2022年クリスマス寒波襲来

今年も残りわずかとなりましたね。

皆さまにとって2022年はどんな年でしたか?

私にとっては「宅建士試験合格!」があって、努力が実った年だったと思います。来年もまた新しい事にチャレンジして行きたいと今から準備を始めております。

さて表題のテーマについて触れていきたいと思います。12月22日はなんと四国の高知県で14cm、徳島県でも10cmの積雪があったとニュースで報道されておりました。秋田に住む我々でも驚くくらいですから、現地の方はさぞかし慌てられた事と思います。普段から雪に少しでも馴染みがある地域であれば多少の雪でも対応出来ると思いますが、全く降らない地域で10cmも降れば生活も交通も大混乱になるのは想像が付きます。東京でも14cmの雪が降れば鉄道はストップ、クルマも夏タイヤであれば身動きが取れなくなりますからね。とにかく雪に不慣れな方は充分注意をして戴き、何とか無事故でこの寒波を凌いで貰いたいと願います。

ところで近年の天気予報を見ていると聞きなれない言葉がよく使われます。『JPCZ』!日本語で訳すと「日本海寒気団収束帯」と言うのだそうですが、もっと簡単な言い方をすれば「線状降雪帯」だそうです。夏の大雨が長く続く時に「線状降水帯」と言う言葉が出ますが、それと同じで降るのが雨から雪に変わったもののようです。ただこの「線状降雪帯」は発生する場所が限られています。なぜならばその原因を作っている所が朝鮮半島の長白山脈なので、その山脈の南側に位置する北陸地方がもっとも影響を受けている訳です。以前であれば北陸より東北の方が積雪量は多かったのですが、最近の予想降雪量を見るとほぼ北陸地方が一番多く表記されています。

ここで不思議なのは「なぜ北陸地方の雪が多く降るようになったのか?」です。そもそも朝鮮半島の長白山脈は最近出来た山ではないはずです。大昔からあった山脈なのになぜ近年になって『JPCZ』なる気象現象が起こるようになったのでしょうか?私が『JPCZ』と言う言葉を初めて聞いたのは2年前です。以前から有って私だけが知らなかったのかも知れませんが、たぶん多くの人も聞いた事がない言葉だと思います。『JPCZ』が起こるメカニズムを聞くと「なるほど!」と思うのですが、なぜこの現象がここ最近になって出てくるのかがよく分かりません。夏の「線状降水帯」もそうですが、昔はそんな言葉は聞いた事がありませんでした。となると、やはり異常気象との関連性が疑われると思うのですが、私がそこを掘り下げて調べたところでどうなるものではありません。

私は住宅建築を行う技術屋ですので、住宅に関するアドバイス的なお話をしたいと思います。いま全国のあちらこちらで大規模な停電に見舞われている方々が大勢いらっしゃいます。断熱性能がきちんと確保されている住宅であれば小さなエネルギーでも何とか暮らせるかと思いますが、意外や意外電気が無いとトイレで用も足せない最新の住宅もあるのです。例えばタンクレストイレ。排水に使うタンクが無いため、スッキリしてお洒落な便器なのですが、実は排水の際は電気を使って流しているんです。通常の排水は出来ませんので大量の水が別に必要となります。もちろんウォシュレット機能も使えません。
あとこの時期の停電で困るのがエコキュートです。寒いこの季節にお湯が使えないのは非常に厳しいですね。また停電が収まったとしてもエコキュートの場合、室外機と貯湯タンクの間の管が凍結している可能性が高く、直ぐにお湯を出す事が出来ない場合もあります。オール電化は便利かも知れませんが、停電時になると何も使えなくなるかもしれないと言うリスクが有ります。そういう意味で弊社ではエネルギーの一本化ではなく、分散化をお客様にご提案をさせて戴いております。

自然災害国日本ではいつどこで停電が起こるのか分かりません。私たちは大震災時のように何週間も電気が使えなくなる事も想定しておかなければならないと考えます。これから家を建てようとお考えの方は特に考えを深めて戴きたく思います。最初の選択が後々の後悔に繋がります。何が一番良い選択肢なのか是非いろいろな方々から体験談などを聞いて考えてみてください。

2022年宅建試験合格しました!

こんにちは。

誠心住工房フォレストの佐々木です。

今日、11月22日は宅建試験の合格発表日です。

今年の3月に一念発起し、U-CANの通信講座を受け、めでたく合格の日を迎える事が出来ました。
勉強を開始する前にどうやって勉強を進めるのか考えました。独学ではなかなか難しいだろうと思い、新聞の折込チラシにあったU-CANの通信教育を選びました。いろいろ考えた割には安易な決断でした。U-CANに申し込みをすると、分厚い6冊のテキストが送られて来ました。正直、「マジでこれ全部勉強しないといけないの?」と思わされる量で、希望より不安の方が大きかった記憶しかありません。
U-CANでは自分のペースで毎日コツコツと言うのが基本コンセプトらしく、私は毎日1時間は必ず勉強する事を決心しました。事実、勉強を怠った日は1日も無く、受験日前日までそれを守りました。

U-CANでは最初に「権利関係」のテキストから勉強していきます。殆どが法律の事だらけで最初は何が何だか分からない日が続きました。「「詐欺」とか「恐喝」とかこれって不動産の取引と何の関係があるの?」と思うような事が多く有り、理解するまで結構な時間を要しました。中には「この部分は後で勉強するので、こういう内容のものがあったな程度で覚えておいてください。」みたいな部分もあったり、「えーっ、覚えられないよ。」と嘆く事も多く有りました。本当に最初は手探り状態で何を勉強しているのか意味不明でしたが、毎日続けて行くうちに少しずつ理解出来る部分が増えてきました。まぁ、3歩進んで2歩下がるみたいな感じでしたが、徐々にU-CANの指導方法にも慣れてきました。夏頃になると勉強が少しずつ楽しく感じるようにもなりました。

しかし、世の中そう甘くはありません。テキストの講義が全て終了すると模試に入ります。本試験では2時間で50問の問題を解かなければならないのですが、最初は時間を気にせず1問1問じっくりと解いていきました。自己採点をしてみると33点。「あれっ!結構出来てるじゃん。」と思ったのはこの時だけ。次の模試、その次の模試と続けて行くと点数は20点台に急降下。やればやるほど点数が下がって行くではありませんか。しかも制限時間2時間の枠内では無いにも関わらずです。何が自分に欠けているのかは各科目ごとの点数で分かります。自分の一番の弱点は「権利関係」と「その他法令」です。一旦模試は止めて、テキスト内の過去問にじっくり時間を掛けて復習をしました。何日も弱点の科目ばかり復習していると、そこの部分の点数はやや改善されますが、逆に得意だった「宅建業法」の点数がダウン。今度は「宅建業法」に重点を置いて復習します。すると他の科目の点数がダウン。これには正直言って参りました。年齢的(56歳)にも暗記力が低下しているのが如実に分かりました。

最後は結局過去問の繰り返しです。2時間で50問回答を前提に行いました。しかし受験日前日までに7割に達する正解を出した事は一度もありませんでした。

そして運命の受験日です。私は苦手な「権利関係」を後回しにして問い50番から逆走で解答をしました。問い25番までで1時間が経過。ここまでは取り敢えず順調にきましたが、やはり「権利関係」は難しくかなりの時間を費やしてしまいました。後で見直しをしようと思っていた問題も見直す時間が全く無いままゲームオーバーです。

受験日の10月16日から合格発表日の11月22日までの時間はとても長く感じました。実は問題用紙は持ち出し出来ないと思っていて、用紙にハッキリと何番に●を付けたのか分からず、記憶を辿って自己採点をしてみると33点は間違いなし。もしかしたら正解に●を付けたかもと思えるのが2点。なので自己採点では悪くても33点、運が良ければ35点だったのですが、今日の発表では合格ラインが36点と聞いてガッカリ。でも『合格者の受験番号の広告』を見ると自分の番号が載っているではないですか。正直言ってビックリです。奇跡です。なぜなら7割を超える正解を一度も出した事の無い私が36点で合格するとは夢にも思えなかったからです。「なぜ合格出来たか?」と問われたならば、「毎日コツコツと勉強してきたから」そして「運が良かったから」としか言いようがありません。

実は「来年も受験勉強か。」と思っていたのですが、一発合格出来た事で良い事がいくつか出来ました。一つ目は受験勉強の時間を他の事に与えられる事、二つ目は資格取得により商売の巾が広がると言う点です。資格取得に何年も時間を費やす人も少なからずいると思います。合格したからと言って偉そうな事を言うつもりでは有りませんが、何事においても「これをしよう!」と思ったら短期集中型で取り組むべきだと思います。私の場合は好きなゴルフと飲み会は封印しました。その甲斐あっての合格ですが、不合格ならもう一年封印しなければならなかった訳です。もし来年も不合格なら3年同じ事をする羽目になるかも知れません。これってもの凄く不効率だと思いませんか?例えば「家を建てる!」と決めた場合も同じだと思います。いろいろなモノを見過ぎて何も決められない方がたまにいらっしゃいますが、自分が建てたい家はどんな家でそれを可能にしてくれそうな住宅会社はココ!と決めてしまえば格段に早く住む事が出来ます。「人生で一番高価な買い物なので、そう簡単には決められないよ。」と思われるでしょうが、業者決定はお客様と担当者の相性で殆ど決定しているのが現実なのです。住宅会社の規模やイメージで選ぶ人は比較的多いかと思いますが、これには大きな落とし穴があるので要注意です。この点については次回改めて触れたいと思います。

結局のところ私が申し上げたいのは「目標を実現する為に誰の助けを求めるのか?」と言うことです。私は「宅建試験合格!」の実現のためにU-CANを選びました。他にも選択肢はたくさん有ったと思いますが、コロナ禍である事、経済的負担が少ない事が選んだ理由です。U-CANだったから合格したとは思っていません。助けになったのは事実ですが、自己の努力あってこその合格だと思っております。では「家づくり」においてはどうかと言いますと、これもある意味似た側面があります。選んだ住宅会社がある程度の事はやってくれますが、お客様自らどんどん行動をしない限り前には進みません。今の時代、高性能住宅や高耐震住宅などどこでも対応してくれます。その中で自分に合った住宅会社を選ぶ。難しいようですが、実は意外と簡単です。住宅会社の社長の考え方や担当者の話を聞く事です。直接聞く事で見えないものが必ず見えてくると私は思います。

家づくりのよくある失敗について

家は一生に一回しか建てないものだし

年齢や状況に応じて住み方も変化するので、

どれだけ熟考して建てたとしても、

何かしら後から「こうしておけば良かった」とか

「あーしておけば良かった」といった

後悔が出てくるものです。



しかし、そんな中でも

私が絶対にあってはいけないと思うことが、

金銭的なミスによる後悔です。



家の返済は、家計の中で

最も長期で大きな固定費となるため、

ここをミスってしまうと長期に渡って

ダメージを喰らい続けてしまうからです。



具体的には、

貯蓄や投資が出来なくなってしまうことで、

子供さんの進学の選択肢を狭めてしまう、

家のメンテが出来なくなってしまう、

老後貧乏に陥ってしまう、

ずっと不安を抱えながら暮らしていくことになる、

という感じでしょうか・・・



こんにちは。

誠心住工房フォレストの佐々木です。



さて、今回は取り返しがつかない

家づくりの失策をしないために、

知っておいて戴きたいことについて

お伝えしていきたいと思います。



では、そういった状況を引き起こす

一番の原因は何なのでしょうか?

それは、



✔「真っ先に土地を探してしまうこと」



です。つまり、資金計画によって

使っていい土地の予算を

まだ出してないにも関わらず、

先に土地をさがしちゃうってことですね。



これをやっちゃうと、

まーほぼ確実に土地にこんもりと

予算をつぎ込むことになっちゃいます。



例えば、無理なく毎月支払っていけそうな金額が

7万円だとしたら、

35年でローンを組んだ場合

借りられる金額は2500万円になります。



そして、これに自己資金を足した金額が

家づくりの総予算になるので、

仮に自己資金が500万円あったとしたら、

総予算は3000万円ってことになりますよね?



でも、じゃあ3000万円を

丸々土地と家につぎ込めるかっていうと

そんなことはなく、家を持つためには

いろんな経費が掛かってくるので、

ここからそれらを差し引くと、

大体2750万円ぐらいが土地、家、庭に

掛けられる予算ってことになるんですよね。



で、ここで家と庭に

2000万円ぐらい掛かりそうだなーと仮定すると、

土地に掛けられる予算は

750万円ってことになるのですが、

実は土地を買う場合、

更にいろんな経費が掛かってくるので、

この場合、土地に掛けられる実質予算は、

650万円~700万円ってことになります。



つまり、ホントは、

650万円~700万円ぐらいで

土地を探さないといけないってことですね。



なのに、そういうことも分からないまま

土地を探してしまうと、

とんでもない金額の土地を買ってきてしまいます。



仮に、土地代だけで1200万円もする

土地を買ってきてしまったら一体どうなるでしょうか?



この場合、600万円ぐらい

家づくりの予算が上がってしまいますよね。

となると、ざっと毎月2万円ほど、

返済金額が上がってしまいます。



あるいは、それがキツイ場合、

毎月の負担を落とすためだけに、

金利が安い変動金利を選んでしまいます。

そして、後々金利が上がり一気に返済金額が増え、

にっちもさっちもいかなくなってしまいます。



いずれの場合も、

たちどころにやっていけなくなるような

レベルではないものの、

確実に、ずっと先行きに不安を抱えながら

暮らすことになってしまいます。



なので、家を建てようと思った時、

いきなり土地探しから始めないように

気を付けてくださいね。


まずは資金計画から始める。

これを肝に銘じておいてください!

それでは、、、



(追伸)

でも、資金計画のやり方を

間違えちゃうと結局一緒なので、

この点にも注意してくださいねー!

予算を増やそうとする資金計画には要注意です!!

人生100年時代の家づくりを考える

人生100年が当たり前になるこれからは、

より長い視点を持って家づくりをしないといけません。

と言うのも、60年以上もの間

そこで暮らし続けていくためには、

暮らしと家の品質を

維持し続けていく必要があるからです。


こんにちは。

誠心住工房フォレストの佐々木です。


さて、今回はこれから必須となるであろう

人生100年時代に備えた家づくりについて

お伝えしていきたいと思います。

まず、基本的なこととして、

暮らしの質を保つためには、

お金のことをよく考えた上で

家づくりをしないといけません。

具体的には、

家の品質を維持し続けていくために、

外壁の定期メンテや住設機器の寿命に伴う改装費、

そして電化製品の定期的な買替費用が

積み立てていけるような余力を持ちつつ、

かつ、子供の進学や夫婦の老後に備えて、

貯蓄をしていくことが出来るように、

家づくりをしなければいけないということですね。


また、ずっと快適に暮らし続けていけるような

家にもしなければいけません。


夏の暑さや冬の寒さを

和らげるのはもちろんのこと、

洗濯・片付け・掃除といった

家事の負担も和らげられ、

さらに、明るく風通しの良い

住まいにすることによって、です。

そして、永く愛着を持って

暮らし続けていただくために、

弊社ではもう一つ

こだわっていただきたいことがあります。


✔家と共に時を重ねていく豊かさ


それは、無垢の床を

使っていただくということです。

永く使うために購入する財布や鞄や靴は、

合皮ではなく本革を選ぶように、です。


確かに、無垢の床には

いくつかのデメリットが存在します。

例えば、湿気が多い夏は、

床と床の継ぎ目が反り上がるし、

乾燥する冬は、

逆に床と床の継ぎ目に隙間が出来るし、

巾木との間に隙間が出来たりもします。

そして、その結果、

夏は足元に多少の凹凸感を感じるし、

冬はその隙間にホコリが落ち込み、

多少掃除が面倒になるかもしれません。


また、節がある無垢の床を使った場合、

その節が抜けてしまうこともあるし、

粘いヤニが出てくることだってあります。

生きているがゆえに、木が暴れて、

床鳴りすることだってありますしね。

それゆえ、こういった現象が

どうしても気になるという方には、

無垢材は向いていないかもしれません。


しかし、無垢材には、

デメリットをカバー出来るくらい

素晴らしいメリットが存在します。

例えば、無垢の床は断熱機能を持っているため、

(空気層があるということです)

夏は合板に比べて足元がベタベタしにくいし、

冬は合板に比べて足元が冷んやりしにくい

という特長があります。


また、"無垢の木は柔らかいから弱い"

というイメージがあるかもしれませんが、

では合板が強いのかというと、

実はそんなこともなく、
 
何かを落とせば穴が開くのは

無垢の木に限らず、合板も同じです。


それどころか、

合板は表面にシートを貼ってあるだけなので、

穴が開いた場合、

下地が露出し、不細工になってしまいます。


それに対し、無垢の木を使えば、

穴が開いた場合、

違う素材の下地が露出するわけではないので、

多少の凹みなら、

水を含ませれば復元出来ることもあります。


さらに、窓際などは太陽の紫外線によって、

床の表面が変色してしまうのですが、

これも合板の場合は、

ものすごく不細工になるのに対し、

無垢材はそれさえも味になっていきます。


しかし、なにより

無垢の木をおススメする理由は、

見た目がカッコイイからです。(これ重要です!)

かつ、経年変化によって

その表情がどんどん変化していき、

それを愉しめると同時に、

なんとも言えない愛着が持てるからです。


床は一度張ってしまうと、

簡単に剥がせるものでもなければ、

今の家はバリアフリーになっているため、

昔の段差がある家のように、

簡単に床を上張り出来るわけでもありません。


それゆえ、最初の選択が

めちゃくちゃ重要になってくるのです。

もちろん、デメリットもありますが、

それよりもメリットに目を向けていただき、

あなたと共に年月を刻んでいくことが出来る

家にしていただければと思います。


それではまた、、、


新商品を6月に発表します!

こんにちは。

誠心住工房フォレストの佐々木です。

表題にあります通り、弊社では6月に新商品を発表する予定で現在着々と準備を進めております。商品名の公開はその時に発表しますが、概要だけをお話するといわゆる「デザイナーズハウス」と呼ばれる住宅に該当します。
公開される写真をご覧戴くと分かると思いますが、これまで見たことのないような外観デザイン、そしてプライバシーを守りながら開放感あふれる空間と合理的な間取りに驚かれるでしょう。「デザイナーズハウス」と呼ばれる住宅は数多く有りますが、私がこれまで見てきたデザイナーズハウスの中では断トツイチオシ!です。

誠心住工房フォレストでは今後、この「デザイナーズハウス」をメイン商品として広告・宣伝を行って参ります。ホームページの準備が整う前に先行してInstagramで発表していきますので、もう少しだけお待ちください。

子供部屋は4畳半!?

以前、勤務していた会社でユニークな教育方針を持ったお父さんがいらっしゃいました。プランニングの為のヒアリングをしていたところ「子供部屋はすべて北向きの4畳半で主寝室は日当たりの良い南側でお願いします。」と言われたのです。私は不思議に思い、質問をしました。「大概の親御さんは自分達の寝室を日の当たらない方に持ってきて、子供部屋は日当たりの良い南側を望まれるのですが、どうして北側でしかも4畳半という狭さで限定されるのですか?」と。すると「この家は私たち夫婦が一生懸命に稼いだお金で建てる家です。私たち夫婦が一番良い場所に部屋を構えるのは当然の権利です。条件の良い位置に広い部屋を子供に与えると『引きこもり』になる可能性もあるし、それ以上に私は子供たちに『こんな狭い部屋から出て行きたい。家から出て行きたい。』と思うようになって欲しいと思っているのです。」と言われたのです。もう、かれこれ15年以上も前の話ですが、この時の会話は強烈なインパクトとして私の記憶から無くなることがありません。

敢えて子供に快適ではない部屋を与え、「こんな所から早く抜け出したいのなら自分の力で自分の家を持てるような大人になりなさい。」と独立心をあおるという独特な教育方針に私は多いに共感されました。そしてこのお客様との出会いで間取りの考え方も広がったと感謝しています。この教育方針に共感が持てるかどうかは人それぞれです。この件に関してそれを議論するつもりはありません。

ただ、これから家を建てようと考えられている子育て世代の方には是非ご自分の教育方針を見つめ直してみてプランニングをされる事をお薦めします。子供が小さい時はどうしても子供中心の生活になります。しかし、子供が全員巣立って、家に残ったのは夫婦二人という事も考えられます。大きな家に夫婦二人で持て余してしまう例はたくさん有ります。戻って来ない子供のために日当たりの良い部屋を使わずに残しておく家庭も有りますが、考えようによっては勿体ないとも言えると思います。住宅ローンの返済期間が35年から40年へと長くなってきていますが、その返済が終わる頃にあなたは何歳ですか?その時の家族構成は誰にも分からないと思いますが、ある程度は想定しながら家を建てた方があとあとの後悔は少ないのではないでしょうか。

「大手ハウスメーカーと同じご予算で2ランク上の家が建つ!」の意味

弊社ホームページのトップページには表題のキャッチコピーが載っています。これは弊社が大手ハウスメーカーと対等に渡り合うという意味で書いたものではありません。では、どんな意味で書いたかというと「お金がもったいないなぁ!」と言う気持ちを逆の表現をしたものです。

「何を言っているのか分からない。」と思われる方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明をさせて戴きます。最近になって横手市には有名なハウスメーカーが2社も進出してきました。秋田市でも採算が取れず撤退するハウスメーカーが多い中で過疎の町である横手市に拠点を構えるという事は、それなりに市場調査を行い採算が取れると判断したものでしょう。ところがハウスメーカーが建てる家は金額的に高いのが一般的です。同じ商売をしている弊社から見ても完成した建物と坪単価のギャップに驚かされる例は少なくありません。

正直言って大手ハウスメーカーに依頼する金額で弊社と契約すれば表題の通りに「2ランク上の仕様で家が建てられます。」と断言出来ます。しかし弊社が望む形はその逆で、そこまで高い金額を払わずとも同レベルの家は建つのだから、余ったお金でもっと人生を豊かに暮らして貰いたいという事です。もちろんお金がたくさん有って、坪単価の高い家を希望する人はそれはそれで構わないと思います。

私がこの話を特に伝えたい人達は『子育て世代』の方と老後を夫婦二人で暮らしていきたいと考える『シニア世代』です。
まず『子育て世代』ですが、子供が成人になるまでには多くのお金が必要になります。子供が複数いれば更に多くのお金が必要です。時には家族全員で旅行に行く事も有るでしょうし、ご主人や奥様にも個人的な付き合いでお金が必要な時もあると思います。そんな多くのお金が必要な期間に住宅ローンの負担はボディブローのように効いてきます。なぜならば家を建てた後にも家に関わる出費は次から次へと出てくるからです。まずは毎年支払わされる「固定資産税」。これは建てた場所、家の大きさ、仕様によって役所が算出する訳ですが、あまりにも豪華で高額な家を建てると固定資産税の評価額も上がる事に注意が必要です。そしてお施主様を一番悩ませるのが住宅設備機器の経年劣化による交換や外装材の定期的なメンテナンス費用です。特に外装材の定期的なメンテナンス費用は殆どのお施主様の悩みのタネです。内装も外装も同じく経年劣化はしていきますが、雨・風・雪・紫外線に晒される外装の劣化は内装の比ではありません。屋根材や外壁材の塗り替えを定期的にメンテナンスしていないと、その「つけ」は大きく帰ってくる恐れもあります。

基本的に家を建てる際に月々の住宅ローンの返済額を考えるお客様は100%ですが、メンテナンス費用の事まで考えていらっしゃるお客様は稀有だと思います。
では坪単価の高いハウスメーカーで建てられた住宅の外装材と弊社で使用している外装材に違いはあるかというと大体同じ金属サイディングです。弊社は100%金属サイディングですが、ハウスメーカーでは予算の関係上か窯業系サイディングを使っている処も多く見受けられます。問題はこの窯業系サイディングです。これには寒冷地仕様もあり、秋田市のような比較的降雪量の少ない地域であればOKですが、降雪量が2Mもある横手市などでは「難あり」と言わざるを得ません。横手市のような豪雪地帯では金属サイディングが一番適していると考えておりますが、それでも定期的なメンテナンスは必要です。ここに「難あり」の窯業系サイディングが使用されるとどうなるのでしょうか?窯業系サイディングは表面の撥水効果が薄れてくると、サイディング内部に水分が浸透して氷点下の夜が続くと凍害を起こす危険性があります。凍害が起きたサイディングはもう塗り替えなどでは対処出来ず、張替えでしか直す手立てがありません。この際に掛かる費用はかなり高額になりますが、多くのハウスメーカーは契約時に窯業系サイディングのリスクについて説明をしていないと思われます。

もう一つ定期的なメンテナンスの掛かる外装材が屋根材です。横手市付近ではガルバリウム鋼板葺きの屋根が一般的です。屋根材は酸性雨や暴風に晒され、夏は灼熱地獄、冬は雪に覆われ氷点下の環境にあります。家に使われる資材の中で最も過酷な部位と言えるでしょう。ゆえに定期的なメンテナンスは欠かせないのです。これらのメンテナンス費用は決して安くはありません。住宅ローンを支払っている最中での出費はかなりの痛手になるお客様も多いと思います。

だからこそ一番最初に家を建てる際はコスパの良い住宅会社を選ぶことが大事なのです。大手ハウスメーカーの方がブランド力が有るし安心感もあるという気持ちも理解は出来ますが、無理をしてそこまで高額な買い物をする必要があるのか私的には甚だ疑問が残ります。

『シニア世代』で老後を夫婦二人で暮らしたいという方にもやはりお金を大切に使って戴きたいと思います。自然素材で出来た家を大手ハウスメーカーで建てるより20%も安く建てて、余ったお金でゆとりある老後生活を送って戴きたいと思います。家は人が生活していく上で必要不可欠なものですが、長く暮らし続けていくにはお金が掛かります。それらを支払っても家族が我慢をせずに暮らせる事まで是非考えを巡らせて戴きたいと思います。

構造材は無垢の木の乾燥材!

誠心住工房フォレストでは木造住宅の構造材に集成材は1本も使いません。これは約束事項です。

なぜ集成材を使わないかには2つの理由があります。
①集成材の強度及び耐久年数は接着剤によって決まり、一般的にその寿命は50年~80年と言われている。
②接着剤に含まれている化学物質によってシックハウス症候群が起こる可能性がある。

まず①についてですが、いま国が推奨する住宅は100年住宅や200年住宅という超耐久性能を持った住宅です。そこに寿命が100年持たないと分かっている集成材を使うという事に弊社では疑問を持っています。集成材を使っている住宅会社の営業マンが建築を知らないお客様に「無垢材は強度がバラバラで、後々反りや曲がりが出てくる可能性があります。集成材は強度が均一で反ったり曲がったりする事はありません。」と語っていますが、一部正解で一部は間違った内容です。集成材は科学と化学によって作られた人工木材です。ですから先程の集成材に関する部分の説明は正解ですが、肝心な説明が抜けています。それは強度についてです。確かに強度は均一化されていても強度のピークは製造直後であり、その後は接着剤の経年劣化と共に年々強度は下降していくのです。ここが弊社の一番危惧する点なのです。一方、無垢材については言葉足らずです。確かに強度はバラバラで均一ではありません。しかし無垢材の強度は伐採してから徐々に強度を増してゆき200年後にピークを迎え、その後1000年掛けて元の強度に戻ると言われています。また木材の乾燥技術は進歩していて無垢材であっても乾燥材であれば大きな変形は起きません。また②についても無垢材は自然素材ですから有害な化学物質を放出する心配もありません。

簡単ではありますが、上記の理由から弊社では構造材に集成材をしないのであります。では、なぜ多くの住宅会社は集成材を使っているのでしょうか?

理由は3つあると思います。
①クレームが出にくいから 
②施工がしやすいから 
③問題が起きた時には保証期間が過ぎているから

集成材を使うと後々反りや曲がりが殆ど出ないのでクレームになりにくいと言う利点があります。イコールこれは施工を行う大工さんにも好都合で仕事がしやすいと言う事にも繋がります。問題は③です。住宅の瑕疵担保保険は最低でも10年が義務になっています(最近は長期で20年以上の保険もありますが)。集成材の寿命は最初の部分で書きましたが、もしも接着剤の剥離が起きたとしても保険期間が過ぎた後になる訳です。これがどういう意味かはご推察ください。

昭和の時代まで日本の家の寿命は25年と言われ、先進国の中ではダントツのビリでした。欧米では50年~80年は当たり前でしたから、平成になってから欧米に追い付け追い越せで「100年住宅」が求められるようになったのです。家が完成するまでは住宅会社の責任ですが、引渡し後は基本的にお施主様の管理責任に代わります。家は自分の代までとお考えならば構いませんが、孫の代までとお考えならば構造材に何を選ぶかは重要な要素となる事を是非この機会に知って貰いたいと思います。

断熱性能は「Q値」ではなく「UA値」で表す

断熱性能を数字で表した代表的な指標として熱損失係数「Q値」があります。これは外皮総熱損失量を床面積で割った数値で、外皮とは断熱材が入る部位、つまり1階床、外壁、天井または屋根面を指します。Q値を計算する際、「同じ断熱性能を持つ材料」を用いて建物を建てても熱損失量を延べ床面積で割るため、同じ床面積であっても形状が複雑で外皮面積の多い建物のQ値は大きくなり、形状がシンプルで外皮面積の少ない建物のQ値は小さくなります。また形状が同じで面積だけが違う場合は延べ床面積が大きいほどQ値は小さく算出されます。この事からも分かるとおり、単純に「Q値」を比べただけでは建物の「断熱性能」や「省エネ性能」が優れているかどうかは分からないのです。

では、どうすれば建物の「断熱性能」や「省エネ性能」が優れているかを判断できるかですが、新しい省エネ基準として外皮平均熱貫流率「UA値」が採用されています。

「UA値」は外皮総熱損失量を外皮表面積で割った数値です。建物の形状や延べ床面積の大小によって算出される数値にバラつきが出にくい事から「断熱性能」や「省エネ性能」の数値がより正確なものとなります。既に平成25年改正省エネ基準では「Q値」から「UA値」へと指標が切り替わっています。アバウトで見る場合は「Q値」でも参考にはなると思いますが、正確な数値では無いことは知っておいてください。

これから横手市(近郊)で家を建てらる方へ

4月も20日を過ぎ、まもなくG.Wに入ろうとしております。ついこの前まで道路以外の場所はどこも雪で覆われていたのが嘘のように消えました。気温も日中は初夏のような温度になりますが、さすがに半袖を着て歩けはしません。私が住む横手市は12月から3月いっぱいまで雪と格闘しておりました。昨年の積雪量も凄かったですが、今年も負けず劣らず降り積もりました。2年連続で約2Mの降雪量にはほとほと泣かされました。これは私だけではなく、横手市民全員がそうだと思います。1年12カ月の内3~4カ月、つまり横手という場所は1年の1/4~1/3は雪と付き合わなけばならない地域だと言う事です。

さて、冬期間は太陽の日差しが滅多に拝めない地域ですから気持ちがやや沈みがちになりますが、雪が解けて暖かい春が訪れると気持ちも明るくなります。そんな季節の中で「家を建てよう!」とお考えの方は是非とも横手の雪を思い出しながら計画を立ててください。有名なハウスメーカーだからちゃんと雪の事を考えて設計してくれるとお思いの方、「そんな事はありません!」。横手で暮らして大雪の中で除雪や雪下ろしを体験した事がある、または現在横手市に住んでいる設計士ならともかく、「横手の雪」を知らない人が設計すると絶対では有りませんが、どんでもない家が建つ可能性があります。実際に私が秋田市のハウスメーカーに勤めていた時でしたが、設計一筋40年のプロが湯沢市の家を設計しました。この設計士は秋田市生まれで秋田市育ちで湯沢市には殆ど来た事が無いばかりか、雪降る冬の湯沢市なんて見た事もありません。結果は毎年のように大雪が降るとお施主様からクレームの電話が来ます。同じ秋田県内でも秋田市と横手市では気候がかなり違います。秋田市ではOKな事でも横手市ではNGな事はたくさん有るのです。

例えば屋根の形などは典型的な例です。横手の雪を知らない設計士が知らずにミスってしまうのが寄棟の屋根です。寄棟とは建物の四方へ屋根面を設ける形状の事を言います。これだと家の周り全体に雪が落ちてくるので、人の出入りが有る玄関や勝手口は危険な箇所となります。雪国の家の屋根は人が出入りする面には雪が落ちて行かないように考える事が基本ですので、どうしても屋根形状は切妻か片流れになります。あと無落雪という形状もありますが、個人的にはお薦めしません。理由は横手の雪の「雪質」です。湿気が多く、積もるとモノ凄い重量になります。もし雪下ろしをせずに1M以上も積もらせておくと何十トンもの荷重が家の構造体に負荷されます。問題はこの状態の中で巨大地震が起きた場合です。この雪の重量は瓦屋根の比ではありません。下手をすれば家が潰れる可能性もあります。不思議な事に雪が多く降っている時期に巨大地震が秋田県で起こった事が無いので、あまり問題視される事が有りませんでした。でもこれからの日本はいつどこで大地震が起こるか分からないので、危機意識を持って家づくりを考える事をお薦めします。

雪の無い季節に「家づくりの計画」を立てるとついつい雪害の事を疎かにしてしまいがちです。いざ冬本番を迎えた時に後悔しない家づくりが出来るよう、しっかり設計士さんと綿密な打ち合わせをしておきましょう

もう一つのお薦め暖房方法「薪ストーブ」

誠心住工房フォレストでは主に「蓄熱式全館床暖房」をお客様にご提案をしておりますが、暖房はこれだけしか出来ない訳ではありません。寒冷地仕様のエアコンやFFストーブなどの設置もご要望があれば行えますが、基本的に風が吹く対流熱式の暖房機器を主暖房にする事は正直言ってお薦めはしません。では「他に薦められる暖房機器は?」と聞かれたなら万人受けではありませんが「薪ストーブ」をお薦めします。

薪ストーブの良さはいろいろ有ります。個人的に一番の魅力は窓から覗ける雪景色とストーブの炎を見ながらくつろぐ光景が雪国ならではの冬の醍醐味だと思います。寒さが厳しい土地だからこそ味わえる暖房方法であり、雪の降らない地域には合わない暖房機器とも言えるでしょう。また直に炎を燃やす事で質の違う暖かさを感じる事が出来ます。自宅に居ながら山のロッジに居る気分に浸れます。そしてインテリアと言う側面から見ても、とてもお洒落な空間にしてくれる重要なパーツにもなります。

但し、薪ストーブを設置するには短所も知っておかなければ後で後悔する事もあります。例えば薪の確保です。雪が降ってから薪を準備では遅すぎます。遅くても初秋までには一冬分の薪を確保し、乾燥させておかなければなりません。薪を置くスペースもちゃんと考えておく必要があります。薪が安価に手に入る人であれば良いのですが、全て購入するとなるとガスや灯油よりも燃料代が高く付くので、薪の入手方法も事前に考えなくてはなりません。また、家の中で直に炎を燃やす訳ですから危険も伴います。小さなお子さんがいれば安全対策も講じないとなりません。さらに薪を燃やせば灰が出るので、定期的に火を落としてストーブ内の灰の除去掃除も行わなければなりません。この作業を行うと着衣に黒い煤が付く事もありますが、潔癖症の方はそれだけで怒る場合もあります。他にも薪を入れずにいたら、気付かない内に火が落ちる事もあります。そうすると種火から火を起こさなければなりません。普段、誰かが家に居てくれれば良いのですが、日中誰も居ないとこの作業をしょっちゅう行わなければならない羽目になる事もあるでしょう。これ以外にもまだ有りますが、このように書くと薪ストーブを薦めていないかのように聞こえるかも知れません。が、そうではありません。薪ストーブにはこれら多くの短所を上回る魅力があります。但し、それは本当に薪ストーブが好きでたまらない人にしか理解出来ない魅力なのです

つまり、このような面倒な事が多々起こり得ることを理解した上で、それでも薪ストーブを付けたいという強い信念を持った人でなければ薪ストーブを薦めることは出来ないのです。ただ「お洒落だから」「カッコイイから」というだけの理由で付けると必ず後悔します。短所も全てひっくるめて「これが薪ストーブの魅力」と思える家族であれば楽しいウインターライフを過ごせると思います

最後に薪ストーブを設置するには何かと制限があります。部屋のどこにでも設置出来る訳ではありません。正しい設置を行うにはプランニングの段階から考えなければならず、設置場所だけでなく外観デザインまで考えなくてはなりません。ましてや雪の多い地域においては雪と煙突の位置関係は重要ですので、薪ストーブの設置方法をしっかり理解している住宅会社に依頼する事が大切になってきます。

震度6強の衝撃

3月16日23時36分頃に福島県沖を震源とする大きな地震がありました。震源地に近い福島県や宮城県で最大震度6強の揺れが襲い、東北新幹線が脱線する事態も起きました。時間帯が深夜だったので、被災された方は恐くて眠れない夜を過ごされたのではないでしょうか。翌朝になって次々に分かってくる被災情報で、今回の地震がいかに大きな災害だったのかを私たちは知りました。つい先日3.11から11年を迎えたその月に起きた大地震は、やはり東日本大震災を嫌でも思い出させてくれました。幸いにも津波や原発の被害には至りませんでしたが、本当に恐い地震であったと思います。実際に私自身もこの地震の揺れを体験しましたが、秋田県横手市でも震度5弱を記録しました。その時間、私はベッドで眠っておりました。すると突然ケータイの地震警報が鳴り、間もなく揺れ始めました。かなり大きな揺れで、揺れが収まってないのに2回目の地震警報が鳴って長い時間揺れが続きました。ある意味初めて経験する揺れ方だったと思います。事実、福島県で被災された方の中には3.11より揺れたと証言する人が何人もいらっしゃいました。

今回の地震で火力発電所が2基止まり、関東と東北で電力供給不足が一時的に発生しました。3月も下旬に入り、たまたま寒波と重なったせいもありますが、これが真冬に起きていたらと想像するとゾっとします。しかしTVを見て思うのですが、地震の揺れで屋根の瓦が落ちてしまってブルーシートで養生をしている家が数多く有りました。3.11から11年の間に同じクラスの地震は何度か起きています。剥がれたら都度瓦を補修しているのでしょうが、こんな短い期間で何度も同じ被害を受けているのであれば、思い切って屋根をガルバリウム鋼板葺きに変えた方が良いのではと個人的には思います。新築住宅や耐震リフォームした建物の耐震強度は上がっているのは確かですが、免震構造でない限り、建物は必ず揺れます。地震が頻繫に起きる地域にお住いの方はぜひ建物の軽量化を考えて行かれる事をお薦めします。瓦葺きの屋根というのは重厚感があり、それが高級感を醸し出しているのでしょうが、大きな地震が来る度に補修工事をやるくらいなら、いっそ変えてしまった方が良いと私は考えます。瓦葺きに比べてガルバリウム鋼板葺きは高級感こそ有りませんが、少なくとも地震で剥がれてブルーシートで養生をする事態までには至りません。災害は大きいほど被災する家屋の件数も多くなります。従って補修する時期も職人さん不足と重なり早い家と遅い家が出てきます。

ウクライナでの戦争報道であまり注目度が大きくありませんが、今回の地震は軽く見ない方がよいと思います。なぜ昔に比べて東北地方で地震が頻繁に起こるようになったのかは分かりませんが、今の日本ではいつどこでいかなる災害が起こっても不思議ではないのが現状です。私が住む秋田でも日本海中部地震のような大地震が再び起きるかも知れませんし、100年に1度と言われる水害が起きるかも知れません。そんな災害が起きた時に家族を守ってくれるモノと言えば、やはり「住宅」しかないのです。そこで考えなくてはならないのが家の構造と不測の事態に備えた設備の設置です。構造はなるべく耐震等級の高い家で、制震装置なども付いていると建物の被害は軽減されます。そして不測の事態に備えた設備ですが、例えば一番被害が大きな災害と言えば、やはり地震です。今回も停電が起きましたが、そんな時でもちゃんと家で暮らせる仕掛けを考えておく事が必要です。例えば非常用コンセント。それを結ぶ発電機を置く場所なども考えておけば短期間の停電時に備える事も出来ます。これに掛かる費用はオプションですが数万円で済みますので、ぜひ導入を検討して貰いたいと思います。まぁ、これをしたから万全という訳ではありませんが、何もしてない家に比べたら「備えあれば患いなし」の気持ちで入られると思います。

家賃6万円と住宅ローン6万円の違い

賃貸住宅に住んでいるか、持ち家に住んでいるかで毎月支払う住まいに掛かる費用の呼び名が変わりますね。仮に支払う金額が同じ6万円だとした場合、賃貸住宅であれば「家賃」、持ち家であれば「住宅ローン」になる訳ですが、お金の使い方としては意味が全く異なります。「家賃」は大家さんに払う賃貸料ですから、何年支払っても決して自分のモノにはなりません。片や「住宅ローン」は自宅を購入した際の返済金ですから、支払い年数に応じて自分のモノになっていきます。
住宅金融公庫が有った時代の「住宅ローン」は最長25年でしたが、今は最長35年で組むことが出来きるようになりました。よって月々の支払い額を抑える事が出来るため、所得の低い方でも家が建てられる可能性も広がってきております。なるべく若いうちに家を購入する事で自分が元気でいられる年齢で完済出来るように住宅ローンを組む事が理想的かと思います。

でも人によっては考え方が全く異なり、「一生賃貸生活」と決めて暮らしている方も世の中には多くいらっしゃいます。賃貸であれば土地に縛られる事なく、自分が住みたいと思った所へ簡単に引っ越す事も出来ますし、固定資産税を支払う必要もありません。部屋のどこかに不具合な所があれば、大家さんに言って無償で修理して貰えます。そういう気楽な所は「賃貸」の良さだと思いますので、それを良しと考えられている方に対する異見はありません。

ただ、「家を建てた方が良い」か「賃貸生活を続けた方が良い」かで迷われている方がいれば、私は「家を建てる」ほうをお薦めします。特にご家族で住まわれている方には輪をかけてお薦めします。なぜならば、もし自分に万が一の事が起きた時、つまり愛する家族を残して逝ってしまった場合の事を考えた場合に賃貸住宅と持ち家では大きな差が出てくるからです。ある日突然、自分がこの世を去った時に賃貸住宅に住んでいたら家族はどうなるでしょうか?奥様に稼ぐ力があって問題なく家賃が払えるなら良いのですが、もし払えないとしたら、そこを出て行かなければならなくなりますよね。家族の大黒柱がいなくなった事で家賃と生活費を残された家族で稼がなければならない訳です。これは亡くなられた人にとっては死んでも死にきれない事ではないでしょうか。

それに対し、持ち家の場合はどうでしょうか。住宅購入者の多くの方は金融機関で「住宅ローン」を組んで家を建てられます。その際に必ず『団体信用生命保険』、略して『団信』に入らされます。これは主債務者の方に万が一の事があった場合に住宅ローンの残債を無くしてくれるシステムです。つまり、一家の大黒柱だった方が亡くなられたとしても、その家から出る必要は無いのです。むしろ自分が死んだとしても愛する家族に財産を残せるのです。私が思うにここの違いは天と地ほどまでとは言いませんが、かなり大きな違いだと思います。

もちろん家を購入して掛かるお金は「住宅ローン」だけではありません。最初の年は不動産取得税、固定資産税は毎年掛かります。またメンテナンス費用も定期的に掛かります。そう考えると「一生賃貸生活」の方が結果的に安く済むかもしれませんが、自分の理想とする住まいで家族と過ごす時間はかけがえのないモノであり、何ものにも代えられない家族の財産になると私は思います。
年老いて死期が訪れた人間は病院ではなく、「家で死にたい。」と言います。きっと大切な家族と過ごした日々が忘れられないからこそ出てくる言葉なのではないのでしょうか。真に家とは自分の居場所であり、死に場所でもあるのだと思うのです。そういう場所を造り、育てる事に掛けるお金は決して無駄ではないと私は考えます。

今年はリフォームがお得かも!?

昨年の春に起こったウッドショックを皮切りにあらゆる資材価格が暴騰し、今もなお高騰が止まらない。コロナ禍だけではなく、ロシアとウクライナの戦争が大きく影響を及ぼしている。特にロシアからの輸入品が入って来ないのが本当に痛い。日本の建築業界では国産の木材が山のようにあるにも関わらず、殆どの住宅会社が輸入品を使っている。理由は「価格が安い!」。ただそれだけだ。日本の国土で人間が暮らせる場所は3割しかないと言われている。他の大部分は山である。その山の麓には多くの森があり、多くの木々が育っている。自分達の住むそばにたくさんの木があるのに、活用されるのはわずかな量の木だ。しかも伐られる木は細い間伐材ばかりで、構造材として使える木はとても少ない上に高額だから、誰も買わない。遠い異国の地で育った木の方が運送コストを掛けても、国産よりはるかに安いという点もおかしな話である。どうせ伐採しても輸入材より安くはならないからと言って、林業から離れる人もいる。
「地産地消」という言葉が叫ばれて久しいが、これは「食」だけに留まらず、ぜひ「住」の方でも考えて戴きたい。とは言え、高額な国産材をお客様へ押し付ける訳にもいかないし、我々のような工務店がどうにか出来る問題でもない。これは国策としてやらなければならない課題だと私は思います。普通に考えても北米や北欧そしてロシアから来る木材と地元で伐採される木では輸送コストに大きな差が出てくる。他に行う作業は国産材だろうが輸入材だろうが同じ工程を踏んで製材される。運送コストが抑えられるにも関わらず国産材になると輸入材の価格の2倍や3倍にもなるというのはナゼなんだろうか?実に不思議な話である。日本は資源の無い国とよく言われるが、木材に関してはたくさん有るではないか。国の偉い人達はもう少しこちらの事も考えて戴きたい。

いまロシアからの輸入材がストップすると構造材はもちろん、合板も作れなくなる工場が出てくるだろう。原材料が無ければ製品は作れないし、むろん供給もストップしてしまう。昨年だけで住宅価格は二次曲線を描くように価格が上がったが、この戦争で更に価格が上がる事は確実であり、これは住宅購入者を始め住宅産業に関わる全ての人に大きなダメージを与えかねない出来事として危惧している。ここまで来ると、もはや企業だけで問題を解決する事など出来るはずも無く、国が何かしらの手を打たない限りは現状を打開出来ないと私は考えている。

さて、前置きが長過ぎましたが本題に入ります。上記の事を前提に考えると、これから家を建てる人で建て替えかリフォームかで迷われている場合はリフォーム工事の方がお得と私は考えます。一番の理由は資材の購入費が抑えられるからです。勿論どんな住宅でもリフォーム工事の方が適している訳ではありません。中には建て替えの方が良い場合も有り得ます。でも、リフォーム工事が対応可能な家であれば、こちらを選ぶ事も得策な選択肢だと言えます。
リフォーム工事の最大の魅力はあるモノを再利用して使い、全く異なるライフスタイルの家に変えること。資材価格が高値で維持して行くのが分かっている現状では最良かつお買い得な選択肢の一つだと思いませんか?
また集成材ではない無垢の木で造られた住宅の場合、その木の強度は腐っていない限り全く問題なく使えます。なぜならば無垢の木の強度は伐採してから200年もの間ずーっと強度が上がり、1000年かけてゆっくりと元の強度に戻るからです。つまり、築30年、40年の家はまだまだリフォーム工事の対象物として考える事が出来ると言う訳です。

3.11から11年とオール電化住宅

東日本大震災から11年が経つ現在でも家に帰れない方や未だ行方不明の方、並びにご家族を亡くされた方々には心よりお見舞い申し上げます。11年という長い年月が経過しても地震は頻発して起きるし、なかなか安心して生活が出来ない方も多い事かと思いますが、一日も早く元の暮らしに戻れる日が来る事を祈っております。

大震災から6年後、私は生まれ故郷に自宅を建てました。まだ震災時の記憶が残っておりましたので、耐震性に関しては結構考えて施工をしました。大きな地震の直後は耐震面に人の目は行きがちですが、ある程度収まってくると意識が薄らいできます。あの時の強烈な恐怖をも薄れさせる『時の流れ』とはある意味で怖さを感じます。3.11の時は太平洋側に比べたら比較になりませんが、秋田県でも大きな被害は出ました。私の記憶で鮮明に覚えているのはインフラがストップし、その復旧に大きな差があった事です。特に電気の復旧が一番遅く、電気が来ないと殆ど何も出来ない事がハッキリと分かりました。それが教訓となって雪国横手であっても太陽光パネルを設置したり、オール電化にはせずに使用エネルギーを分散させて自宅を建設しました。

私の家には普段両親が在宅しており、近所のおばあちゃん達がよく遊びにやって来ます。寒い季節だと「ここの家ほどあったかい家はねーな(無いな)。」と皆さんが褒めてくれます。我が家より立派な家に住んでいるおばあちゃんも同じ事を言うので、私の母が「お宅はオール電化だから寒くなんかねーべ(ないでしょ)。」と返すと「なんとなんと家中全部暖房なんか付けたら月に電気代が10万円超えるから、普段いる所しか付けてないんだよ。ここみたいにどこ行ってもあったかくなんかなんねーよ(ならないよ)。」との事。局所暖房やって電気代が約8~9万円くらい掛かっているらしいのですが、それだと建替え以前の暮らしとあまり変わらないような気がしてなりません。

別の家のおばあちゃんは先日やって来て「病人がいるから家の暖房を付けっぱなしでいたら電気代が10万円を超えた。」と言い、「これからまた電気代が上がったら生活出来なくなる。」と嘆いていたそうです。この二人のおばあちゃんの家で共通するものは「オール電化の家」だという事です。私はオール電化の家で生活をした事がありませんので、どれくらい快適なのかは分かりません。ただ、お二人の話を聞く限りでは寒い横手ではお薦め出来るモノでは無いような気がします。オール電化の家を推進している住宅会社は今も多く存在していますが、私はこれまで「オール電化の家は快適で省エネ性も最高!」と言っているお施主様に出会った事が一度もありません。どちらかと言えば、「とにかく電気代が高い!」「電気代が高いから暖房のスイッチを一部切って暮らしている。」とかネガティブな話しか聞こえて来ないのです。にも係わらず「オール電化住宅」を選んで建てているお客様が後を絶たないのはナゼ?なのか不思議でたまりません。

そもそも今の日本の電気はどうやって作られているのかをご存じでしょうか?3.11以降原発の稼働が減り、日本の電力の8割は火力発電所に頼っています。この火力発電所で何を燃やして電気を作っているかと言うとそれは「天然ガス・石炭・石油」です。どれも化石燃料を燃やして作っているのです。電気はクリーンなエネルギーと思っている方が多いと思いますが、全くクリーンではないのが現実です。もし「オール電化の家」はクリーンな家だと思っておられるのであれば、ちょっと違うと思います。今のところクリーンなエネルギーと呼べるのは再生可能エネルギーと地熱・水力発電くらいですが、日本でのこれらのシェアは本当に少ないですね。ドイツのように国策として取り組む覚悟でやらない限り、いつまで経っても脱化石燃料・脱原発は絵に書いた餅でしかならないと私は見ています。でも、再生可能エネルギーを使って家の電気を賄っているのであれば、それは「クリーンな家」と言えると思います。

さて「オール電化の家」の電気料が高額な事は以前から知っていました。「いつもよりちょっと暖房を多く使うとあっという間に8万円を超える。」という話は4年前に知り合いの大工さんからも聞きました。更に昨年3月で終了した「深夜機器割引」の終了も要因一つになっていると思います。この割引終了が電気代を8万円から10万円に引き上げているのだと思いますが、この金額の高さは弊社の住宅と比較すると異常な高さです。確かにどんなに断熱性能の高い住宅であっても冬場の光熱費は高くなりますが、せっかく設けた設備機器を電気代が高く付くからという理由で使わずに我慢しているなどというのは本末転倒だと思いませんか?

私が思うに多くのお客様は光熱費がどれくらい掛かるのかを知らされないで建てているのではないでしょうか?特に1年の半分を暖房に頼る雪国横手の冬の暖房費を知らされていないのではないかと思わざるを得ないのです。でなければ購入後に前述したおばあちゃんたちのような話は出てくるはずが無いと思うのです。弊社の住宅の暖房は床暖房で熱源は灯油ボイラーです。床暖房はヒートポンプを使った電化型も可能ですが、この方式は寒冷地以外の地域であれば可能です。秋田でも横手のような極寒の地域では残念ながら電化型はパワー不足で役に立ちません。まぁ他に選択肢がなく灯油ボイラーを標準仕様としていますが、抜群の暖かさを誇ります。外気温がどんなに寒くても家中どこでも暖かいのです。蓄熱式なので余熱を利用する事で省エネ性にも優れていますので、全館暖房にしていてもオール電化の家より光熱費は数万円安くなります。

このようにランニングコストを抑えて真冬でも暖かく快適に暮らせる蓄熱式床暖房ですが、実はイニシャルコストも他の暖房機器と比較すると安く抑えられます。一言で『床暖房』と聞くとイニシャルコストもランニングコストもメッチャ高額なモノと思われがちですが、そんな事はありません。弊社ではこれまでに10棟以上のお宅で床暖房を施工させて戴いており、高評価を戴いております。これから家を建てられる方にはぜひ暖房をどの工法で行うかを真剣に考えて貰いたいと思います。横手は北海道に次ぐ日本で2番目に寒い地域です。全館冷暖房も魅力的だと思いますが、私はやはり暖房最優先で家を建てられる事をお薦めします

二刀流工務店フォレスト!

今の世の中で『二刀流』と言えば誰もが「大谷翔平選手」と答えるでしょう。野球というスポーツで投手と打者という異なる分野で能力を発揮し、全世界でその才能は認められています。でも世の中には野球以外の事でも『二刀流』で名を上げている人達はたくさんいらっしゃると思います。私も有名ではありませんが『二刀流』の一人です。何の『二刀流』かと言うと住宅の新築とリフォームであります。一般的に住宅建築は新築工事もリフォーム工事も十把一絡げで見られる傾向がありますが、実際には全く違う分野になります。例えば長年ハウスメーカーで新築畑を歩いて来た人にはリフォーム工事は難しいと思います。なぜならば、リフォームをする住宅の造りは千差万別で、中を開いて見ないと対処方法が分かりません。一つのハウスメーカーで働いてきた人は自社の構造しか知らないケースが多く、どこの誰が建てたか分からない建物の構造はたぶん理解出来ないと思われます。要は幅広い経験値が足りない訳です。これは若い技術者にも当てはまります。新築工事は会社のマニュアル通りに設計すれば、経験値の少ない若い技術者にでも造れますが、リフォーム工事には幅広い経験値と知識が求められます。ゆえにこの分野で『二刀流』を名乗れる技術者はそれほど多くはいないと思います。

弊社は平成27年4月に開業した際にリフォーム工事を主に行ってきており、一昨年から新築工事も行うようになりました。昨年の春に起こったウッドショックを皮切りにあらゆる資材が高騰し、今年も戦争の影響で更に価格高騰が起こる可能性が出てきております。これから新築工事を検討される方は価格の再高騰が起こる前に契約をされる事をお薦めします。来年がどうなるかは誰にも分かりませんが、少なくとも価格が下がる要因は出てこないと言うのが大方の見解で私も同意見です。新築工事では大量の資材が必要となりますので、価格がいくらでも安い時に契約される事が得策かと思います。また、こういうご時世だからこそ新築工事ではなく、リフォーム工事がお得な選択肢になるのではという考え方もあります。リフォーム工事の規模にも寄りますが、普通に考えても新築工事よりも資材を多く使う事は無いはずです。なぜならリフォーム工事の最大の魅力は今あるモノを再利用出来る事だからです。この魅力を最大限活用すれば、今の世の中でも快適な住空間を低コストで造る事も可能です。どんな家でも可能とは断言は出来ませんが、一つの選択肢として考える価値はあると思います。

弊社のショールームは築58年の住宅をリフォームして造りました。初めて来られた方は新築したショールームだと思われるほど変わりますし、ここが築58年の家だと知ると驚かれます。このショールームは新築をお考えのお客様だけではなく、リフォームをご検討されているお客様にとっても参考になる場所です。3月までは床暖房の体感見学会を開催しておりますので、ぜひ遊びがてらお立ち寄りくださいませ。

「化学系木材」は使用しない!

誠心住工房フォレストでは構造材(土台、柱、梁)に使われる集成材の事を「化学系木材」と呼んでおり、これらを一本も使いません。集成材は小さな木材を接着剤で貼り合わせて作られた木材の事を言い、その接着剤として「レゾルシノール系接着剤」が使用されています。この接着剤の成分には『ホルムアルデヒド等』の化学物質が含まれていて、接着乾燥後もホルムアルデヒドを放散させて、シックハウス症候群を引き起こす原因になります。
今はだんだん質が良くなって、このレゾルシノール系接着剤でも『F☆☆☆☆』の製品も出てきてはいます。但し、少ない量のホルムアルデヒドの放散値でも、たくさんの量を使えばそれなりの数字に上がります。家の骨格となる構造材の量はとても多く、そこから発生されるホルムアルデヒドが人体に与える影響は大きいとお考えください。

また、この集成材の寿命は接着剤の劣化に左右されます。木の強度ではなく、接着能力が落ちてくると、その材料の強度が無くなるということになります。

ちなみに接着剤の寿命は50~80年と言われております。実際、集成材が世に出たのは数十年前であって何年持つかというデータは出ていません。

弊社が標準で使っている無垢材の乾燥材ですと、200年かけて強度が上がって、その後1000年かけて強度が下がり、元の強度に戻ります。つまり、木材の構造体だけで見れば1200年の間使い続けることが出来るのです。これらのデータは奈良や京都に古くからある社寺仏閣の建築物が証明してくれております。

弊社のロゴマークにある『自然素材』とは内部の仕上げ材だけを言っているのではなく、構造材も含めて意味しているのです。

最後に家具や造作材に使われている集成材の接着剤はレゾルシノール系接着剤ではありません。これらは構造材ではないので、接着剤に強度は求められません。従って人体にほとんど悪影響のない接着剤が使用されていますので、ご安心ください。

お得なモニターハウス募集キャンペーン

春のキャンペーン企画として≪モニターハウス募集≫を行っております。規格型セミオーダー住宅【Life STAGE 32】と【Life STAGE 24 cpt】の新商品を発表した記念に限定で4組のお客様に特別価格でご提供させて戴きます。どこかの会社がやっているような『1棟980万円!』みたいな破格的なお値段ではありませんが、昨年の春に起こったウッドショックを皮切りにあらゆる資材の高騰分を補って貰えたらという事で始めた企画でございます。ちなみにちゃんとした家が1千万円を切る価格で建てられるなど私には到底思えません。ましてや横手・大仙地域は寒冷地であり、豪雪地帯でもあります。そういう地域で快適な冬が暮らせる住宅を建てるとすれば、それなりに性能の高い資材を使わざるを得ない訳でして、いわゆる「安かろう悪かろう」的な住宅は建てない方が良いと思います。

そういう住宅で使われている代表的な素材として『外壁材』が挙げられます。今の住宅業界で外壁材の主流はやはり『サイディング』でしょう。でも同じ秋田県内でも沿岸部と内陸部では使うサイディングの素材が違ってきます。雪が比較的少なく、塩害の恐れがある沿岸部では「窯業系サイディング」が向いています。逆に雪が多く、雪害の恐れがある内陸部では「金属系サイディング」が向いています。私が住む横手市は積雪量が2Mにもなる地域ですので、弊社では「金属サイディング」が標準仕様になっております。ところがこの多雪地域において「窯業系サイディング」を使用している住宅会社さんも多く見受けられます。これって大丈夫なの?って話なんですが、ハッキリ言って多雪地域において「窯業系サイディング」の使用はお薦め出来ません。なぜならば、「窯業系サイディング」には凍害という大きなリスクが潜んでいるからです。詳しく知りたい方は弊社へお問い合わせ戴きたいのですが、ではなぜ多雪地域で「窯業系サイディング」を使っているかと言うと答えは「価格が安いから」です。

完成した時はどんな素材のモノでもピカピカに輝いていますが、素材の良し悪しは年数を経て初めて分かるモノなのです。なので「安かろう悪かろう」的な住宅を建てるとほんの数年で外壁の塗り替えか張替えが必要になる恐れがある事をぜひ知っておいて貰いたいと思います。これらに掛かるメンテナンス費用は本当にバカにならない金額になります。住宅ローンを支払いながら、リフォームローンまで支払わないとならない羽目になってしまいます。こんな目に合わないようにする為にも住宅会社がどんなこだわりを持って家を造っているのかを知る必要があります。直接会わなくても今はネットで情報がいくらでも手に入る時代です。価格やデザインなども住宅を建てる上で重要な要素ですが、案外説明を聞かないと分からない部分が重要という要素は住宅には多々あるものなのです。

住宅のブランド品とは?

コロナ禍になる前に仙台市泉にあるアウトレットモールへ行く機会がありました。当時、私は新しい名刺入れが欲しくてモール内にある『コーチ』のメンズ店に入りました。入店する時に店員さんから『50%OFF』の割引券を渡され、案内されるまま名刺入れコーナーに行ったのですが定価を見てビックリ! 値札に¥28,000-とあったのです。私にとっては高額過ぎて「ダメだ、こりゃ!」と思い、コーナーから離れようとしたら店員さんから「今日は半額ですよ。」と声を掛けられました。割引券の事を言っているのだと思い「半額でも手が出ませんよ。」と返すと、コーナーの上に掲げてある『50%OFF』のボードを指さして「割引券を使えば更に50%引きになるんですけど、それでもお高いですか?」との事。つまり半額の商品を更に半額で売ると言っている訳です。定価で28,000円の名刺入れが7,000円で買えると言う事が分かり、すぐさま購入に至りました。既に割引が掛かっている商品は割引券の対象外となるのが一般的なので、この破格な値段には驚かされました。

購入直後はお買い得感で満たされていましたが、後になって「75%引きでも利益が出ているのであれば、一体この名刺入れの原価はいくらなのだろう?」という疑問が湧いてきました。いくら割引キャンペーンでも有名ブランド店が赤字で売る事などは無いでしょう。もし定価で売れていたら利益率は75%以上になる訳ですから、『ブランド』の力とは名も知られていない企業からしてみれば「羨ましい」としか言いようがありません。仮に25%OFFで売ったとしても利益率は50%以上も有るのですから、大幅な値引きがあっても何の不思議も無い訳です。このような事例は名刺入れに限らずブランド品を扱う世界ではよくあるケースだと思います。

では住宅業界でも同様な例はあるのでしょうか?

値引きの件だけで言えば「少なからず有ります」。但し、それは利益率の高い大手・有名ハウスメーカーに限る話であり、上記のようなパーセンテージの値引きは皆無でしょう。

また「ブランド」という観点で言えば、実は住宅にはブランド品というもの存在しないと私的には思っております。バックや財布に腕時計、更にはクルマなどなど、頭に「高級」が付くものはほとんどがブランド品と呼ばれるものです。住宅にも「高級住宅」と呼ばれる建物は存在しますが、他のブランド品とは決定的に違う点があります。住宅以外のものはブランド会社がオリジナルで設計し、徹底的に管理された工場で製作されます。ですから全く同じものがいくらでも製造可能です。そして必ず商品にはブランド名かマークが刻印され、お洒落なショップで販売されます。この刻印されたモノを所有する事で購入者は心を満たされる訳です。
しかし、住宅の場合は設計はオリジナルでも工場で組み立てられ完成するものなどは一棟たりとも存在しません。管理はされているとは言え一棟一棟全て違う建築条件下で造りますし、製作に携わる人間も全て違います。ましてや家の外壁などに住宅会社の社名やマークが刻印される事など決してありませんし、お洒落なショップで陳列される事もありません。

住宅の場合、有名な住宅会社が造った建物をブランド品と思われている方が非常に多くいらっしゃると思いますが、実際に中身を比較すると中小の住宅会社の建物とそんなに変わらないというのが実情です。システムキッチン、ユニットバス、サッシ、玄関ドア、室内ドアや便器など住宅は数えきれない程のパーツで構成されていますが、そこの仕様に大きな差は無く、完成すればどこの住宅会社が造った建物かなど一般のお客様には判別できません。住宅のパーツ全てを大手ハウスメーカーがオリジナルで作っているはずもありません。全てそれらのパーツを作っているメーカーから部品を取り寄せて現場で組み立てているだけです。その過程に住宅会社の大小は関係なく、多少作り方に違いはあれどお客様から見ればほとんど同じ作り方であり、ほとんど同じパーツで構成されているのが一般的な住宅なのです。

と言って、大手ハウスメーカーも中小の工務店も十把一絡げでは大手に対して失礼になります。大手の強みとは何か?いろいろ有るでしょうが、私から言わせると一番は『商品開発力』の違いだと思います。例えば地震に強い免震構造の家や水害に強い家などの開発・商品化は中小の工務店が束になっても出来るものでは有りません。なので、こういう大手でしか作れない特別な住宅を希望される方は大手ハウスメーカーに行かれた方が良いかと思います。

近日発表!シングルマザー向けセミオーダー型住宅

昨今の世の中、日本を問わず、世界中で離婚率が増えているそうです。離婚をした時に子供の年齢が低ければ、大抵の場合奥様であった女性が親権を持って育てるケースが多いかと思います。実際にはシングルファザーの方もいらっしゃるでしょうが、圧倒的にシングルマザーの方が多いですよね。幼い子供の事を考えた場合、家事の出来ない男性より、女性が子育てした方が良いと一般的に思われているのも確かです。ところが、いざ離婚してみたら元旦那さんからの養育費が支払われないと言う問題は至る処で起きているようです。

このように離婚は女性側にしてみると経済的負担が大きく、子供が独り立ちするまでの期間は我慢の連続が多いものと想像します。もちろんお金に変えられない喜びや楽しみを子供から貰える面も有る訳ですから、一概に「経済的負担が大きい=不幸」とは言えない部分もあるかと思います。

さて、話を本題に戻します。弊社では過去にシングルマザーさんの家を新築で建てさせて戴いた事があります。個人情報に関わる事ですので詳しくは申し上げられませんが、金融機関の審査がなかなか厳しかったですね。最大の要因はやはり年収面でした。これは男女に関係なく、融資を受けられる全ての方に言える事です。ただ、このお客様の「子供の為にどうしても家を建てたい!」と言う熱意に負けて私も必死で「プラン」と「資金計画」を何回も練り直し、ようやく審査に合格した訳です。いま考えても「よく審査が通ったなぁ。」と感心するのですが、よくよく考えてみると特に「資金計画」がいかに大事かを教わった事例の一つであったと思います。
そして、もう一つ教わった事が有ります。それは世の中にたくさんいるシングルマザーの方で「家を建てたいと思っているけど、自分には無理!」と思われている女性が案外多く存在しているのではないかという事です。

女性でも男性より稼ぎの多い人はいらっしゃいます。でも一般的に見れば少数派です。そんな少数派のシングルマザーの方を応援する商品(注文住宅)を近日発表いたします。昨年の春に起こった「ウッドショック」以降、あらゆる資材の値段が上がってしまい、ただでさえ高額な住宅がさらに高額なものとなってしまいました。正直言って今までのやり方のままで対応していくと、価格高騰分全てをお客様にご負担戴く事になり、とんでもない見積り価格を提示せざるを得ない状況になっております。そこで弊社では2つの新商品を発表し、モニター住宅として募って本体工事価格から税込み100万円の値引きをさせて戴く事としました。また新たに導入した「資金計画システム」を同時に活用して貰うことで、より経済的な負担を軽減させていきたいと考えております。

弊社では「安かろう悪かろう」的な住宅は絶対に建てません。それは仮にそれで一時儲けたとしても会社の信用を落とし、長続きはしないからです。そして何より高額なお金を支払ってくださったお客様の信頼を裏切る事に繋がるからです。ローコスト住宅を前面に出している会社の住宅価格と比較した場合、扱う素材を厳選し、丁寧な仕事をしている弊社の住宅では金額的に高くなるのは当然です。しかし、見方を少し変えて見て戴きたいのです。

見方を変えて戴きたい点は2つ有ります。

一つは『経済的に無理のない返済金額』になっているかです。いくら契約金額を抑えたとしても月々の返済額が高ければ意味がありませんよね。そこで重要なのが「資金計画」です。実は前述のお客様は弊社と出会う前にローコスト住宅で有名な会社からの営業を受けていたそうです。が、話が進むに連れ段々と来なくなってきたとの事。思うに「融資が難しい!」と判断し、撤退したのでしょう。でも弊社でこのお客様は家を建てられました。しかも新築の注文住宅です。価格もローコスト住宅会社より高い金額です。ここで言える事は『家づくりは住宅の価格だけで考えるものではない』と言う事です。でなければこのお客様が弊社で家を建てられる事など無かったはずです。

そしてもう一つ見て戴きたいのは『メンテナンス費用にいくらお金が掛かるのか』という部分です。この部分を考えているお客様は案外少なく、住宅会社もあまり触れませんが、かなり重要度の高いポイントだと考えます。ちなみに弊社の考える『素材の良さ』とは品質と耐久性です。「安かろう悪かろう」的な住宅との決定的な差はまさにこの部分が多くを占めます。例えば屋根や外壁材などは典型的なものです。素材の良し悪しで塗り替えを行うサイクルが大きく変わりますので、入居後に掛かるメンテナンス費用に大きく影響してくるのです。
つまり「安かろう悪かろう」的な住宅で建てた場合、住宅ローンとは別に想定外なメンテナンス費用が次々と掛かってくる恐れがあるのです。要は『長い目』で見た場合にどちらが得かを考えて戴きたいのです。何事も『最初が肝心』と言われるように、後から取り替えたくても取り替えが難しい部位は住宅には数え切れない程あるのです。どうかこれらの事を『大事』と捉えて戴ければ幸いに思います。

※「2つの新商品」とは一つが本日予告させて戴いた『シングルマザー向け』の注文住宅で、もう一つは『子育て世代向け』の注文住宅です。こちらもただいま公開に向けて準備中です。ご期待ください!

「資金計画」は「資金計画のプロ」にお任せ!

「資金計画」は「資金計画のプロ」にお任せ!

購入者の4割の方々が「資金計画」に失敗したと後悔している!住宅購入時において「資金計画」はとても重要な役割を意味します。今は35年間の住宅ローンを組まれるお客様が本当に多くいらっしゃいます。仮に30歳でローンの支払いを始めたら65歳の時に完済となる訳ですから、住宅とは途方もない「高価な買い物」と言える訳です。

さて、このブログをお読みになられている読者の皆様は家づくりにおける「資金計画」にどれくらいの重きを置いてお考えでしょうか?

私から言わせればプランやデザインより遥かにこちらが重要だと思います。なぜならば、この「資金計画」を誤ってしまったら、総支払い額が数百万円も多くなる場合があるからです。

逆を言えば「上手な資金計画」が練る事が出来たら総支払い額が数百万円安くなるという事ですね。

実際にSUUMOで調査したデータによると購入者の4割の方々が「資金計画」に失敗したと後悔されているのです。特に「借入先」をどこにしたか、そしてそこに決めた過程に後悔している方が最も多くいらっしゃるようです。

「住宅会社の営業マンに勧められたから」、「とにかく金利が一番低いところだけで選んだ」などなど理由はたくさん有りますが、共通して言える事は後悔されている購入者の多くは「購入前にもっと資金計画の勉強をしとけば良かった。」と思われている点です。

これから住宅のご購入をお考えの方には、既に購入されているお施主様方の後悔の言葉をぜひ教訓にして戴きたいと思います。


住宅ローン選びで失敗しないための「安心サポートの導入」弊社はご購入者の4割の方が後悔している事を重く受け止め、資金計画のご提案にもっと力を注ぐようにしたいと思っております。

具体的には「資金計画のプロ」とパートナー契約を結び、お客様それぞれに最適な「資金計画」がご提案できるシステムを今年2月から導入することとしました。

このシステムには3つの特長があります。


特徴1:ファイナンシャルプランナーから提案を受けることがてきる

まず第1の特長ですが、システムの中にはファイナンシャルプランナーがいて、お客様の経済的事情をヒアリングし、精査していきます。その精査内容は同じシステムの中にいる「資金計画のプロ」に引き継がれ、それぞれのお客様に最適と考えられる金融機関2~3社の商品が提示されます。

ここで重要なのは『ファイナンシャルプランナーと資金計画のプロが連携してご提案をさせて戴く』という点です。

多くのハウスメーカーの営業マンにも優秀な人は存在しますが、例えどんなに優秀であったとしても弊社がパートナー契約をしたチームより良い提案は出来ないと思います。なぜならば、彼らは「住宅のプロ」ではなく「金融のプロ」だからです。

ハウスメーカーの社員は「住宅のプロ」であり、「金融のプロ」ではありません。確かに「資金計画」についても勉強はされているでしょうが、どんなに勉強をしても「金融のプロ」との差は歴然なのです。

昔から『餅は餅屋!』、『蛇の道は蛇!』と言うように何事においても、その道のプロには敵わないのが世の常です。

事実、購入者の4割の方が後悔されているのですから、ここは「その道のプロ」、つまり『資金計画のプロ』にお任せをした方が得策と言うのが弊社の考えであります。

ここまでの私の話を聞いて「なんだ、フォレストは資金計画は他人任せかよ!」と思われる方もいらっしゃるかと思います。確かに最初の部分は「資金計画のプロ」にお任せする場面が多々あります。

でも「資金計画」は計画を立てるだけが仕事ではありません。弊社の存在意義は「資金計画のプロ」が立案し、お施主様が承認した計画書通りに実行させるサポート役であります。

計画書が「絵に書いた餅」で終わらないようにお客様をしっかりとサポートする事が弊社の仕事であります。


特徴2:専用アプリでスムーズな対応が可能に

そこで第2の特長ですが、このシステムにはアプリが有って、お客様がそのアプリをスマートフォンにダウンロードするとサービスが開始され、そこでの情報はお客様、弊社、そして「資金計画のプロ」の三者で共有されます

これまで訳が分からないまま住宅会社に言われた通りに行ってきた「お金」に関する事柄がアプリを通じてお客様にもご理解戴けるようになります。


特徴3:トクする最新のローンの組み方をご紹介♪ ネットバンクのご利用も可能です!

最後に私たちが住む秋田県は都会と違い、実は選べる金融機関が圧倒的に少ないというハンデがありました。

ここで第3の特長ですが、このシステムにはそのハンデを補う機能が装備されております。

つまり、このシステムを使う事で秋田県に住んでいても都会に住む人達と同じようなサービスが受けられるのです。(他社では絶対に出てくる事がない提案をご覧戴けるはずです。)

新しいシステムを3つの特長に分けて簡単にご紹介させて戴きましたが、本当に良いシステムかどうかはお客様ご自身がお決めになる事です。

このシステムにご関心を持たれたならば是非アクションを起こしてみてください。『住宅ローンで失敗したくない』とお考えの方は話を聞くだけでも損は無いと思います。ちなみに「資金計画」を立てるだけであれば費用は掛かりませんので。


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新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

誠心住工房フォレストの佐々木でございます。

2020年の最初の日に当たり、ご挨拶をさせて戴きます。

弊社は今年4月で設立から丸7年となり、8年目の期を迎えます。これも一重に弊社へ工事をご依頼戴きましたお施主様方を始め、弊社を支えてくれた協力業者様方のお陰であります。「本当にありがとうございました。」この場を借りて心より感謝申し上げます。

弊社は2019年7月から主力商品を「リフォーム工事」から「注文住宅の新築工事」へと大きく舵を切り、2020年に2棟、2021年に3棟の新築工事を受注させて戴きました。2022年の今年は更に受注棟数を伸ばすつもりで頑張りたいと思っております。

しかし「注文住宅の新築工事」の受注は決して簡単な事ではありません。なぜならば、お客様にとって家は『一生に一度の大きな買い物』になるからです。ですから工事をどこに依頼するかは重要な選択になります。逆に我々住宅会社とっては選ばられる為の努力が求められます。何を持って選ばれるのかはそれぞれのお客様次第でありますが、弊社は社是である『至誠 天に通ず』の精神を忘れる事なくお客様と向き合っていきたいと思っております。

さて今年から弊社では『365にち裸足で暮らせる家』をキーワードにグレードを問わず注文住宅の新築工事は全て「蓄熱式全館床暖房」を標準装備としてお客様へご提案させて戴く方針であります。これは既に行ってきている事ではありますが、もっと多くのお客様方に知って貰えるよう、改めて発信していきたいと考えております。

私たちが住む秋田県南部は日本でも有数の豪雪地帯であります。特に横手盆地に位置する横手市は真夏の気温が東京並みの35℃となり、真冬の気温はマイナス15℃と北海道並みの寒さになる特異な気候を持つ地域です。そしてその寒さに関しては1年間の半分以上に渡って暖房を必要とします。暑い期間は2カ月程度ですが、寒い期間はその3倍にもなる訳です。よって冷暖房の重要度としては当然ながら暖房に重きを置かなければならないと考えます(もちろん暑さ対策の配慮も行います)。『365にち裸足で暮らせる家』を実現させるには真にどんな暖房工法にすれば良いのかが鍵であり、弊社の「蓄熱式全館床暖房」はその答えだと自負しております。

私は弊社にしか無い技術とアイディアで『お客様から喜んで戴ける家づくり』を今年も続けて参ります。

どうか本年もよろしくお願いいたします。