「べっぴんさん」②

「こだわりのモノづくり精神」に学ぶ

こんにちは。今回のブログは前回の続きになります。

前回、私がこの物語で大いに共感させられたのは決して揺らがない「こだわりのモノづくり」を貫く精神を持ち続けること。

赤ちゃんの肌着に使う素材選びや、それを縫製する技術など、全ての赤ちゃんが快適に感じる事を一番に考え作られていること、つまり使う立場に立ったモノづくりをしていることをお伝えしました。

そして「べっぴんさん」の「べっぴん」とは漢字で書くと「別品」となり、それは普通の商品では無く、特別な一品という意味があることもお伝えしました。

彼女達はベビー服を、弊社は住宅を作っています。モノづくりという点においては共通する面が多々ありますが、価格の面においては大きな違いがあります。

でも弊社では「キアリス」と同様に、あくまでも使う立場で素材選びをし、使う立場でモノづくりを行っております。
分かりやすくする為、一つ例を挙げてお話をしてみましょう。


住宅には何百万個と数えきれないほどのパーツ(部品)が使われ、それらが組み合わされて一軒の家となります。数えきれない部品の中で、そこに住むお客様が毎日一番多く身体に触れるパーツは何だと思いますか?

答えはフローリングです。

手には触れなくても、人が家の中を移動する為には床の上を歩かなければなりませんよね。

例えば、「このフローリングは何で作られているのかな?」なんて考えた事がありますか?ほとんどのハウスメーカーや工務店が使っているのが、合板フローリングです。弊社でも使っています。でも合板フローリングと一口に言っても色々な種類のフローリングがある事を知っているお客様は少ないと思います。

色々な種類と先に言いましたが、ここでは大きく二つに絞ってお話をしたいと思います。一つは表面に木目模様が付いた特殊シートが張られたフローリングです。

もう一つは本物の木を2~3mm程度の厚さでスライスしたものを表面に張ったフローリングです。ちなみに表面だけを見て、触ってみてもほとんど違いが分かりません。さて、あなたがお客様だとしたら二つの内どちらを選びますか?この段階では「う~ん、どっちが良いのか分からないなぁ。」ですよね。

では、次に二つのフローリングの特長をお話します。最初のフローリングは表面がとても硬く、キズがほとんど付きません。
しかし、裸足で歩いていると足の裏が痛くなってきます。二つ目のフローリングは表面が柔らかく、ちょっとした衝撃でもキズが付いてしまいます。
しかし、裸足で歩くと適度な柔らかさのおかげで足が痛くなることはありません。

ここまでの話を聞いて、どちらを選択しますか?

どちらを選ばれても、それはお客様の自由です。


ちなみに弊社で標準採用されているのは二つ目のフローリングです。

このフローリングにはキズが付きやすいというデメリットがありますが、敢えてこのフローリングにしております。なぜならば、このフローリングの表面に使われている素材は本物の木だからです。本物の木は柔らかく、人を包み込んでくれます。幼い子供が転んでも、そんなに痛くはありません。そして本物の木はキズが付いても剥がれることは無く、永く使用する事が出来ます。

一方、一つ目のフローリングのメリットはキズが付きにくいという事だけです。表面の特殊シートも耐久性が何年あるのか分かりません。子供がいたずらをしてナイフでキズを付ければ、そこからシートがめくれてくる可能性もあります。表面が硬いという点も気になります。幼い子供が転んで、頭を打ったら大変です。

このように見た目には分からないけれど、全く中身が違うフローリングが存在しているのです。たぶん多くの人は、内容を知れば二つ目のフローリングを選ばれると思います。では、なぜ一つ目のフローリングは存在するのでしょうか?

実はこれって、本当のお客様の為に作られたモノではないのです。むしろ施工する業者の為に作られたモノなのです。昨今のお客様の目は厳しく、ちょっとしたキズ一つでも大きなクレームに発展しまう事も少なくありません。特にフローリングのキズは致命的です。張替えなんて簡単に出来ません。なので、そのようなクレームが出ないように開発されたのが、一つ目のフローリングなのです。どちらが正解でどちらが不正解という事ではありません。

ただ、題名にある「べっぴんさん」の精神から言えば、やはり私は二つ目のフローリングを選択します。例えリスクがあっても、こちらをお客様にお奨めします。我々が行う工事は数ヵ月で終わりますが、お客様は完成した家にこれから何十年も住み続けます。そう考えると、やはり「本物の木で作られたフローリングの部屋で過ごして貰いたいなぁ。」と思う訳です。

今回はフローリングに着目して弊社の「こだわりのモノづくり」を紹介させて戴きました。

「べっぴんさん」①

「こだわりのモノづくり精神」に学ぶ

「べっぴんさん」、綺麗な女性の話ではありません(笑)。

今回はNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(2016年10月~2017年3月放送)について触れてみたいと思います。(現在、BSにて再放送中)
この物語の舞台は終戦後、焼け野原になった神戸。女学校時代の仲良し3人娘達が子供を抱えながらベビー服づくりを始め、「キアリス」というお店を作り、やがて日本でも有名なベビー用品店に成長していくというストーリーです。

私がこの物語で大いに共感させられたのは「こだわりのモノづくり」を貫く精神です。

赤ちゃんの肌着に使う素材選びや、それを縫製する技術など、全ての赤ちゃんが快適に感じる事を一番に考え作られているのです。そんな彼女達が作った製品を見た大手百貨店の社長夫人が旦那を通して、「キアリス」の百貨店出店を打診してきます。

ところが、出店の条件として縫製方法の簡略化を行い、価格の値下げを百貨店側が要求してきたのです。すると彼女達は悩みますが最終的に「そんな商品を作って売るなんて出来ない。」とあっさり出店を断ったのです。現在に例えるなら銀座の三越から出店を依頼されたのに断ったようなものです。彼女達の旦那さん達は皆呆れてしまいます。「こんな良い話をあーもあっさりと断るなんて。女性の考えている事は分からん。」と。

でも私は彼女達の決断は素晴らしい事だと思うんですね。

なかなか出来ないですよ。普通なら儲かるチャンスだと受け入れてしまいますよね。本来の「モノづくりの精神」を忘れてしまって。
私が素晴らしいと言ったのは一貫して「モノづくりの精神」を曲げない彼女達の心の強さです。人は儲かり始めると「創業の精神」を忘れてしまい、ついつい金儲けに走りがちになってしまいます。彼女達は金儲けよりも「お客からに本当に喜んで貰える商品を作りたい。」という気持ちの方が圧倒的に強いんですね。やがて彼女達の「こだわり」に負けて大手百貨店の方が条件を取り下げ出店することになり、少しずつ「キアリス」は売り上げを伸ばし、百貨店の顔となるまで成長します。

今回の題名である「べっぴんさん」の「べっぴん」とは漢字で書くと「別品」になります。普通の商品では無く、特別な一品という意味です。

彼女達はベビー服を、弊社は住宅を作っています。作るモノは違えども、弊社の「モノづくりの精神」もこのように有りたいと思います。

雪国横手に適した住宅とは

実はあまり将来の事や雪対策を考えていない住宅メーカーが多いんです

こんにちは。誠心住工房フォレストの佐々木です。

今日は雪国横手で失敗しない家づくりのポイントについて、お話をしたいと思います。

家を建てようとするお客様のほとんどは、まず初めに住宅雑誌を読んだり、モデルハウスを見て回ったりして自分の好みに合った家を探します。まだ夢の段階なので見ているだけで楽しい時だと思います。ただ、ここで注意しなくてはならないことが一つあります。それは雪が積もった時にどうなるのかを想像する事です。雑誌に出てくる住宅やモデルハウスは積雪のことなど考えないで作られたものがほとんどです。雪がほとんど積もることのない地域であれば、どんなデザインでも素材でも自由に選ぶ事が可能です。が、雪国の場合は積雪の事を考えた構造とデザインそして素材選びをしなければなりません。

昨今、若い世代の方に人気の箱型デザインの家。確かにカッコイイですよね。あるいは自然素材をふんだんに取り入れた健康志向の家。これも素敵ですよね。住宅会社さんはそれぞれ自社のセールスポイントを強調して商品をPRする訳ですが、それとお客様の考えが同じで価格も予算が合えば万々歳で契約となります。

しかし完成した後にクレームに見舞われる事態に陥るケースが後を絶たないという事実も多く存在します。それはなぜでしょう?
理由は複数あると思いますが、私が重要視しているのは次の3点です。

• 住宅会社が事前に使用されている素材のデメリットについて説明をしていない。
• お客様に対して完成後のメンテナンスの重要性をしっかりと説明していない。
• 立地条件に合った積雪対策がなされていない。


住宅を建てるという事はとてもお金の掛かる一大事業です。

多くのお客様は完成すれば終わりと考えられるようですが、実際は違います。年数が経てば必ず劣化症状が出てきます。当たり前の事ですが、家を建てたら半永久的にメンテナンスなしで暮らせるなどという事はあり得ないのです。話を元に戻しますが、いい事だけしか言わない住宅会社は要注意です。相手がデメリットやメンテナンスについて話をしないのであれば、こちらからドンドン質問しましょう。明確かつ納得のいく答えが聞けなければ、そこはやめた方がいいと思います。そして、雪対策についてどのような考えをもって対応してくれるのかも確認しておきましょう。ここをしっかりと押さえておかないと毎年冬になる度、泣くことになります。


最後にちょっと専門的な話をさせて戴きます。

住宅の価値をどこに見い出すかは人それぞれです。先に述べたデザインや使われる素材など人によって価値観は違います。従ってどれが正解かという事はありません。お客様が満足されれば、それはそれで正解なのです。では書く言う私はどこに価値を求めているのかと言いますと、目に見えなくなる部分の施工方法です。

これからの住宅は省エネが当たり前になっております。これを確実に行うには「住宅の高性能化」が必須になってまいります。この高性能化というのは住宅の躯体部分がどのように作られているのかという事に繋がるのですが、仕上がってしまうと確認することが難しいのです。

つまり、外目は同じように見える住宅でも、中身の造りが違うと全く住み心地の違う住宅になってしまうということです。


家一軒建てるのに例えローコスト住宅でも結構な金額は掛かります。

でも、そこで目先の金額だけで業者を決めてはいけません。家は建てた後にもお金が掛かるからです。工事金額を安く抑えても、性能の低い住宅を作ってしまえば、ランニングコストが毎月大きくのしかかってきます。さらにローコストメーカーは雪国に適した素材など使っておりません。従ってメンテナンス費用も予想以上に掛かってきます。毎月の住宅ローンに光熱費、これに固定資産税。さらにメンテナンス費用。高額な住宅を推奨する訳ではありませんが、その時に安く建てたとしても、その後に掛かる費用を計算してみると、実は高額で建てた家の方が一生に支払う金額が安かったという例も少なくありません。

(結論)家づくりは総合的な見地に立って考えなければならないというのが私の考えです。

• 高額・高級な家ではなく高性能な住宅を適正な価格で建てましょう。
• 高性能住宅で快適に且つランニングコストを抑えた生活をしましょう。
• 雪国に適した素材を選んで、メンテナンス費用があまり掛からない家づくりをしましょう。
• 内部には化学物質でできた建材を極力使用せず、自然素材で囲まれた空間にして健康的な暮らしができるようにしましょう。
• 将来のライフスタイルも視野に入れた間取りやデザインを考えましょう。
• 今は若くても人間皆いずれは年を取るという事を考えた家づくりをしましょう。
• 屋根に積もった雪の処理をどうするのか、しっかり考えましょう。また隣家とのトラブルが起きない対策も講じておきましょう。


人によっては、もっと考えるべき点があるかもしれませんが、弊社ではこのような事をお客様と真剣に話し合って家づくりをしていきたいと考えております。

長文になってしまい、申し訳ありません。最後までお読み戴けましたら幸いです。

どうか、これからもよろしくお願い致します。

新築・建替えをお考えの方へ②

あなたは住宅完成後の事をどれだけ考えていますか?

前項で「今この日本で建てられている新築住宅工事のシェアは大手ハウスメーカーや中堅の地元ハウスメーカーあるいはローコストメーカーが大半を占めていると言っても過言ではないでしょう。」と申し上げました。秋田市のみならず、県南内陸部でも、その傾向は伺えます。地元の工務店さんも頑張っていらっしゃいますが、やはり有名ハウスメーカーには及びません。

さて、今回お話するのは「家づくりに対する価値観」です。あなたが家を建てるとするならば、何に一番のこだわりを持って計画を立てられますか?
昨今の住宅は価格重視、デザイン重視といった感が強く感じられます。お客様も事前に住宅雑誌を見て何社かに声を掛け、相見積もりをさせて自分たちの希望する家を安く作ってくれる会社に頼むという風潮が見受けられます。

お客様心理として、いくらでも安く作りたいという気持ちは充分理解出来ます。中身はどうでも価格さえ安ければそれで良いとお考えならばそれでも良いでしょう。

しかし、住宅というものは自動車と同じで購入してからもお金が掛かるものなのです。光熱費はもちろんですが、メンテナンス費用の事まで考えて計画される方は本当に稀です。

例えば、あなたがローコストメーカーに依頼して住宅を建てたとしましょう。工事費はどこよりも安く出来ました。完成直後はピカピカの新築です。でも数年経過した後にどのような事が起こるかご存知ですか?

数年前までよくあった話が外壁の早期劣化です。多雪地域に不向きな材料が使われていたのです。このように住宅というのは安く作ろうと思えば作れるものなのです。中身がどうでも良ければ手抜き工事だって可能です。お客様が素人ならばいくらでも安く作る手段はあるのです。

でも、そういう住宅を作る業者にはモノ造りの造り手としてのポリシーが無いのです。取りあえず儲かればいいやという頭しかないのです。実際、そのような業者に住宅工事を依頼して後々泣いている人は数えきれない位います。家を新築して僅か5年で外壁の張替えをしなければならない状況に陥ったら、あなたはどうしますか?

住宅というものは何万個のパーツを組み立てて造られるモノですが、住んでいる地域によって使用するパーツの素材を変えなくてはなりません。外壁のみならず、あらゆる角度から検証し、適材を選ぶのです。しっかりとした仕様で施工もきっちりとしていて価格が安いのであれば、それにこした事はありません。しかし、この地域に合わない素材のパーツで作られたとすれば、後に高額なメンテナンス費用が掛かってくるのです。いま安ければ良いのではなく、その後の費用のこともしっかりと考えなければ、最終的には高くつく場合も有り得るのです。


次に「デザイン」について触れてみたいと思います。まず外観デザインですが、最近よく見かける形状が軒先の無い箱型の住宅です。特に若い世代の方に人気があるようです。

昔の住宅は大概大きく軒先を出した造りになっていますが、近年ではあまり大きく軒先を出す家は少なくなり、今に至っては軒の出無しという状態にまで変貌しました。そもそも軒の出って必要なものなのでしょうか?これについては色々な意見があると思いますが、誠心住工房フォレストでは必要という見解を持っています。

一番の理由は外壁の劣化の進行を抑えてくれるからです。あと雪が降った時に建物の廻りを歩く事も出来ます。たまに同じ箱型でも無落雪の屋根で家を建てているハウスメーカーさんがいますが、弊社では恐くてとても真似は出来ません。

そもそも無落雪住宅の発祥地は北海道です。その中でも雪質の軽い地方で生まれた工法であり、北東北ならば青森県の八戸市や岩手県側でしか通用しない工法だと弊社では考えております。雪質が重く、しかも豪雪地帯である県南地域では絶対にやってはならない工法だと弊社では考えております。
内部デザインではどうでしょうか。最近は箱型住宅でよく見かけるスキップフロアの間取りが、これも若い世代の方から支持されているようです。半地下・1階・中2階・2階・ロフトでなんと5層構造。すごいですね~。使える空間は全て利用するという、この発想はとても素晴らしいと思います。

でもこれは土地の狭い大都市圏では喜ばれるかもしれませんが、県南地域ではいかがなものでしょうか?半地下やロフトは天井高さが法的に1.4Mしか取れません。いくらその部分が床面積に算入されないメリットがあったとしても、大人がまともに立って歩けない空間に他の部屋と変わらぬ坪単価で造る価値があるのでしょうか?


誠心住工房フォレストの基本的な間取りの考え方はバリアフリーですので、段差のある部分は極力少なくしていく方向です。なぜならば、人間は皆等しく歳を取るからです。つまり、今は若くてどこへでも動けるでしょうが、やがて老人になれば動けなくなるかもしれないということです。

極端な話をすれば昨日まではピンピンしていたのに、今日突然交通事故に合い、下半身不随で車イス生活になることだってあり得るのです。そうなった時にスキップフロアの家なんて身障者の方から見れば、家中が障害物だらけでまともな生活など出来ません。これは身体の弱い高齢者にも同様なのです。

自分がそのような状態になった時にリフォームでバリアフリー対応が出来ると思ったら大間違いです。今時の住宅はとても頑丈に出来ていて簡単に間取り変更なんて出来ません。昭和の時代に作られた住宅とは全く別物なのです。もし住宅ローンの返済中だとしたら、経済的にも大打撃となる事は必至です。デザインというのは弊社でも重要視はしていますが、今だけを考えて家を考えるのではなく、将来の事も想定しながら計画を立てなければならない事も是非知って戴きたいと思いますし、そうされる事を期待しております。


最後に価格について再度触れたいと思います。日本の住宅は世界的にも高いと言われます。私も同感です。

例えばアメリカの住宅と比較するとその差は歴然です。しかしアメリカと日本では立地条件や法的条件が全く違います。生活スタイルも違います。多分アメリカと同じ条件で許可が下りるなら、日本の住宅の価格もかなり下がると思います。でも現実は無理なのです。ローコストメーカーなどがよく「坪29万円で家が建つ」などと宣伝しておりますが、これはお客様を釣る為のエサに過ぎません。少し例えが汚く聞こえたかも知れませんが、ご勘弁下さい。しかしこんな価格で高性能かつ快適な住宅など絶対に出来ません。

今時このような安かろう悪かろう的なモノづくりをしている業者なんて信じるに値しません。良いように言いくるめられて契約をさせられ、完成すれば「はい、サヨナラ」です。当然、メンテナンスの対応も期待しない方が良いでしょう。最後に泣く羽目をみるのはお客様だけです。


どこに工事を依頼するかはお客様の今後に大きく影響を与える重大な決断要素です。まずは色々な所から話を聞く事から始まると思いますが、良い事だけしか話さない業者は要注意です。

住宅に使用される部品に完璧なものなどありません。必ず一長一短があるのです。特に重要と思われる部分において、その説明が無いのは「怪しい」と疑って、お客様側からもドンドン質問した方が良いと思います。それで納得出来る回答が得られれば不安なく任せられると思います。


誠心住工房フォレストでは使用する素材のメリット・デメリットをしっかりとご説明させて戴き、お客様に納得して貰えるよう努めております。最終的にはこうすることで、完成後のメンテナンス費用の抑制に繋がると思っております。正しい知識を持ち、実行することでメンテナンス費用は大きく変わります。家を長持ちさせるのは住宅会社だけの責任ではありません。

そこに住むお客様の責任もあることを是非ご認識おき下さい。

新築・建替えをお考えの方へ①

あなたの家は地域にあった造りになっていますか?

今この日本で建てられている新築住宅工事のシェアは大手ハウスメーカーや中堅の地元ハウスメーカーあるいはローコストメーカーが大半を占めていると言っても過言ではないでしょう。

以前、旅行で長崎県へ行った時にハウスメーカー最大手で建てられた家が目に留まりました。それは私の地元である秋田でもよく見かける家と何ら変り映えのない住宅で、唯一違っているのは屋根が鋼板葺きではなく、瓦葺きであったという事だけでした。北東北と九州、日本の国土は小さいけれど、気候も風土も違う土地で同じデザインの家が建てられているという事に違和感を覚えるのは私だけでしょうか?全国チェーンのコンビニでもあるまいし・・・。


アメリカにハウスメーカーは存在しない?!

30代の時に視察旅行でアメリカに行った時に現地の方からこんな話を聞きました。

「アメリカでは全国展開しているハウスメーカーなんて存在しないよ。」って。驚きましたねぇ。よくよく話を聞いてみると、アメリカの国土は広いので、例えば雪の降らないカリフォルニア州やフロリダ州のハウスメーカーがカナダの国境沿いで冬は雪が降って氷点下27℃にもなるミネソタ州で家を作ることなんてしないのです。

つまり、アメリカ人の考え方というのは「住宅産業は地場産業」であって、その土地の事を知る人が設計や工事を行うことが最も適したやり方であるという考えなのです。目から鱗でしたねぇ。確かに大手ハウスメーカーが造るモデルハウスは綺麗でデザインも素敵です。営業・工事・アフターサービスまでシステム化されていて、とても中小企業が真似出来るものではありません。

でも100組のお客様が工事を依頼して、100組全てのお客様が満足するかというと必ずしもそうとは言えないのが現状です。私は過去に大手ハウスメーカーや地元のハウスメーカーに籍を置き、その舞台裏を見て参りました。社名は言えませんが、お客様がイメージしている会社と実態にはかなりのギャップがあるのがほとんどです。日本人なら誰でも知っている企業でもそういう会社は存在します。有名な会社ほど信用出来ると思いがちですが、果たしてそうでしょうか?マンションのくい打ち疑惑や免振装置の偽装データ問題など、ほとんどが一流企業と称される会社が引き起こしています。これは何を意味するものなのでしょう。


私が言いたいのは他社の悪口ではありません。前述した問題は全てヒューマンエラーです。つまり人的ミスです。会社が一流だから間違いは絶対に無い!なんてことは100%有り得ないのです。確かに契約はお客様と会社で取り交わされます。ですが実際にお客様と打合せをしたり、相談事をしたりするのは担当者イコール人間です。問題はこの担当者がどのような人格を持った人間なのかという事なのです。

一流企業で働く人間は全て優秀か?答えは「NO」です。

確かに大学出身者は頭脳明晰な方が多いですが、それがイコール優秀とは限りません。運が悪ければ最悪の担当者と出会い、無駄金を支払う事だって有り得ます。実際に私はそういうケースをたくさん見てきました。
家づくりの成功の鍵は「人との出会い」です。どれだけお客様の事を親身に考え、ベストなプラン提案が出来、満足のいく家が建てられるのか。これら全てが人間の行う行為なのです。会社の名前が家を造るのではない事をぜひ知って戴きたいと思います。


気候・風土にあった設計を

さて、話を最初に戻します。

「秋田と長崎で同じ建物が建てられていた」という件です。

誠心住工房フォレストはアメリカ式の考え方で「住宅産業は地場産業である」という方針で家づくりを考えています。弊社は横手市に会社を構えておりますので、施工地域は主に県南地域ということになります。同じ秋田県内でも秋田市や由利本荘市のような沿岸部と横手市、大仙市、湯沢市といった内陸部では気候・風土が異なります。

特に冬場の違いは顕著で、この違いは内陸部に住む人にしか理解出来ない部分が多いでしょう。
実際に秋田市のハウスメーカーに勤めていた時の話ですが、秋田市出身で秋田市育ちの設計士が湯沢市の家を設計して建てたのですが、屋根からの落雪をほとんど考慮しないでいた為、お客様からお叱りの電話が何度もありました。秋田県育ちの設計士でもこういう結果を引き起こしてしまっているのです。

では、東京に本社がある大手ハウスメーカーはどうでしょう。聞くまでもありません。使っている資材の仕様が寒冷地向けになっているだけで、積雪や落雪のことなど考えてなどいません。出来た建物を見れば一目瞭然です。特に県南の豪雪地帯に対応する設計プランなど無いに等しいのです。
それでもお客様は何も分からず、良い話ばかりを聞かされ、高い金額で大手ハウスメーカーと契約を結んでいます。私は完成した後に「失敗した」と嘆いているお施主様を何人も知っています。


誠心住工房フォレストは県南地域に適した家づくりをモットーにお客様へご提案をさせて戴いております。まだまだ小さな会社ですので任せられないとお思いになられる方もいらっしゃるだろうと思いますし、またそのお気持ちも理解出来ます。しかし、弊社に頼んで良かったと思って貰える自信はあります。

どうしても大手ハウスメーカーやある程度名の通った会社でなければならないという信念があるならば仕方ありませんが、こんな家づくりもあるんだなという参考にはなると思いますので、是非一度弊社モデルハウスを見にいらしてください。ご見学だけでも大歓迎です。

最後に他県に本社があるハウスメーカーに頼んでも地元秋田は潤いません。お客様から戴いた利益は他県に行ってしまい、秋田に残るのは借金だけです。

弊社が無理でも、せめて地元のハウスメーカーや住宅造りに熱心な工務店にご依頼されますことを希望してやみません。

リフォームのお奨め

リフォームをするとフレッシュな気持ちに変わり、生活が楽しめます!

愛着はあるけど使い勝手の悪い家。愛着はあるけど冬はとても寒い家。愛着はあるけどあちらこちらに段差があって危険な家。愛着はあるけど無駄に広い家。愛着はあるけど暗い家。

このように、ご自分の家に愛着はあるものの何かしら不満を抱えていらっしゃる方も少なくありません。TVでお馴染みの「ビフォーアフター」のように全面リフォームが出来れば良いのですが、全部行う必要が無い場合もあります。そんな時は気になる所だけを工事する部分リフォームをお奨めします。

ご自宅の現状だけを見て、リフォーム後の姿が想像出来ないお客様はたくさんいらっしゃいます。建築のプロでないお客様ですから想像出来なくて当たり前なのですが、リフォームを行うことで毎日の気持ちが驚くほど変わります。

キッチンに最新のシステムキッチンを対面式に入れたりすることで、炊事中でも家族との会話が増えたり、流しの前に立つだけで気持ちがウキウキしてきて料理にも力が入ることでしょう。

また浴室と洗面所をリフォームすると冬場にお風呂に入る事が憂鬱だったことが嘘のようにバスタイムを満喫するようになるでしょう。トイレをリフォームすれば、これまでの寒い・汚い・臭いといったイメージが払拭され、快適かつ清潔感あふれる空間に変わります。これに断熱改修工事を行えば、間違いなくあなたのライフスタイルは大きく変わります。

ライフスタイルが変わることで、あなた自身あるいは家族の気持ちも驚くほど変わってきます。気持ちがリフレッシュされ、やる気が出ます。そして家族の笑顔が増えます。

誠心住工房フォレストではお客様からのご要望を伺って、最適なプランをご提案致します。まずは一度ご相談ください。


リフォーム工事の補助手続きもご安心を

現在、各自治体においてリフォーム工事への補助が手厚くなっております。工事内容によっては補助金対象外になる場合もありますが、新築工事と比較しても明らかにリフォーム工事の方が優遇されています。これら自治体からの補助金を受け取るには、請負業者がその県、またはその市町村に本社を置く会社でなければなりません。

地元のリフォーム工事は地元の気候風土をよく知る地元の建築会社にお任せください。各補助金の申請手続きも一緒に行わせて戴きます。

まるごとリフォームをお考えの方へ

あなたの家は本当にリフォームに適した家ですか?

私はかつて日本で売上高一番のリフォーム会社に在籍しておりました。皆さんもよくご存知の「新築○○○○さん」です。この会社は東京に本社を置く日本でも有名な不動産会社で大都市圏ではマンション販売やツーバイフォー工法による新築注文住宅も手掛けております。

「新築○○○○さん」は沖縄県を除く46都道府県に事業所を持ち、営業展開をしております。この部署はその名の通り新築そっくりにリフォームを行うのが仕事ですので、例えお客様から新築の依頼をされても受注は決して行いません。完全にリフォーム工事に特化した部署です。

リフォーム工事というものは既存の建物を利用して工事を行います。対して建替え工事は既存の建物を完全に解体し、更地にしてから新築していきますので、例えまるごとリフォームで建物全体を工事して新築同様に作り変えても中身は全く違います。築40年の建物はやはり築40年に変わりはありません。但し以前よりは快適で住み心地の良い家に生まれ変わっているのは確かですし、構造補強等も行われていますので構造体も強くなっています。

価格も建替えの総額に比べたら安く出来ますので、良い面もたくさんあります。特に既存の建物に愛着のある方にとっては、とても有り難い工事だと思います。

リフォーム工事の第一歩

さてそろそろ本題に入らせて戴きたいと思います。リフォーム工事は既存の建物を利用して行う工事であると先程申し上げました。ですから、リフォーム工事の第一歩は建物調査から始まります。工事を行う建物の状態を知らずして、工事はもちろん見積りなど出来るはずがありません。よく電話で問い合わせしてくるお客様でいきなり「坪いくらで出来る?」と聞かれることがありますが、建物を見ずして金額など答えられるはずがありません。ですから、「新築○○○○さん」が行っている建物調査というのは正しい進め方なのです。中には家の中を見られたくないということで、嫌がるお客様もいらっしゃいますが、それでは正確な見積書は出てきません。

ただ、ここで一つ大きな問題があります。これは「新築○○○○さん」だけでなく、リフォームを専門に行っている全ての会社に当てはまることだと思いますが、調査結果の報告内容です。どんな建物でも「リフォーム可能」と判定してしまうのです。お客様は素人ですからプロが調査した結果を鵜呑みにしてしまいます。しかし、私が過去に調査をした物件の中には明らかに建替えをした方がお客様の為になると思われる家が何件かありました。でもそれを言葉にすれば、これまでの苦労が水の泡。商談もそこで中止となるのは火を見るよりも明らかです。
ですから、お客様の為ではなく、担当者個人の為、あるいは会社の為に「リフォーム可能」と言ってしまうことがあるのです。


リフォーム工事の予備知識

今後、リフォームをご検討されるお客様に一つだけ予備知識を教えておきます。

昭和56年に「建築基準法の大改正」が行われました。この時を境に建物の耐震性は大きく変わりました。改正されたのが昭和56年ですので、その年の早い時期に完成した建物は旧基準で建てられた可能性があります。要は改正後に確認申請を取った建物かどうかということがポイントになります。必ずしもそれ以降に建てたから大丈夫とは断言は出来ませんが、一つの目安にはなります。

ではそれ以前の建物は「リフォーム不適格か」と言えば、必ずしもそうとは言い切れません。ただ、新基準以前の工法で建てられているのは確かですので、特に建物を支えている基礎の状態にはよくよく注意すべきでしょう。どのような補強をするのかをしっかりと調査した会社から聞くべきです。絶対に不安要素を残したままで「まるごとリフォーム」はするべきではありません。

さらに、担当者が本当に信頼出来る人かどうかを見極めることも重要です。建築に関する資格が何も無いのに、さも建築士の振りをして担当している人も少なくありません。名刺に一級建築士とか二級建築士と書かれている人は大丈夫ですが、チーフプランナーなどという肩書だけや、何も資格の表記が無い名刺を出す人が担当者になった場合は要注意です。必ず資格者かどうかを確認するようにしましょう。あの「新築○○○○さん」ですら無資格者が半分以上在籍しているのですから。


今の時代、大手ハウスメーカーや大手リフォーム会社はお客様の事は二の次でしか考えておりません。

一番は売上高を上げる事。「売上高●年連続日本一」などと言っている会社は特にその傾向が強いのです。有名な会社のバッジを付けた人だから、間違いは無いと思ったら大間違いです。

私はこういう体質の会社が嫌で独立を決心しました。我が誠心住工房フォレストは新築もリフォームも行います。お客様にとって何が一番良い提案なのかを真剣に考えます。どんな小さな事でも住宅に関わるご相談はどうか弊社にお問い合わせください。