とし穴』に陥る可能性があると言う事を知って戴きたく思います。何事にも共通して言える事だと思いますが、余裕を持った計画を立てる事で万が一の場合でも上手く乗り越えて行く事が出来ると思います。「家づくり」を考えていらっしゃる方にはなるべく早い行動を取って戴き、時間的に余裕のある計画を立てて貰えます事を切に希望致します。

大谷翔平選手とイチロー氏の共通点は「マルチ」

2021年のMLBは春から大谷選手の活躍で話題に事欠かない。「リアル二刀流」。これは言葉で言うほど簡単に出来る事ではない。現に多くのメジャーリーガーが大谷選手の活躍ぶりに驚愕しており、現地の記者らにも「信じられない。」と言わせる程の結果を残している。この活躍ぶりは2001年にイチロー選手がMLB1年目の時と実によく似ている。イチロー選手はピッチャーではなく外野手なので今で言う「二刀流」ではないが、パワー全盛期のMLBの中では大谷選手同様に異彩を放った存在であった。卓越したバットコントロールでヒットを量産。特に普通の選手ならOUTになる内野ゴロでも俊足を活かしてセーフとし、内野安打を量産。出塁をすれば2塁への盗塁、さらに3塁への盗塁で単打を長打並みの成果へと変えていった。そして最も特筆すべき点は彼の守備能力の高さである。中でも敵地アスレチックス戦でライトへ来た打球をキャッチし、3塁へ投じた球は3塁ベースに向かって地を這う光線の如く3塁手のグラブに入った。現地で実況担当者が「レーザービームのような返球!」と驚きの実況をしたのがきっかけで、以後イチロー選手の捕殺は「レーザービーム」と言う代名詞が付いた。当時「エリア51」と評された彼の守備範囲は鉄壁であり、相手チームが犠牲フライを打ってもランナーが進塁を躊躇する場面を良く目にしたものだ。

打って、守って、走る「走・攻・守」3拍子がどれもトップレベルで出来た選手はMLBでもそう多くはいない。イチロー選手はMLBで10年連続で200本安打を記録、通算安打数もMLBだけで3000安打を達成している真に元祖マルチプレーヤーなのである。

イチロー選手が引退したと同時に大谷選手がMLBへ入団と言うのも何か縁を感じるが、私が思うに彼らの共通点は「マルチプレーヤー」である事である。ピッチャーと外野手という違いはあるものの打撃だけが優れている訳ではなく、それ以外の部分についてもトップレベルの選手である点では共通していると思う。大谷選手のMLBでの活躍はまだ始まったばかりなので、これから長く活躍して貰う為にもケガだけには気を付けて欲しいと願う。引退した松井選手もケガで選手生命を全う出来なかった。その点においてもイチロー選手は凄いと言わざるを得ない。ケガらしいケガは私が覚えている限り2002年に一度軽いケガで1試合休んだくらいで、引退するまで大きなケガは一度も無いと記憶している。イチロー選手の筋トレはムキムキマンのような筋肉を付ける為のモノではなく、ケガをしない為にしなやかな筋肉を付ける事が目的の筋トレを行っていたようで、事実このトレーニングのおかげで長い選手生活を送れた訳である。

さて、話を無理やり住宅へとこじつけます(苦笑)。「家づくり」を考えている方々に知って戴きたい点があります。それは何か一つ、例えば「デザインが良いから」などと言う理由だけで「家づくり」を考えないで貰いたいという事です。多くのお施主様は35年という長期の住宅ローンを組んで住宅を建てられます。35年の返済が終わった時のあなたの年齢は何歳ですか?今は若くて何をするにも不自由はしないでしょう。でも人の人生はどうなるのか分かりません。もしかしたら明日には交通事故に遭って下半身不随で車イス生活を余儀なくされるかもしれません。運良く健康で長生きしてもいずれは年老いて不自由な身体になるかもしれません。高齢化がどんどん進み、更に障害も伴った場合の自分の生活を想像してみてください。そうなった時に今あなたが建てようと考えている住宅は快適に住める住環境になっていますか?

住宅はデザインだけが良ければ「良い家」ではありません。総合的な見地から見て快適で暮らしやすく、メンテナンス費用が抑えられた耐久性の高い住宅こそが本当に「良い家」なのです。つまり「マルチな要素」がしっかり取られているかどうかが重要なのです。それともう1点。「シンプル is ベスト」と言う言葉があります。これは「良い家づくり」でも当てはまります。高額な住設機器を付けたがるお客様がたまにいらっしゃいますが、どんな機器類でも必ず耐用年数と言うものがあります。半永久的に使える住設機器など存在しません。高額な住設機器を交換する時は同じく高額な交換費用が掛かる事も承知しておくことが必要です。

「オール電化住宅の深夜機器割引が終了」で感じた事

「旧オール電化住宅」の暖房設備はどうなるの?

先日「オール電化住宅」にお住まいのあるお客様から「深夜割引がなくなるから来シーズンの冬から暖房機が使えなくなる。どうしたらいい?」とのお問い合わせを戴きました。私はてっきり深夜料金プランがなくなるのかと思ったのですが、実際に調べてみると「深夜機器割引」だけが令和3年4月をもって終了になると言う事でした。これは深夜に電気を使う機器(エコキュート、蓄熱式暖房機、電気温水器、etc)を導入された「オール電化住宅」のお客様が受けられる特別割引みたいなもので、これがあればこそ「オール電化住宅」が爆発的に普及したとも言えると思います。逆を言えば、それが魅力的で「オール電化住宅」にしたというお客様は少なくないと思います。

元々オール電化住宅は「原子力発電所(原発)ありき」が前提でスタートした商品だと弊社は捉えています。原発は止める事の出来ない発電所で24時間休まず電気を作り続けます。いくら原発が深夜に電気を作り出しても一般的に深夜、電気を使う所は限られております。そこで考えられたのが「オール電化住宅」です。深夜料金として破格の電気代を提示した「オール電化住宅」はあっという間に日本の住宅業界の主役になりました。あの3.11の震災が来る前までは。しかし福島の原発事故で状況は一変しました。それまで毎日のように「オール電化住宅」や「スポット電化住宅」がTVCMで流れていたのが、原発事故以降は一度も流れなくなりました。それまでの原発で作り出されていた余剰電力を送る事が出来なくなった訳ですから当然です。以前のブログでも書きましたが、現在の電力は8割方火力発電所に依存されています。化石燃料を燃やして電気を作る発電所に余剰電力など有るはずもなく、いつかはこういう事態が起こる事はある程度予想はしていました。

しかしながら、これまで深夜電気を利用して暖を取っていた住人にとっては経済的に大きな痛手である事に間違いはありません。蓄熱式暖房機やエコキュートなどの機器類は今まで通りに使えたとしても、問題は月々の電気代です。どれくらい上がるのかちょっと想像が付きませんが、そもそも論として「オール電化住宅」を建てる際に東北電力とどのような契約書を交わしていたかが注目点になると思います。原発事故の発生は予測していなかったとしても、「このような事態になった場合には割引が終了します。」と言う文言が有るかどうかです。もし、有るとすれば受け入れるしかないと思いますが、無いとすれば話は大きく変わって来ると思います。蓄熱式暖房機は家電製品ではありません。住宅に組み込まれた住設機器です。住設機器の選択肢は多岐に渡りますが、多くのお施主様は「深夜電気料金体系と深夜機器割引」で起こる電気代の安さが魅力で「オール電化住宅」を建てられたはずです。それが電力会社の都合で一方的に割引終了となったとすれば考えものです。なぜならば住設機器の交換は簡単ではないからです。出来ない訳ではありませんが、多額な費用が掛かります。

この「深夜機器割引の終了」についてネットで検索しても「原発」の「げ」の字も出てきません。つまり電力側では「原発停止が原因で割引が終了」とは一言も言っていない訳です。ですから、この記事は私個人の見解(独り言)としてお読みください。また今回の「深夜機器割引の終了」でどうすれば良いのかお困りの方はぜひ弊社へご相談ください。フォレストの『秘策』をご提案させて戴きます。

融雪も行なえる床暖房システム

ようやく横手市にも春が到来しました。それにしても今年の大雪には本当に泣かされました。そのせいかこれほど春の到来を待ち遠しく思ったのは私だけでは無いと思います。

さて、本日は弊社がお薦めしている住宅の雪対策方法の一つをご紹介したいと思います。誠心住工房フォレストのオリジナル床暖房「EcoDAS」はボイラー1台で約80~100坪の住宅を暖める事が可能です。しかし、一般的な住宅の床面積は30~40坪くらいが殆どです。つまり、弊社が採用しているボイラーには大きな余力がある訳です。この話を聞くと「だったらもっと小さなボイラーを使えばいいんじゃないの?」と思われる方は少なくないでしょう。実際に小さなボイラーは存在します。でも使えない事情が有るのです。弊社の床暖房システムとボイラーには相性というものがあって、弊社が選んだ機種以外のボイラーを使用すると効率良く働いてくれません。これは灯油の消費量(燃費)にも直結すると共に家の中の快適性に影響してくる訳ですから、単純に家が小さいからボイラーも小さなモノにとはいかないのです。

けれども、それだけの余力が有ると知っていて利用しないのはもったいないと思いませんか?

そこで弊社は「床暖房用のボイラー1台で融雪もやっちゃおう!」と考え、まずはモデルハウス(私の自宅)で試験を行いました。結果は思った通りで充分融雪が可能という事でした。そして今年3月にお客様のご自宅で初めてその施工を行いました。それが次の写真です。施工箇所は玄関アプローチ+ポーチ、下屋と2階屋根の軒下部分2ヵ所、合計3ヵ所です。融雪工事写真2021.4.13.xlsx

正直に言って、ここに温水を回すと当然の事ながら灯油の消費量は増えます。これを「もったいない。」と思うか、「寒い中汗水流し、身体を酷使して除雪作業をやるよりマシ。」と考えるかは人それぞれです。ここに正解は有りません。

ただ弊社が申し上げたいのは単純に「余力が有るから融雪に。」と言う発想だけでこれを推奨しているのではなく、実は別の部分を重要視している事の方が大きいのです。それは『高齢化社会』と言う秋田県では最も深刻な問題です。若い時は力が有り余って自力で除雪作業も出来るでしょう。でも人は生きている限り必ず年を取り、老いて行きます。そうなった時に今年のような大雪が襲って来たらどうしますか?高齢者しか住んでいない家では誰かの助けが無いと身動きが取れなくなる恐れが有ります。少なくとも横手市や大仙市、湯沢市周辺に住む人たちは何かしら大雪に対する備えをしておく必要が有ると私は考えます。その一助として提案するのが融雪なのです。必ず融雪でなければならない訳ではありません。条件さえ合えば地下水を利用した消雪もお薦めです。

言いたい事は「いかに苦労せずして雪から住宅や車そして人を守るか。」なのです。雪の降らない地域の人には理解出来ない処もあるかと思いますが、私たちの住む地域に取って豪雪は死活問題になる場合もあるのです。家をこれから建てられる際には是非その事を頭の片隅に入れて計画を立てられるよう希望します。特に雪の降らない地域に本社を置く住宅会社で計画を立てられる際は要注意です。なぜなら豪雪地帯の住宅と雪が降らない地域の住宅では合い入れない部分が多分に有るからです。デザイン性の良さだけを求めて東京にある住宅を真似て作ったら必ず後悔します。デザインは確かに重要な要素の一つですが、必ず大雪が積もった時にどうなるかをぜひ想像してみてください。