サッシ選びで後悔しないポイント

家づくりにおいてサッシ選びはとても重要なポイントです。特に寒冷地においては尚更です。例えば床、壁、天井の断熱性能がとても優れた部屋に一つだけ窓を付けた場合、部屋の熱が逃げる部位は窓である可能性がもっとも高いと言えます。付けた窓が性能の高いサッシだとしてもです。つまり窓が無い家ほど断熱性能が高い家になる訳です。ですが通常住宅において窓の無い家は存在しません。なぜなら窓の無い住宅は確認申請が下りないからです。住宅を建てる場合、各部屋毎に採光量の計算が求められます。トイレや浴室などは窓が無くても通りますが、居室の場合は大なり小なり窓が必要になります。窓を付ける事で断熱性能が落ちることが分かっていても、建築基準法上窓は必ず付けなくてはならないのです。

上記のことから窓が住宅内の熱損失の最大要因であるならば、サッシは高性能なモノを選ぶべきと考えるのは当然で多くの住宅会社は樹脂サッシを奨めてくるでしょう。確かに樹脂サッシの熱損失量は他のサッシに比べると少なく、ある意味ベストな選択と言えるかもしれません。

でも弊社では敢えて樹脂サッシは選びません。その理由は『樹脂サッシの耐久年数に疑問がある』からです。この『耐久年数に疑問がある』とはどういう事か不思議に思われる方も多いと思います。そこで下記の写真をご覧いただきたいと思います。

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これは20数年前にリフォームを依頼されたお客様のお宅で撮った写真で、築27年を経過したサッシの状態です。小さくて分かりづらいかと思いますので解説させて戴きます。これは樹脂サッシのフレームの縦枠と横枠、そして開き窓の縦かまちと横框のジョイント部分が離れてしまい、4mm程の隙間が生じた写真です。樹脂サッシの特徴として部品と部品のジョイント部分が溶着による接合で製品が作られている事が挙げられます。この溶着とは高温で溶けた状態の時にそれぞれの部品を貼り合わせ、徐々に冷却しながら硬化させる接着方法です。

私はここの現場でこの樹脂サッシを見るまでは一度も樹脂サッシに疑念を持った事が無かったのですが、この日を境に考え方が大きく変わりました。確かに樹脂サッシほど断熱性能が高いサッシはありません。しかしながら「断熱性が高い」というだけで本当にこのサッシを選んで良いものでしょうか? 国は我々に100年持つ住宅を求めています。私もこの考えには賛成で、どうしたらそのような家づくりが出来るのか日々試行錯誤をしております。その中で窓というパーツはとても重要な存在なのです。前段で申し上げた通り、室内の熱が外に逃げないようにするには高性能なサッシが必要なのです。しかし、そのサッシの寿命が30年も持たないとすれば、意味が無いのです。

現代の樹脂サッシの寿命が何年になったかは分かりません。しかし出来上がったサッシを見れば作り方は昔とあまり変わっていないように見えます。溶着技術が進歩して耐久年数が長くなったかもしれませんが、だからといって私は耐久年数が2倍以上になったとは思えないのです。そういう考えを持ちながらも樹脂サッシに取って代わる新商品が無い状態が10年以上続きました。そして2018年にとうとう私が待ち望んでいた新しいサッシが登場しました。LIXIL製「サーモスX」と言う高性能ハイブリッドサッシです。

ハイブリッドサッシと樹脂サッシ.JPG

このサッシは外がアルミ製で内が樹脂製のサッシです。ここまで聞くと「それってただのアルプラサッシじゃないの?」と思われる方も多くいらっしゃるかと思いますが、構造が全く違います。参考までに一般的なアルプラサッシの写真もご覧ください。

ハイブリッドサッシとアルプラサッシの構造.JPG

いかがでしょうか?外目で見たら同じようなサッシですが、内部構造は全く別物です。実際に性能値にも大きな差が有り、サーモスXは樹脂サッシに近い性能値になっております。数字だけで見れば樹脂サッシより少しだけ劣りますが、体感的にはその違いは感じないほど優れています。そして何よりも私が強調したい事はこのサッシの耐久性なのです。外にアルミを使う事で耐久年数が大幅に伸びるのです。アルミ製のサッシは昭和の時代から使い続けられ60年以上経過したモノでも現役で使われており、その耐久性能は既に立証されております。多くの住宅会社は「断熱性能の高さ」だけを追い求め、それだけをお客様に伝えます。しかし前段で紹介した剥離現象がもし起こった場合の事まで考えている会社は数少ないと思います。要はサッシを選ぶ際には断熱性能ももちろんですが耐久性能も高いモノ、つまりトータルバランスで優れた製品を選ぶ事が後悔しないポイントとなるのです。

金属製屋根を選んで後悔しないコツ

近年、頻繁に発生する大地震。日本はどこに住んでいても、そのリスクがある地震大国です。事実、世界中で起こるマグニチュード6.0以上の地震で見れば、日本だけで20%も占めているのです。地球儀で見ればホントに小さな島国で全世界の20%を占めると言うのは異常なほど多いと言わざるを得ません。昔から大地震は有りましたが、最近はほぼ毎年のように起きているように感じているのは私だけではないと思います。

2024年元日に起きた能登半島地震は最も記憶に新しい災害ですが、住宅の被災状況を見ると阪神淡路大震災の時と類似していると思います。いわゆる「頭でっかち」な造りで1階部分が押し潰され倒壊というパターンです。この場合、屋根材には瓦が使われているケースが殆どで、1階の外壁面には開口部が多く設けられ、耐震壁が少ないというのが特徴的かと考えます。阪神淡路大震災以降、この教訓を活かして「新築」の場合は耐力壁をバランス良く配置し、壁量計算もしっかり取る方向に変わってきましたが、既存住宅全体までには活かされていない事が今回の地震で改めて痛感させられました。

さて、前置きの話と金属製屋根の関係性ですが、これはとても重要な事として捉えて戴きたいと思います。地震で倒壊した家屋の屋根材は瓦と言いましたが、日本瓦の場合で1㎡当たりの重量は60kgになります。仮に間口8.19M×奥行8.19M=67.07㎡の総2階建て(延床面積約40坪)の家の屋根(4寸勾配)を瓦で葺いたとしましょう。屋根には軒の出も有るので、それぞれの出寸法を60cmとすると面積は8.79M×8.79M=77.26㎡になります。これに屋根の勾配係数1.077を掛けます。すると屋根の面積は83.21㎡になります。これに瓦の重量を掛けると83.21㎡×60kgで4,992.6kg、つまりおよそ5tの重量物が屋根の上に常時載っていることになります。例えて言うなら大人の像が一頭屋根の上に居座っているようなものなのです。

これに対してガルバリウム鋼板を始めとする金属製屋根の重量は1㎡当たり僅か6kgで、何と瓦屋根の1/10の重量しかないのです。この圧倒的な軽さは「頭でっかち」で重心がアンバランスな建物を飛躍的に重心バランスが向上された建物へと変え、地震が起きた際の被害を軽減してくれるのです。ガルバリウム鋼板が出てくる以前の金属製屋根はトタン屋根と呼ばれ、関西の方では「小屋の屋根材」と揶揄されてきました。ところが阪神淡路大震災以降は建物の軽量化が叫ばれ、雪の降らない地域でも金属製屋根が多く使われるようになった訳です。

私が住む秋田県横手市は豪雪地帯ですので、昔から屋根材は金属製一択でした。ただトタン屋根の時代と比較するとガルバリウム鋼板製の屋根の方が綺麗でデザイン性も良く、耐久性も高くなってきたと感じています。屋根の勾配や家の外観デザインで葺き方は変わりますが、基本的な部分は変わらないと思います。この基本的な部分というのが実は「後悔しないコツ」に当たりますので、よーく聞いてください。

多くの住宅会社が屋根葺きの際に当たり前のようにやっている間違った施工方法が二つあります。
①野地板(屋根板)に構造用合板を使用している
②下葺き材にアスファルトルーフィングを使用している

素人の方にはどこが間違っているかは分からないと思います。実は住宅会社さんでも理解していない所の方が圧倒的に多いのです。

まずは野地板に構造用合板を使用している件ですが、真夏の気温が30℃以上の場合に屋根材の表面温度は70℃を超えます。冬は秋田の場合、-5℃~-15℃まで下がります。瓦屋根の場合、瓦は屋根の下地材に直接触れる事は有りませんが、金属製屋根の場合は直に、しかもベッタリ触れます。つまり先程記載した温度が下地材に直接伝わるのです。構造用合板は7~9層の薄い板を接着剤で貼り合わせて出来た板です。構造用とは言え、悪く言えば生産方法はベニヤ板と同じです。夏と冬で気温差が80℃以上も違う環境が何十年も続くとやがて接着剤が劣化し、剥離してくるのです。これを防ぐには野地板に無垢の杉バラ板を張るのが一番効果的です。特段杉材に限定はしませんが、無垢のバラ板を使う事をお勧めします。そうすることで剥離の問題は解消され、耐久年数も大幅に伸びます。

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次に下葺きに使うアスファルトルーフィングですが、これを問題にしている住宅会社は①より稀だと思います。ただ構造用合板以上に屋根材の熱がダイレクトに伝わる部位ですので、より過酷な環境下にある訳です。私がここで問題視にしているのは下葺き材の主原料であるアスファルトです。アスファルトルーフィングは昔のアスファルトフェルトに比べれば遥かに耐久性は良くなりましたが、主材は変わっていません。アスファルトの最大の欠点は高熱による『油分の気化』です。つまり高温にさらされるとルーフィングからどんどん油分が抜けていき、やがてルーフィング材は紙状態となって防水性能が失われていくというリスクです。このリスクを避ける為、弊社ではファイバー製4層構造のルーフィング材を使用しております。この材料はアメリカ製で本国では40年保証がされている優れものです。国外である日本ではメーカー保証の対象にはなっていませんが、いずれこのような材料が日本でもスタンダードになってくると思います。

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ささきの木

これは誠心住工房フォレストが発信するYouTubeのタイトル名です。動画の内容は主に
「雪国に適した家づくり」となっていますが、部分的には雪の降らない地域でも役に立
つ内容も含まれているので是非多くの人に見て戴きたいと思います。

申し遅れました。私は誠心住工房フォレスト代表の佐々木利幸と申します。初めに簡単
では有りますが、私の経歴を紹介させて戴きます。

昭和59年秋田県立横手工業高校建築科を卒業後、同年渋谷に本社が有るT急ホームへ
入社。平成元年にM菱地所ホームへ移籍。平成2年にN村不動産に移籍し、約8年半東
京の大手ハウスメーカーで現場監督を経験してきました。平成4年9月に帰郷し、秋田
市のMワールドへ入社、平成19年にMの家に移籍し、この間設計業務、パネル工場の
工場長や商品企画開発業務などを経験してきました。サラリーマン人生最期の会社とし
てS友不動産の新築●っくりさんに入社し、約3年半住宅リフォーム業の営業、設計、
工事管理を経験して参りました。

平成27年4月に株式会社フォレストを設立し、木造住宅の新築とリフォームの設計・
工事請負を主たる業務として現在に至っております。住宅業界に入って丸40年になり
ますが、これまで培ってきた知識や経験を元に、これから住宅を建てられるお客様へ有
意義な情報提供をして参りたいと思っております。

さて建築業界はここ数年激動な時期を迎えています。きっかけはウッドショックですが、
コロナウイルスの世界的感染とロシアのウクライナ侵攻が拍車を掛けました。ようやく
コロナが収まりつつ有りますが、いま日本では数十年ぶりのインフレと記録的な円安で
全ての商品が高騰しています。もちろん住宅価格も例外では有りません。ウッドショッ
ク発生後から毎月のように値上がりして昨年で一旦落ち着いた感がありましたが、止ま
ぬインフレと円安が歯止めの効かない状況を引き起こしています。正直言ってウッドシ
ョックが始まった頃に住宅価格がここまで上がるとは誰も想像していなかったと思いま
す。ザックリですが、約3割は上がったのではないでしょうか?仮にウッドショック以
前に2,000万円で買えた住宅がいま買うと2,600万円もする訳ですから、これ
は尋常では有りません。私たちが手にする給料の伸び率も一律3割上がれば問題にはな
りませんが、世の中そんなに甘くは有りません。大手企業がこの春に大幅なベースアッ
プを行いましたが、国民の多くは中小企業の働き手です。日本国民が今の物価を普通と
感じるまでに、あとどのくらい時間が必要なのでしょうか?

さて話をウッドショック発生時に戻しますが、あの時にロシアからの木材輸入がストッ
プし、北米からの輸入も大幅に減り、丸太の価格は確かに上がりました。しかし、我々
に提示された木材価格の上昇率と丸太価格の上昇率には大きな乖離が有りました。
実は丸太価格の上昇率はそんなに大きくはなかったのです。まぁ言ってみれば他国の木
材事情を逆手に取って「いま上げないで、いつ上げるんだ!」という木材業界の仕掛け
た罠にはめられた訳です。その証拠にこの期の木材会社の決算は軒並み売上高大幅アッ
プで過去最高です。高値で今まで通りの数が売れれば当然ですが、問題は利益です。
何とこれも過去最高の利益を上げているのです。ウッドショックで原価が上がっている
のであれば、利益は例年と変わらないはずなのに過去最高で前年比大幅アップ!って
おかしくないですか?正にボロ儲けとはこの事です。

先述した通り、ウッドショックにコロナウイルスの世界的流行が拍車を掛け、木材のみ
ならず有りとあらゆる資材が一斉に値上がりしました。そしてその結果が現在の住宅価
格に反映されている訳です。が、それにしても高すぎると思いませんか?ほとんどの住
宅会社が坪単価80万円以上、高い処だと100万円の価格で売っています。弊社の計
算ではウッドショック前と後で約3割アップしたと考えております。仮に以前60万円
/坪で販売されていたとすれば現在の価格は78万円/坪です。ウッドショック以前の坪
単価60万円であればそれなりに品質の高い住宅が建てられました。弊社では何とか坪
単価80万円未満で良質な住宅をご提供できるよう企業努力しております。

YouTube「ささきの木」ではこれから家を建てようとする方にとって有意義な情報提供
して参ります。特に雪国にお住まいの方にとってはとても参考になる動画となるでしょ
う。また政府が提唱している「100年住宅」を建てたいと思われている方にも同様で
す。発信するまであともう少しです。是非ご期待ください。

ハウスラップは製造元が重要です!

「ハウスラップ」と言う言葉をご存知でしょうか?
これは建物が上棟し、外壁の耐力壁が完了した後、外壁下地に張られる防水シート
(一般的にホワイト色)を指します。外壁材が張られると見えなくなるため、施工の早
い現場だとハウスラップは10日ほどで見えなくなります。
このハウスラップは外からの雨の侵入を防ぎ、内部から出た湿気を外に排出する特殊な
機能を持っていて、別名「防水透湿シート」とも呼ばれます。このシートの元祖と言わ
れているのが米国のデュポン社が作った「タイベック」です。タイベックが日本中の現
場で使われ始めると日本の建材メーカーも追随し、同様の機能を持った商品を発売しま
した。価格がタイベックよりも安く、同じ機能を持つと言うと振れ込みで多くの住宅会
社が採用していきました。

ところがです。新築して15年後に外壁の張替え工事で既存の外壁材を剥がして見たと
ころ、とんでもない状況が発覚したのです。日本製の防水透湿シートは全体的に虫が食
べたような穴が点在し、表面はブサブサで劣化が著しかったのです。劣化状況から推察
するとおそらくこのシートは10年も経たないうちに防水性能を失ったと思われます。
もちろん透湿性能も同様に機能を果たしていなかったと思います。

リフォーム工事を数多く手がけるようになって分かってきたのが、「タイベック」と
「日本製防水透湿シート」の違い
です。タイベックは『20年保証』と謳っているよう
に、15年経過した家の外壁材を剥がしても劣化が見当たらないのです。新品の時は触
っても違いがよくわからない商品ですが、製造技術や素材の違いでこれほど耐久性に違
いが出るとは当時は分かりませんでした。

それ以降、FORESTでは「タイベック」を防水透湿シートの標準品としてきましたが、
2023年からは「白いタイベック」の販売が終了し、「タイベックシルバー」と言う
遮熱型防水透湿シートしか選べなくなってしまいました。価格も約2倍に跳ね上がりま
したが、遮熱性能が付加されたことで住宅の性能も上がると思い込んでおりました。

しかし残念なことが判明しました。シート表面に塗膜したシルバーの素材が遮熱効果
を発揮してくれると期待していましたが、それほどの効果は有りませんでした。遮熱シ
ートを耐力壁に直接張れば紫外線などは反射してくれていると思いますが、太陽の熱は
伝導で本体に伝わるのです。断熱材の種類によっては蓄熱するので夏になると夜に蓄熱
された熱が放射され、暑くて快適に眠れないのです。

そこでFORESTでは2024年より防水透湿シートを「タイベックシルバー」から「ウ
ェザーメイトプラス」と言う商品に切り替えました。「ウェザーメイトプラス」も「タ
イベック」と同じデュポン社製の商品で信頼性は抜群です。この「ウェザーメイトプラ
ス」は「タイベック」とは素材そのものが大きく異なりますが、防水透湿シートとして
の機能は「タイベック」以上に優れた商品です。

FORESTではハウスラップに遮熱機能は求めず、あくまで「防水透湿シート」の機能性
と耐久性を求める事としました。かと言って遮熱性を捨てた訳では有りません。遮熱
についてはまた改めて触れたいと思いますが、最後に一言だけ申し上げたいことが有り
ます。それはハウスラップにデュポン社製以外の商品を使ってはいけないと言うことで
す(デュポン社製のハウスラップと同等以上の性能を有する商品が有れば別ですが)。
ハウスラップの商品名までお客様に開示している住宅会社がどれだけ有るのか分か
りませんが、一般的にお客様はあまり関心を持たない部分です。ゆえに安価な商品を使
う会社も少なくないのです。お客様はついつい外壁材にだけ目が行ってしまいがちです
が、その下にある防水層が"安かろう悪かろう"商品ではいざ漏水が起こった際に大問
題へ発展し兼ねません。そうならない為にも「防水透湿シート」には信頼性の高いメー
カーのモノを使うようにしましょう!

秋田県民はなぜ秋田杉を使わないの

日本にはたくさんの種類の木がありますが、中でも『日本三大美林』と呼ばれる木が有るこ
とをご存知でしょうか?
①青森ヒバ
②秋田スギ
③木曽ヒノキ
これが『日本三大美林』と呼ばれる木の名前です。お気づきですか?三大美林の内二つも北
東北にある木が選ばれているのです。秋田スギは学名で「日本の隠れた財産」とも呼ばれて
いるのですが、秋田県民でもこの事を知っている人は殆どいないと思います。正確に言うと
これは「天然秋田杉」を指しているのですが、現在は天然秋田杉の伐採は制限されていて住
宅の構造材に使う事は難しい状況にあります。しかし、植樹された秋田杉にもそのDNAは
引き継がれている訳で、そういう木が身近に有りながら外国産の木を使って家を建てると
いうのは凄くもったいないと思うのは私だけでしょうか?

集成材全盛の昨今ですが、FORESTでは無垢の乾燥材に拘った家づくりをしております。
土台には『青森ヒバ』を、柱には『秋田スギ』を使い、地産地消にも貢献しております。が、
もっとお客様に知って戴きたい事があります。それは大手ハウスメーカーや有名工務店が構
造材として使っている集成材の多くは日本の気候に適さない木である
ことです。

代表的な木はホワイトウッドやスプルス、オウシュウアカマツなどですが、これらの木は北
海道よりも緯度が高く、寒い北欧や北米で育った木です。問題はこれらの木の強度と耐蟻性
です。
JAS規格で日本のヒバやスギ、ヒノキは「D1」という強度の高い木に分類されていますが、ホワイトウッドやスプルス、オウシュウアカマツは「D2」という強度の低い木に分類されています。この強度の低い木を接着剤で塗り固め、集成材として強度を高めているのでしょうが、接着剤の強度は年を追う毎に低下の一途を辿ります。

そして極めつけは「耐蟻性ゼロ」という点です。つまりシロアリに対して全く抵抗する成分を持っていない木ばかりなのです。なぜならば、これらの木が育った地域にはシロアリは生息していないからです。一方、北海道を除く日本の木はシロアリが生息する地で育ちます。ヒバやスギ、ヒノキにはシロアリが嫌う「ヒノキチオール」と言う成分が含まれているので、土台や柱など地面から近い部分に使用する構造材には打って付けの樹種なのです。

いかがでしょう。日本で木造住宅を建てるのであれば、日本で育った木を使うが一番なので
す。
そして秋田で家を建てる人はぜひ地元産の『秋田スギ』に着目して戴きたいと思います。
弊社では本気で「100年以上住み続けられる家づくり」を目指しています。それを実現す
るには構造材以外の点も考えなくてはなりませんが、今回は構造材に特化してお話をさせて
戴きます。

ぜひ、ハウスメーカーのホームページをよく見てください。そして構造材に何の樹種を使っ
ているかを確認してください。先程挙げた樹種の集成材を構造材に使用している住宅会社は
ホームページにそれを載せていないのがほとんどです。『強度が低い「D2」で、耐蟻性の
無い木を使っています!』なんて、お客様が知ったらドン引きですよね。だから敢えて触れ
ていません。触れて欲しくないからお客様の目線を他の部分に向けたいのです。

そして最後にお客様!
構造躯体とは住宅の骨格です。その部分に集成材を使って本当に良いかを真剣に考えてみて
ください。くどいようですが、接着剤の耐久年数が100年も持つと本当に思いますか?
奈良の法隆寺や薬師寺など1300年以上も前に建てられた社寺仏閣がいまだに現存する
のは良質な無垢の木を使っているからです。住宅に限らず「本物に勝る人工物など無い」と
私は考えます。

エコキュートのお掃除されてますか?

私はこれまで一度も『エコキュート』をお客様へ勧めたことがありません。理由は3
つありますが、今回はその中で一番疑問を感じていた一つ目に触れたいと思います。
その一つ目とは"衛生面"についてです。

エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプでお湯を作る室外機の組み合わせから成る
給湯機器ですが、一番疑問に感じるのが貯湯タンク内部の衛生状態でした。例えば「電
気ポットでも内部にカルキが付いたり、ヌメリが付いたりするのに、貯湯タンクには
そういうモノは付かないのだろうか?」という疑問を私はずっと持っていました。

そこで東北電力へ「エコキュートの貯湯タンク内は長く使用していて問題はないの
か?」と質問をしてみました。
数日後に東北電力から回答が来ましたので、お知ら
せします。

【東北電力の回答】(編集は一切ありません)
エコキュートの貯湯タンク内の衛生状態は、長期間使用している場合に注意が必要
です。
以下のポイントを把握し、適切なメンテナンスを行うことで、安全性を保つ
事ができます。
① 定期的な洗浄と除菌
 ・貯湯タンク内は温かく温度が高いため、雑菌やカビの半直が起こりやすいで
  す。
 ・定期的に貯湯タンクを洗浄し、除菌剤を使用して清潔に保ちましょう。
② 温度管理
 ・貯湯タンク内の温度を適切に管理することも重要です。
 ・高温で保管することで雑菌の繁殖を抑えることができます。
③ 水質管理
 ・貯湯タンクには水道水が入っているため、水質にも注意が必要です。
 ・水道水の含有物質や硬度によって、タンク内に石垢や汚れが発生することが
  あります。
 ・水質改善フィルターを使用するか、定期的な水質チェックを行いましょう。
④ 定期的な点検
 ・専門家による定期的な点検を受けることをお勧めします。
 ・タンク内の状態や配管の異常を確認し、必要に応じて修理や交換を行います。
⑤ 飲用は避ける
 ・貯湯タンク内のお湯は飲用を避けた方が良いです。
 ・飲用用途には別途浄水器を使用しましょう。

-以上-

いかがでしょうか?

エコキュートの貯湯タンク内を定期的に洗浄されている方って全体で何%おられる
のでしょうか?と言うか、洗浄をしなければならない事を知っているユーザーさん
って殆どいらっしゃらないかと思いますけど・・・。

新築工事やリフォーム工事が完了し、引き渡しの際に住宅会社からこのような説
明を受けていたとすれば、その会社は素晴らしいですね。ただ、東北電力が言
「定期的に貯湯タンクを洗浄し、除菌剤を使用して清潔に保ちましょう。」
てどうやるんですかね?その辺のやり方もきちんと説明しているのであれば、
本当に素晴らしい住宅会社だと思います。

私はYouTubeなどで「洗浄方法」を探しましたが、タンク内のお湯を入れ替
えをして給水フィルターの掃除をするくらいの動画しか見れませんでした。もし
これで「洗浄した!」と言うなら全く話にならないですね。また根本的にタンク
内の洗浄ってどうやるんですかね?除菌剤を使用したなら、それがちゃんとタンク
内から排泄できたかを確認しないと怖くてエコキュートから出るお湯は使えない
と思いませんか?と、まぁ一つ目の理由はこのようなものでした。

これだけ書いて「まだ勧めない理由が2つも有るんかい⁉」と呆れる方もおら
れると思いますが、有るんです!残りの2つは現場監督をしていた人間だから
こそ分かることで、一般の方はそういう状況にならないと分からないことです。

それでは次回、この続きをお話しさせて戴きます。ではまた、see you !

株式会社フォレスト 第9期に先立ち

おはようございます!

株式会社フォレストの佐々木でございます。

弊社は昨日第8期の決算日を終え、本日より第9期に入ります。第8期の期初は少々難儀する場面が有りましたが、5月以降から立ち直り、最終的には黒字で決算を終える事が出来る模様です。8期の特長としましては6期、7期で順調に伸ばしてきた注文住宅の新築工事が1棟も無かった事であります。これは私の営業努力が足りなかったのが一番の要因ですが、9期の新築工事を2棟、8期中に契約出来た事は再度新築工事の受注活動拡大に弾みが付いたと考えております。現在の見込みでは更に新築工事が1棟、リノベーション工事1棟の契約予定が有り、今後の伸び率にご期待戴きたく思う次第です。

さて、弊社は昨年『 SIMPLE NOTE 』と言う新商品を導入しました。しかしながら思った程の反響を得る事が出来ませんでした。思うに私自身が不安視した横手の雪事情をお客様も感じられたのではないかと思います。商品自体はとても合理的でお洒落なデザインです。これは雪の降らない地域または積雪量が少ない地域では問題は無いでしょう。しかし、我々の住む地域は2Mに達する積雪量を記録する豪雪地帯です。そこに軒の出無しで雪を落雪させる屋根のデザイン、お客様の不安を払拭させるには説明不足だったと痛感しております。そこで弊社が今期から発売する新商品が『 SIMPLE VITA 』と言う名の住宅です。これは『 SIMPLE NOTE 』の設計コンセプトを基に豪雪地帯に適したデザインに変えたフォレストのオリジナル商品です。近々『 SIMPLE VITA 』の商品説明並びに価格を弊社ホームページに掲載しますが、今後の注文住宅の中心的商品に育てるつもりでおります。

また、昨今の電気料金高騰で頭を悩ませているご家庭は少なくないかと思います。電気に限らずその他のエネルギーも同じく高騰して家計を圧迫している事でしょう。これは日本だけに限らず、世界全体が同じな訳ですが、取り分けエネルギー資源を殆ど持たない日本は一番苦しい立場にあるかと思います。では今後どうすればいいのかと言う事になる訳ですが、結論から申し上げますとエネルギーを出来るだけ必要としない高性能住宅の標準化が求められてくるでしょう。簡単に言えば今まで100のエネルギーを使わないと快適に暮らせなかった家から30のエネルギーで同等の快適性を持つ家に変えていくと言う事です。実はその実現はそんなに難しい事では有りません。お金が掛けられる余裕があれば誰でも出来ます。つまり、その実現の問題は建築コストのアップにあります。予算があまり掛けれないお客様にはハードルが高くなるのがネックで、あまり普及していないのが現実です。よって弊社はこの壁を乗り越えられる手立てを今期中に打ち出したいと思っております。

私事では有りますが、昨年の宅建士受験に合格して現在免許取得の準備を行っております。それが済めば宅建業者としての登録を行う予定です。つまり今期からは建設業だけではなく、不動産業も手掛ける会社へと変貌していきます。弊社が不動産業を行う事で『土地なし』のお客様にも土地の紹介、仲介が可能となり、更にはモデルハウスを兼ねた建売住宅の建設・販売も出来るようになります。このようにモデルハウスを手掛ける事で新商品の性能を自社でチェックし、その結果を注文住宅に反映させる事も出来ます。

多くのお客様は『家づくり』を考え始めた時にまずは有名なハウスメーカーのモデルハウスに行きがちです。私は以前ハウスメーカーに勤務しておりましたので裏事情も含めある程度知っておりますが、必ずしもハウスメーカーが弊社より格段に良いモノを作っているとは思っておりません。もちろん弊社が逆立ちしても敵わない技術を持っている部分も有りますが、一般注文住宅では負けない商品をご提供出来る自信はあります。特に雪国に特化した住宅となれば尚更です。弊社の良さを知って戴くには、まず建てた家を見て戴くのが一番です。しかしコロナ禍が続く現在ではかつてお建てになられたお客様の家を訪問するのはなかなか難しい状況にあります。そこで弊社事務所に併設させたショールームが生きてきます。いつでもお客様のご都合の付く時間に見学が可能です。ましてや弊社イチオシの全館床暖房は極寒の今こそ是非ご体感戴きたいものです。

弊社では使用する素材の長所・短所をなるべく多くお客様に説明するように心掛けております。それは住み始めてからのメンテナンス費用を抑える事に繋がるからです。家は建てる時に大きな金額を必要としますが、使い方や選び方を間違えると住宅ローンの支払い途中で大きな修理費を求められる事があります。それをいくらでも抑えるにはお客様自身の日頃のメンテナンスが重要な訳で、それは素材の特長を理解していないと正しいメンテナンスにはならないと考えております。家は建てたら終わりではありません。家は建てた後からが重要な事を是非知って戴きたいと思っております。

今年はリフォームがお得かも!?

昨年の春に起こったウッドショックを皮切りにあらゆる資材価格が暴騰し、今もなお高騰が止まらない。コロナ禍だけではなく、ロシアとウクライナの戦争が大きく影響を及ぼしている。特にロシアからの輸入品が入って来ないのが本当に痛い。日本の建築業界では国産の木材が山のようにあるにも関わらず、殆どの住宅会社が輸入品を使っている。理由は「価格が安い!」。ただそれだけだ。日本の国土で人間が暮らせる場所は3割しかないと言われている。他の大部分は山である。その山の麓には多くの森があり、多くの木々が育っている。自分達の住むそばにたくさんの木があるのに、活用されるのはわずかな量の木だ。しかも伐られる木は細い間伐材ばかりで、構造材として使える木はとても少ない上に高額だから、誰も買わない。遠い異国の地で育った木の方が運送コストを掛けても、国産よりはるかに安いという点もおかしな話である。どうせ伐採しても輸入材より安くはならないからと言って、林業から離れる人もいる。
「地産地消」という言葉が叫ばれて久しいが、これは「食」だけに留まらず、ぜひ「住」の方でも考えて戴きたい。とは言え、高額な国産材をお客様へ押し付ける訳にもいかないし、我々のような工務店がどうにか出来る問題でもない。これは国策としてやらなければならない課題だと私は思います。普通に考えても北米や北欧そしてロシアから来る木材と地元で伐採される木では輸送コストに大きな差が出てくる。他に行う作業は国産材だろうが輸入材だろうが同じ工程を踏んで製材される。運送コストが抑えられるにも関わらず国産材になると輸入材の価格の2倍や3倍にもなるというのはナゼなんだろうか?実に不思議な話である。日本は資源の無い国とよく言われるが、木材に関してはたくさん有るではないか。国の偉い人達はもう少しこちらの事も考えて戴きたい。

いまロシアからの輸入材がストップすると構造材はもちろん、合板も作れなくなる工場が出てくるだろう。原材料が無ければ製品は作れないし、むろん供給もストップしてしまう。昨年だけで住宅価格は二次曲線を描くように価格が上がったが、この戦争で更に価格が上がる事は確実であり、これは住宅購入者を始め住宅産業に関わる全ての人に大きなダメージを与えかねない出来事として危惧している。ここまで来ると、もはや企業だけで問題を解決する事など出来るはずも無く、国が何かしらの手を打たない限りは現状を打開出来ないと私は考えている。

さて、前置きが長過ぎましたが本題に入ります。上記の事を前提に考えると、これから家を建てる人で建て替えかリフォームかで迷われている場合はリフォーム工事の方がお得と私は考えます。一番の理由は資材の購入費が抑えられるからです。勿論どんな住宅でもリフォーム工事の方が適している訳ではありません。中には建て替えの方が良い場合も有り得ます。でも、リフォーム工事が対応可能な家であれば、こちらを選ぶ事も得策な選択肢だと言えます。
リフォーム工事の最大の魅力はあるモノを再利用して使い、全く異なるライフスタイルの家に変えること。資材価格が高値で維持して行くのが分かっている現状では最良かつお買い得な選択肢の一つだと思いませんか?
また集成材ではない無垢の木で造られた住宅の場合、その木の強度は腐っていない限り全く問題なく使えます。なぜならば無垢の木の強度は伐採してから200年もの間ずーっと強度が上がり、1000年かけてゆっくりと元の強度に戻るからです。つまり、築30年、40年の家はまだまだリフォーム工事の対象物として考える事が出来ると言う訳です。

二刀流工務店フォレスト!

今の世の中で『二刀流』と言えば誰もが「大谷翔平選手」と答えるでしょう。野球というスポーツで投手と打者という異なる分野で能力を発揮し、全世界でその才能は認められています。でも世の中には野球以外の事でも『二刀流』で名を上げている人達はたくさんいらっしゃると思います。私も有名ではありませんが『二刀流』の一人です。何の『二刀流』かと言うと住宅の新築とリフォームであります。一般的に住宅建築は新築工事もリフォーム工事も十把一絡げで見られる傾向がありますが、実際には全く違う分野になります。例えば長年ハウスメーカーで新築畑を歩いて来た人にはリフォーム工事は難しいと思います。なぜならば、リフォームをする住宅の造りは千差万別で、中を開いて見ないと対処方法が分かりません。一つのハウスメーカーで働いてきた人は自社の構造しか知らないケースが多く、どこの誰が建てたか分からない建物の構造はたぶん理解出来ないと思われます。要は幅広い経験値が足りない訳です。これは若い技術者にも当てはまります。新築工事は会社のマニュアル通りに設計すれば、経験値の少ない若い技術者にでも造れますが、リフォーム工事には幅広い経験値と知識が求められます。ゆえにこの分野で『二刀流』を名乗れる技術者はそれほど多くはいないと思います。

弊社は平成27年4月に開業した際にリフォーム工事を主に行ってきており、一昨年から新築工事も行うようになりました。昨年の春に起こったウッドショックを皮切りにあらゆる資材が高騰し、今年も戦争の影響で更に価格高騰が起こる可能性が出てきております。これから新築工事を検討される方は価格の再高騰が起こる前に契約をされる事をお薦めします。来年がどうなるかは誰にも分かりませんが、少なくとも価格が下がる要因は出てこないと言うのが大方の見解で私も同意見です。新築工事では大量の資材が必要となりますので、価格がいくらでも安い時に契約される事が得策かと思います。また、こういうご時世だからこそ新築工事ではなく、リフォーム工事がお得な選択肢になるのではという考え方もあります。リフォーム工事の規模にも寄りますが、普通に考えても新築工事よりも資材を多く使う事は無いはずです。なぜならリフォーム工事の最大の魅力は今あるモノを再利用出来る事だからです。この魅力を最大限活用すれば、今の世の中でも快適な住空間を低コストで造る事も可能です。どんな家でも可能とは断言は出来ませんが、一つの選択肢として考える価値はあると思います。

弊社のショールームは築58年の住宅をリフォームして造りました。初めて来られた方は新築したショールームだと思われるほど変わりますし、ここが築58年の家だと知ると驚かれます。このショールームは新築をお考えのお客様だけではなく、リフォームをご検討されているお客様にとっても参考になる場所です。3月までは床暖房の体感見学会を開催しておりますので、ぜひ遊びがてらお立ち寄りくださいませ。

雪国で家を建てるなら『暖房と断熱材は何か?』は重要です!

私が住む横手市は秋田県の県南内陸部にあります。すぐ東側に奥羽山脈があり、日本海の湿った雪が2Mも降り積もる日本有数の豪雪地帯でもあります。最近は異常気象のせいか氷点下15℃くらいになる時もあるくらい寒い冬が3カ月以上続きます。冬場の日照時間も47都道府県で最も少ない県の一つです。では反対に夏は涼しいかと言うと横手盆地という場所に有る為、気温は東京並みに暑いのです。まぁ、暑さはあって2カ月程度ですが、寒さは10月から4月上旬くらいまでおよそ半年続きます。つまり1年の内半分は暖房が無いと快適な生活が出来ない地域に住んでいるという事になります。

さて、そんな横手市や大仙市、湯沢市、仙北市などがある秋田県南部で「これから家を建てよう!」とお考えの方にお伝えしたい事があります。表題にも書いてある通り家づくりにおいて『暖房』と『断熱材』はとても大事な要素であると言う事です。敢えて言うならば、特に断熱材と言うか『断熱性能』は最も重要な要素です。どんなに高性能な暖房機器を設置しても断熱性能が低ければ快適な暮らしは出来ません。反対に断熱性能が高い住宅は少ないエネルギーでも快適な暮らしが出来ます。極端に言えば断熱性能が極めて高い住宅は暖房無しでも寒くありません。しかし、そういう家はコストが高くなります。断熱材だけではなく開口部になる玄関ドアやサッシなども高断熱仕様のモノになりますから当然と言えば当然な訳です。

そこで考えなければならないのが予算との兼ね合いです。どんな家を造るにも必ず予算が有るはずですが、ここで考えて欲しいのが『暖房と断熱材』なのです。限られた予算の中でどういう選択をすれば快適な冬の暮らしを送れるかは『暖房』と『断熱材』をセットで考えなければならないのです。弊社では『雪国でも365にち裸足で暮らせる家』と言う考えをベースに家づくりをしております。365にち裸足で暮らせるようにするにはどうすれば良いのかを真剣に考えて作り出した答えがショールームにあります。ぜひ弊社が考え出した答えを見るのではなくご体感しに来てください。

1月のイベント情報をまもなくアップしますので、是非ご予約の上ご来場くださいませ。皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。

「オール電化住宅の深夜機器割引が終了」で感じた事

「旧オール電化住宅」の暖房設備はどうなるの?

先日「オール電化住宅」にお住まいのあるお客様から「深夜割引がなくなるから来シーズンの冬から暖房機が使えなくなる。どうしたらいい?」とのお問い合わせを戴きました。私はてっきり深夜料金プランがなくなるのかと思ったのですが、実際に調べてみると「深夜機器割引」だけが令和3年4月をもって終了になると言う事でした。これは深夜に電気を使う機器(エコキュート、蓄熱式暖房機、電気温水器、etc)を導入された「オール電化住宅」のお客様が受けられる特別割引みたいなもので、これがあればこそ「オール電化住宅」が爆発的に普及したとも言えると思います。逆を言えば、それが魅力的で「オール電化住宅」にしたというお客様は少なくないと思います。

元々オール電化住宅は「原子力発電所(原発)ありき」が前提でスタートした商品だと弊社は捉えています。原発は止める事の出来ない発電所で24時間休まず電気を作り続けます。いくら原発が深夜に電気を作り出しても一般的に深夜、電気を使う所は限られております。そこで考えられたのが「オール電化住宅」です。深夜料金として破格の電気代を提示した「オール電化住宅」はあっという間に日本の住宅業界の主役になりました。あの3.11の震災が来る前までは。しかし福島の原発事故で状況は一変しました。それまで毎日のように「オール電化住宅」や「スポット電化住宅」がTVCMで流れていたのが、原発事故以降は一度も流れなくなりました。それまでの原発で作り出されていた余剰電力を送る事が出来なくなった訳ですから当然です。以前のブログでも書きましたが、現在の電力は8割方火力発電所に依存されています。化石燃料を燃やして電気を作る発電所に余剰電力など有るはずもなく、いつかはこういう事態が起こる事はある程度予想はしていました。

しかしながら、これまで深夜電気を利用して暖を取っていた住人にとっては経済的に大きな痛手である事に間違いはありません。蓄熱式暖房機やエコキュートなどの機器類は今まで通りに使えたとしても、問題は月々の電気代です。どれくらい上がるのかちょっと想像が付きませんが、そもそも論として「オール電化住宅」を建てる際に東北電力とどのような契約書を交わしていたかが注目点になると思います。原発事故の発生は予測していなかったとしても、「このような事態になった場合には割引が終了します。」と言う文言が有るかどうかです。もし、有るとすれば受け入れるしかないと思いますが、無いとすれば話は大きく変わって来ると思います。蓄熱式暖房機は家電製品ではありません。住宅に組み込まれた住設機器です。住設機器の選択肢は多岐に渡りますが、多くのお施主様は「深夜電気料金体系と深夜機器割引」で起こる電気代の安さが魅力で「オール電化住宅」を建てられたはずです。それが電力会社の都合で一方的に割引終了となったとすれば考えものです。なぜならば住設機器の交換は簡単ではないからです。出来ない訳ではありませんが、多額な費用が掛かります。

この「深夜機器割引の終了」についてネットで検索しても「原発」の「げ」の字も出てきません。つまり電力側では「原発停止が原因で割引が終了」とは一言も言っていない訳です。ですから、この記事は私個人の見解(独り言)としてお読みください。また今回の「深夜機器割引の終了」でどうすれば良いのかお困りの方はぜひ弊社へご相談ください。フォレストの『秘策』をご提案させて戴きます。

リフォームのお奨め

リフォームをするとフレッシュな気持ちに変わり、生活が楽しめます!

愛着はあるけど使い勝手の悪い家。愛着はあるけど冬はとても寒い家。愛着はあるけどあちらこちらに段差があって危険な家。愛着はあるけど無駄に広い家。愛着はあるけど暗い家。

このように、ご自分の家に愛着はあるものの何かしら不満を抱えていらっしゃる方も少なくありません。TVでお馴染みの「ビフォーアフター」のように全面リフォームが出来れば良いのですが、全部行う必要が無い場合もあります。そんな時は気になる所だけを工事する部分リフォームをお奨めします。

ご自宅の現状だけを見て、リフォーム後の姿が想像出来ないお客様はたくさんいらっしゃいます。建築のプロでないお客様ですから想像出来なくて当たり前なのですが、リフォームを行うことで毎日の気持ちが驚くほど変わります。

キッチンに最新のシステムキッチンを対面式に入れたりすることで、炊事中でも家族との会話が増えたり、流しの前に立つだけで気持ちがウキウキしてきて料理にも力が入ることでしょう。

また浴室と洗面所をリフォームすると冬場にお風呂に入る事が憂鬱だったことが嘘のようにバスタイムを満喫するようになるでしょう。トイレをリフォームすれば、これまでの寒い・汚い・臭いといったイメージが払拭され、快適かつ清潔感あふれる空間に変わります。これに断熱改修工事を行えば、間違いなくあなたのライフスタイルは大きく変わります。

ライフスタイルが変わることで、あなた自身あるいは家族の気持ちも驚くほど変わってきます。気持ちがリフレッシュされ、やる気が出ます。そして家族の笑顔が増えます。

誠心住工房フォレストではお客様からのご要望を伺って、最適なプランをご提案致します。まずは一度ご相談ください。


リフォーム工事の補助手続きもご安心を

現在、各自治体においてリフォーム工事への補助が手厚くなっております。工事内容によっては補助金対象外になる場合もありますが、新築工事と比較しても明らかにリフォーム工事の方が優遇されています。これら自治体からの補助金を受け取るには、請負業者がその県、またはその市町村に本社を置く会社でなければなりません。

地元のリフォーム工事は地元の気候風土をよく知る地元の建築会社にお任せください。各補助金の申請手続きも一緒に行わせて戴きます。

まるごとリフォームをお考えの方へ

あなたの家は本当にリフォームに適した家ですか?

私はかつて日本で売上高一番のリフォーム会社に在籍しておりました。皆さんもよくご存知の「新築○○○○さん」です。この会社は東京に本社を置く日本でも有名な不動産会社で大都市圏ではマンション販売やツーバイフォー工法による新築注文住宅も手掛けております。

「新築○○○○さん」は沖縄県を除く46都道府県に事業所を持ち、営業展開をしております。この部署はその名の通り新築そっくりにリフォームを行うのが仕事ですので、例えお客様から新築の依頼をされても受注は決して行いません。完全にリフォーム工事に特化した部署です。

リフォーム工事というものは既存の建物を利用して工事を行います。対して建替え工事は既存の建物を完全に解体し、更地にしてから新築していきますので、例えまるごとリフォームで建物全体を工事して新築同様に作り変えても中身は全く違います。築40年の建物はやはり築40年に変わりはありません。但し以前よりは快適で住み心地の良い家に生まれ変わっているのは確かですし、構造補強等も行われていますので構造体も強くなっています。

価格も建替えの総額に比べたら安く出来ますので、良い面もたくさんあります。特に既存の建物に愛着のある方にとっては、とても有り難い工事だと思います。

リフォーム工事の第一歩

さてそろそろ本題に入らせて戴きたいと思います。リフォーム工事は既存の建物を利用して行う工事であると先程申し上げました。ですから、リフォーム工事の第一歩は建物調査から始まります。工事を行う建物の状態を知らずして、工事はもちろん見積りなど出来るはずがありません。よく電話で問い合わせしてくるお客様でいきなり「坪いくらで出来る?」と聞かれることがありますが、建物を見ずして金額など答えられるはずがありません。ですから、「新築○○○○さん」が行っている建物調査というのは正しい進め方なのです。中には家の中を見られたくないということで、嫌がるお客様もいらっしゃいますが、それでは正確な見積書は出てきません。

ただ、ここで一つ大きな問題があります。これは「新築○○○○さん」だけでなく、リフォームを専門に行っている全ての会社に当てはまることだと思いますが、調査結果の報告内容です。どんな建物でも「リフォーム可能」と判定してしまうのです。お客様は素人ですからプロが調査した結果を鵜呑みにしてしまいます。しかし、私が過去に調査をした物件の中には明らかに建替えをした方がお客様の為になると思われる家が何件かありました。でもそれを言葉にすれば、これまでの苦労が水の泡。商談もそこで中止となるのは火を見るよりも明らかです。
ですから、お客様の為ではなく、担当者個人の為、あるいは会社の為に「リフォーム可能」と言ってしまうことがあるのです。


リフォーム工事の予備知識

今後、リフォームをご検討されるお客様に一つだけ予備知識を教えておきます。

昭和56年に「建築基準法の大改正」が行われました。この時を境に建物の耐震性は大きく変わりました。改正されたのが昭和56年ですので、その年の早い時期に完成した建物は旧基準で建てられた可能性があります。要は改正後に確認申請を取った建物かどうかということがポイントになります。必ずしもそれ以降に建てたから大丈夫とは断言は出来ませんが、一つの目安にはなります。

ではそれ以前の建物は「リフォーム不適格か」と言えば、必ずしもそうとは言い切れません。ただ、新基準以前の工法で建てられているのは確かですので、特に建物を支えている基礎の状態にはよくよく注意すべきでしょう。どのような補強をするのかをしっかりと調査した会社から聞くべきです。絶対に不安要素を残したままで「まるごとリフォーム」はするべきではありません。

さらに、担当者が本当に信頼出来る人かどうかを見極めることも重要です。建築に関する資格が何も無いのに、さも建築士の振りをして担当している人も少なくありません。名刺に一級建築士とか二級建築士と書かれている人は大丈夫ですが、チーフプランナーなどという肩書だけや、何も資格の表記が無い名刺を出す人が担当者になった場合は要注意です。必ず資格者かどうかを確認するようにしましょう。あの「新築○○○○さん」ですら無資格者が半分以上在籍しているのですから。


今の時代、大手ハウスメーカーや大手リフォーム会社はお客様の事は二の次でしか考えておりません。

一番は売上高を上げる事。「売上高●年連続日本一」などと言っている会社は特にその傾向が強いのです。有名な会社のバッジを付けた人だから、間違いは無いと思ったら大間違いです。

私はこういう体質の会社が嫌で独立を決心しました。我が誠心住工房フォレストは新築もリフォームも行います。お客様にとって何が一番良い提案なのかを真剣に考えます。どんな小さな事でも住宅に関わるご相談はどうか弊社にお問い合わせください。

屋根・外壁のリフォームサイン

常に雨・風・砂埃・日光などにさらされている屋根や外壁の劣化は避けることのできない問題ですが、リフォームを行うことによって住まいの寿命を長くすることはできます。

住まいの寿命を長くするためには、屋根や外壁のリフォームサインにいち早く気づくことが大切です。

光沢低下住まいを購入する際、屋根や外壁の色にもこだわったという方は少なくありません。
ところが、屋根や外壁はいつまでも購入当時と同じままではなく、住んでいくうちにだんだんと色褪せてしまいます。色褪せた状態は見た目も悪いですが、それだけではありません。

色褪せは、白亜化したことによって光沢が低下したことによるものですが、その白亜化の原因は塗膜表面の劣化にあるのです。
塗膜表面の劣化は住まいの老朽化を早めてしまうことに繋がります。

単なる色褪せと考えて対策をせずにいると、寿命を縮めてしまうことになりますので、色褪せたと感じた方は早いうちに業者へ相談することをおすすめします。

シーリング割れ外壁材とサッシの間、外壁材と外壁材の間に隙間ができないようにするために用いられているシーリングの状態でも屋根や外壁の塗り替えタイミングを知ることができます。

シーリングは劣化が進むと、痩せてしまったり硬化してしまったりして隙間ができてくるのです。これをシーリング割れと言います。隙間ができれば、ひび割れの時と同じように水が入り込み住まいを内側から腐らせてしまいます。シーリング割れを見つけたら早めに対策を取るように心掛けてください。

屋根や外壁だけではなく、住まいからのサインはいろいろな場所から出ております。これまであまり気にして見たことがなかったという方も、今後は常日頃からいろいろな場所をチェックするようにして、住まいからのサインを見逃さないようにすることが大切です。

秋田県横手市にある当社では、屋根や外壁、水回り(キッチン・浴室・トイレ)などのリフォームを行っております。
全面改装リフォームにも対応しておりますので、横手市や大仙市で住まいのリフォームをお考えの方はお気軽にお問い合わせください。

システムキッチンの魅力

水まわりリフォームは需要が高いですが、特にキッチンは依頼の多い箇所です。
様々な種類のキッチンがありますが、最近は「システムキッチン」が多く選ばれるようになっております。
これからマイホーム購入やキッチンリフォームを予定されている方の中には、「システムキッチン」にどのような魅力があるのか知りたいという方もいらっしゃるでしょう。

そもそもシステムキッチンとは?システムキッチンとは、収納・調理台・コンロなどの各種ユニットをパーツとして組み合わせ、継ぎ目なく一体となるように作られたキッチンのことを指します。

最近のシステムキッチンには、IHクッキングヒーターや食器洗浄乾燥機など、最新の便利な設備が組み込まれているものも多くあります。

デザイン性従来のセパレートキッチンだと、パーツごとにデザインが異なり統一性を持たせることは簡単ではありませんでした。
システムキッチンであれば、デザインに統一性を持たせることも容易にできるため、整った綺麗な印象のキッチンになります。
最近のデザインはとても洗練されていますので、いるだけでモチベーションが上がる空間となり、気持ちよく調理を行うことができます。

機能性調理をする際、「調理台がもう少し高かったら」「幅が狭くて2人並べない!」などといった不満を抱いたことはありませんか。

システムキッチンであれば調理台の高さや幅の寸法をお客様に合わせて調整することができるため、不満を抱くこともなくなって調理効率の向上を図ることにも繋がります。

また、自由にパーツを選ぶことができるので、予算や好みに応じてオプションを付けて機能性をアップさせることも可能です。

当社は、横手市や大仙市、湯沢市など近隣市町村などでリフォームを行っております。

キッチン・浴室・洗面所などの水まわりリフォームはもちろん、水まわりリフォーム以外にも外壁リフォームや増築・減築なども対応しております。
「ユニットバスにしたい」「そろそろボイラーが寿命かも」など工事の規模に関係なく、お気軽にお問い合わせください。

水まわりリフォームはまとめて依頼しよう

キッチンや洗面所、風呂場、トイレなどといった水まわりは使用頻度が高く、劣化も激しい場所です。
そのため、リフォームを検討中の方も多くいらっしゃいます。水まわりリフォームはまとめて行うことをおすすめします。

効率アップでコスト削減水まわりリフォームは決して安いものではありません。なるべく費用を抑えてリフォームを行うためにはどうしたら良いかとお悩みの方もいらっしゃることでしょう。

水まわりを部分ごとに何回かに分けてリフォームするより、まとめてリフォームすることで、効率をアップさせることができ、コスト削減にも繋がります。
リフォームには、床をはがしたり、壁を取り払ったり、足場を組んだりしなければならない場合があり、例えば、浴室と洗面所が隣接している場合ですと、別々の日程で作業を行うよりも一度にまとめて行った方が効率が良くなり、工事管理経費などのコストカットも期待できます。

水まわりの劣化というのは、それほど大きな差がないことが多いため、リフォーム費用を抑えたいという方は同時にリフォームをすることを検討してみてはいかがでしょうか。

生活への負担が少ないお風呂に入ったり、料理をしたり、トイレに入ったりと私たちは日頃から水を頻繁に使っています。

そのため、生活において水が使えないというのはとても不便に感じてしまうものです。また、不便というだけでなく、大きなストレスになってしまいます。
それぞれ異なる時期にリフォームを行うとなると、そういった不便さやストレスに何度も悩まされることになります。生活への支障や精神的な負担を軽くするといった面からも、まとめてリフォームを行うことは効率的です。

当社では、様々なリフォームを行っており、水まわりリフォームはもちろんのこと、エコキュートや太陽光発電を取り入れたオール電化リフォームやバリアフリーリフォームなどといったことにも対応いたしております。

リフォームのことなら当社へお任せください。
秋田県横手市のリフォーム業者ですが、大仙市や湯沢市など県南全域にお住まいの方からもご相談お待ちしております。

バリアフリーのメリット

今後ますます高齢化が進む日本では、街のバリアフリー環境を整えることが課題として挙げられています。
また、街だけに留まらず、住まいにおいてもバリアフリー化が推進されております。バリアフリーリフォームを検討中のご家庭も少なくありません。
そこでこちらでは、バリアフリーのメリットについてまとめてみました。

介護の負担を減らすことができる自宅で両親や祖父母の介護をしているという人は少なくありません。住み慣れている家であっても、介護をする前提で建てられていない場合には介護の負担が大きくなってしまうものです。

例えば、車椅子を使って移動をする場合にも段差があったり、幅が狭かったりすると不便です。スムーズに移動できないことはストレスとなってしまうのではないでしょうか。

段差というのは若い人や健康な人であればそれほど気にならないものですが、介護が必要な人や介護を行う側の人にとっては障害に過ぎません。そして、意識して家の中を見渡してみると、いたるところにそのような障害が存在しています。

介護というのは期間が決まっているわけではありません。いつまで続くか分からず、精神的にも肉体的にも大きな負担がかかるものです。介護の負担を減らすのにバリアフリーリフォームは最適です。

安全性が向上する段差を無くすことでつまずいて転ぶこともなくなります。
また、浴室やトイレ、廊下などに手すりを取り付けることによって移動や立ち上がるのが楽になったり、滑って転んでしまったりする危険性も回避することができます。

足腰が弱っているご高齢者はもちろんですが、赤ちゃんや小さなお子さん、妊婦さんにとっても安心ではないでしょうか。
家族全員にとってバリアフリーの環境は安全と言えるのです。

横手市にある当社では、バリアフリーリフォームを手掛けております。フローリング張替えや段差解消などといったことから、温度差によるヒートショックを防ぐための「温度バリアフリー(床暖房リフォーム)」にも対応しております。

また、歩行部分での手すり棒の取付やスロープ対応などのリフォームも行っておりますので、遠慮なくお申し付けくださいませ。

省エネ住宅の魅力

様々なライフスタイルがある住まいの中で、省エネ性に優れた住まいの人気が高まってきております。なぜ省エネ性が重視されるようになってきているのでしょうか。
こちらでは、省エネ住宅の魅力についてご紹介いたします。

環境に優しい私たちは毎日大量のエネルギーや資源を消費しながら生活を送っています。一人ひとりが暮らしの中で消費するエネルギーを減らし、地球温暖化の原因でもあるCO2の排出削減を心掛けることは、環境を守ることに繋がります。

太陽光発電はクリーンエネルギーの1つで、発電時にCO2を排出することがありません。

また、高性能な断熱材を用いることにより、夏は涼しく冬は暖かい空間を生み出すことができるため、冷暖房機器の使い方も自然とエコな使い方になります。
エネルギー資源は無限にあるものではありません。限りあるものだからこそ、一人ひとりが意識を高めて環境保護に取り組んでいきたいものです。

家計に優しいエネルギーは使えば使った分だけお金が掛かります。
「こまめに電気を消す」、「冷蔵庫はすぐに閉める」など日頃からなるべくエネルギーを使わないように努力されている方も多いのではないでしょうか。

省エネ性に優れた住まいであれば消費エネルギーを抑えることができ、月々の電気代も安くなります。
また、太陽光発電の場合、使わずに余ってしまった電力は電力会社が買い取ってくれますので、安くなるどころかプラスにもなります。

月々の電気代負担が軽くなったり、電力を売って家計がプラスになることで、外食をしたり旅行をしたりすることもでき、充実した人生を送ることにも繋がります。
これからリフォームを計画されている方は、環境に配慮した省エネ住宅を検討してみませんか。大規模なリフォームはもちろん、窓の断熱リフォームを行うだけでも快適な空間を手に入れることができます。

リフォーム業者によって対応できる工事内容にはバラつきがあります。大切な住まいは地域のことを知り尽くしたリフォーム業者に任せませんか。

秋田県横手市や大仙市など県南地区でリフォーム業者をお探しであれば当社へご相談ください。

太陽光発電リフォーム・断熱リフォーム・オール電化リフォーム・内装リフォーム・外壁リフォームなどに対応しており、お客様のライフスタイルに合ったリフォームをご提案いたします。

リフォームの工事前後で気をつけていただきたい点

愛着のある住宅を壊さず、より魅力的な生活空間に変えられることから、リフォームは人気となっています。こちらでは、生活をより良くするために、工事前後にお気をつけ頂きたいポイントが何点かございます。

工事前早めに工事を始めるためには、工事開始前から施主様のご協力が必要です。
施工方法や建築機械が進歩し、作業の効率化や作業時間の短縮が可能になりました。

しかし大規模で、工期の長期化が予想される場合には一時的にお引越しが必要になります。このとき、工事開始までの期間を短くするためにも、可能な限り早めに仮住まいをお探しいただきたく存じます。

また、施工がキッチンのみであったりして、仮住まいを探す必要がない場合は、作業開始の前に家具や荷物を他の部屋へ移していただき、作業場には作業に不要なものが無い状態になるようご協力ください。(弊社では大型家具の移動は現場サイドでも行いますが、家具内のモノについては施主様に片付けて頂いております。)

リフォームが始まると騒音やゴミなどが発生します。リフォームが終わった後のご近所付き合いのためにも、工事前にはお客様(施主様)もご近所の方へ挨拶されることをおすすめいたします。

工事中リフォームを成功させるためにも、お客様(施主様)のイメージを明確にお聞かせください。住みながらのリフォームを行う場合、工事の様子を毎日チェックしたり質問したりとコミュニケーションは取りやすいですが、仮住まいを利用する場合はなかなか顔を合わせられません。

意思の疎通が不十分なままではトラブルが起こる可能性もあり、このような状態では「言った、言わない」で両者の言い分が食い違うこともあり、大きなトラブルに発展してしまうこともあります。

仮住まいを利用する場合でも、工事が始まったら可能な限り現場に足をお運びいただき、どのような仕上がりにしたいのか、なるべく具体的にお伝えいただくことが大切です。(弊社では週一回のミーティングを行って施主様とのコミュニケーションを図っております。)

工事後リフォーム後は、お客様(施主様)と一緒に最終確認を行います。

リフォームは工事を終えて最終確認まで行うことが重要ですので、工事が終わったら業者と一緒にリフォームした部分を確認するようにしましょう。
確認が不十分なまま工事を完了させてしまうと、後々不具合が出た場合、それが完成前のものなのか、完成後のものなのか、分からないといったトラブルに発展してしまう可能性があります。

このようなトラブルを避けるためにも、工事終了後は一緒に細部まで確認しましょう。

秋田でリフォームをご依頼される際は、当社をご利用ください。秋田の気候や風土、文化に精通しているので、地域に合わせたリフォームをご提案いたします。
キッチンやトイレといった水回りをはじめ外壁や屋根、全面改装など、小規模から大規模まで対応しており、施工実績も豊富にあります。
リフォームに関するご相談やお見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

築年数で異なるリフォーム部分

住宅は年数を重ねてくるとあらゆる部分が劣化してきますので、快適な生活空間を保つためには定期的なメンテナンスと場合によってはリフォームが必要になります。
リフォームは時期を考える事が大切であり、リフォーム時期の目安として築年数が挙げられます。

こちらでは築年数によって異なるリフォーム部分をご紹介しています。

築10年で必要なリフォーム新築・建替えであればすぐに劣化するという事は少ないのですが、築年数が10年経過していると徐々に劣化が目立ってきます。

内装の部分ではクロスが変色したりはがれたりする事が多いので、築10年経過している場合はクロスの張り替え時期と考えましょう。

また、内装だけでなく外壁も劣化してくる時期であり、小さなひび割れが出てきます。外壁にひび割れが発生するとそこから水が浸入してきて内部を劣化させる原因に繋がりますので、外壁の塗り替えを検討する必要があります。

築10年から20年で必要なリフォーム築年数が10年以上経過しているとキッチンやユニットバス、トイレといった水まわりの劣化が目立ってきます。

キッチンやユニットバスの場合はサビや汚れが目立ち、トイレの場合は部品の劣化による水漏れが発生する事がありますので、築10年以上経過している場合は水まわりリフォームの検討が必要になります。

また、ボイラーなどの給湯設備は、築年数が10年以上経過していると故障する確率が高くなりますので、水まわりリフォームと一緒に取り替えを検討しましょう。

築20年以上で必要なリフォーム築年数が20年以上経過していると住宅の基礎部分や配管部分といった住宅内部(隠ぺい部分)の劣化が進行している可能性が高くなっておりますので、部分的なリフォームではなく全体的なリフォームが必要な時期と考えられます。

また、築20年以上経過していて過去に水まわりリフォームをしていない場合は劣化が更に進行している可能性が高くなっておりますので、大規模なリフォームが必要になる場合もあります。

そのため、築20年以上経過している場合は住宅全体のリフォームが必要かを診断してもらう必要があります。

当社は秋田県の横手市や大仙市を中心に県南部全域でリフォームを行っており、ライフスタイルに合わせたリフォームプランをご提案いたします。小規模から大規模のリフォームまで対応しています。

また浴室や洗面のリフォームをはじめ、増築やオール電化リフォームなども承っております。ご相談から工事完了までを建築士が一貫して行いますので、リフォームの際はぜひご利用ください。

水まわりリフォームでチェックするポイント

キッチンやお風呂場、またはトイレや洗面所といった水まわりは毎日使用する場所でもあるので、リフォームをして快適性を向上させたいと考える方は多くいらっしゃいます。

水まわりリフォームは場所によってチェックするポイントが変わってきますので、こちらでは水まわりリフォームでのチェックポイントをご紹介しています。

キッチンをリフォームする際のポイントキッチンは毎日の食事を作る場所ですので、お手入れが大変と感じる方は多いかと思います。キッチンを選ぶ際はお手入れがしやすい設計になっているか、汚れが付着しにくくなっているかをチェックしましょう。

またお手入れのしやすさだけでなくキッチンの収納力やキッチンの高さ、動線をチェックする事も大切であり、これらを考えてキッチンをリフォームする事で作業効率の向上が期待できます。

お風呂場をリフォームする際のポイントお風呂場は1日の疲れをリフレッシュしてくれる場所ですので、快適性をチェックする事はもちろん安全性をチェックする事も大切です。

お風呂場は転倒や脱衣所との温度差によるヒートショックが起こる可能性がありますので、お風呂場での転倒防止として滑りにくい床材を使用したり脱衣所とお風呂場の極端な温度差を防止するために暖房を設けたりする必要があります。

トイレをリフォームする際のポイントトイレは水まわりの中でも頻繁に使う事が多い場所ですので、空間の広さや収納スペース、お手入れのしやすさや機能性などチェックする部分がいくつもあります。

また利用頻度が多い事から水道代を占める割合も多いので、トイレを選ぶ際は節水機能があるかもチェックする事をおすすめいたします。

当社では小規模から大規模のリフォームを行っており、水まわりリフォームをはじめバリアフリーリフォームや外壁リフォーム、太陽光発電やエコキュートなどを取り入れたオール電化リフォームも承っております。

リフォームは秋田県の横手市や大仙市といった地域を中心に県南部全域で対応しており、リフォームプランのご相談から工事完了まで責任を持って行いますので、リフォームを検討されている方はぜひご相談ください。

リフォームで失敗しない計画の立て方

間取りや設備などにこだわって購入したマイホームでも、生活スタイルの変化によって不満を感じる事は珍しくありません。
そのような時にリフォームを検討されるかと思いますが、しっかりと計画を立てる必要があります。
事前に計画を立てないと理想とは違った仕上がりになる事がありますので、こちらではリフォーム計画を立てる時のポイントをご紹介しています。

現状の不満を考えるリフォームを検討されるという事は現状に不満を感じている事が多いかと思いますので、現状のどういった部分に不満があるのかを具体的に考える必要があります。

曖昧な理由でリフォームを行っても不満の根本を解決する事にはならないので、不満と感じる部分をどのように改善したいのかを明確にする事が大切です。

予算には余裕を持たせるお金を掛ければそれだけ快適な生活空間へと仕上げる事ができますが、予算が限られていると全てをリフォームする事は難しくなる場合もあります。
予算の範囲内を超えてリフォームを行ってしまうと普段の生活が苦しくなってしまいますので、これではリフォームした意味がなくなってしまいます。
またリフォームが始まると追加の工事が発生する事も珍しくありませんので、予算を決める際は余裕を持たせるようにしましょう。

家族の意見も参考にするリフォームは自分だけが快適に暮らせるように考えるのではなく、一緒に住む家族にも快適に暮らせるよう、計画を立てる必要があります。

個人で計画を立ててリフォームを実行してしまうと自分にとっては快適でも、家族にとっては不満に感じる事もあります。
そのため、リフォームを検討される際は家族全員で話し合いをして計画を進める必要があります。つまり、家族全員が一致した考えをもって取り組む事が求められるのです。

秋田県横手市にある当社では既存住宅のリフォームを行っており、キッチンやトイレといった水回りのリフォームはもちろん外壁のリフォームやバリアフリー化、増築などの大規模なリフォームにも対応しています。

また蓄熱式床暖房の施工も行っており、冬場でもフローリングが冷たくならないので雪国にお住まいの方におすすめです。
リフォームに関するご相談やお見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

「将来のライフステージを考えた家づくり」を

新築・建替えを建てる際に、将来のリフォームも同時にお考えになる方はあまりいらっしゃらないかと思います。
新築で建てた住まいも時代の変化によりライフステージが合わなくなってくる場合もあるでしょう。ご一緒にリフォームについても考えてみてはいかがでしょうか。
こちらでは「変わりゆくライフステージを見据えた家づくり」をご紹介しておりますので、ぜひご参考ください。

長く快適に住み続けるために年月が経つと家族も成長し、生活も変化していきます。子供の独立、夫婦二人だけの暮らし、二世帯同居など様々なライフステージの変化が起こります。そういった変化があると、次第に我が家が住みづらいと感じる事もあるでしょう。

新築当初は感じる事がなかった問題に直面したとき、それぞれのライフステージの変化に合った住まいにリフォームする事で、快適な暮らしを長く続けていく事が可能となります。20年後、30年後も大切な家族と快適に過ごせるような家づくりを真剣に考えてくれる建築士やリフォーム業者などにご相談してみてはいかがでしょうか?

将来リフォームができない事も新築・建替えを建てる際には、法律や条例をしっかり確認しておく必要があります。
将来リフォームで増築をしたいと思った時に、建築基準法や消防法等に引っかかってしまい、リフォームが出来ないという場合もあるのです。そうなってしまうと「ライフステージに合わせた家づくり」が出来なくなってしまいます。

新築・建替えを建てる際には、将来のライフステージを想定して「将来のリフォームに対応できる家づくり」をする事をお奨めします。

※世界中で日本ほど多様な住宅工法が溢れかえっている国はありません。全国規模で営業展開しているハウスメーカーの中にはオリジナル工法で家づくりを行っている会社もありますが、これらの工法は特殊で一般のリフォーム業者では対応出来ない場合がございます。

秋田県横手市にある誠心住工房フォレストでは、新築・建替えや建替え・リフォームに関しての設計・施工を行っております。
「雪国に適した家づくり』を目指し、雪下ろしを考慮した外観デザインや機能的な間取り、そして何よりも一年を通して快適な生活がおくれるように、窓1枚にまでこだわりお客様の為だけのアイディアをご提案させていただきます。
屋根・外壁・内装リフォームはもちろん、水廻りのリフォームや断熱リフォーム・床暖房・オール電化・太陽光発電などのリフォームも行っております。
ご相談から完成まで一担当者が責任を持って対応し、安心して暮らしていける住まいづくりをお約束いたします。
横手市はもとより大仙市や湯沢市など近隣市町村でも新築・建替えや建替え・リフォームをお考えの方は、ぜひ当社をご利用ください。