2022年宅建試験合格しました!

こんにちは。

誠心住工房フォレストの佐々木です。

今日、11月22日は宅建試験の合格発表日です。

今年の3月に一念発起し、U-CANの通信講座を受け、めでたく合格の日を迎える事が出来ました。
勉強を開始する前にどうやって勉強を進めるのか考えました。独学ではなかなか難しいだろうと思い、新聞の折込チラシにあったU-CANの通信教育を選びました。いろいろ考えた割には安易な決断でした。U-CANに申し込みをすると、分厚い6冊のテキストが送られて来ました。正直、「マジでこれ全部勉強しないといけないの?」と思わされる量で、希望より不安の方が大きかった記憶しかありません。
U-CANでは自分のペースで毎日コツコツと言うのが基本コンセプトらしく、私は毎日1時間は必ず勉強する事を決心しました。事実、勉強を怠った日は1日も無く、受験日前日までそれを守りました。

U-CANでは最初に「権利関係」のテキストから勉強していきます。殆どが法律の事だらけで最初は何が何だか分からない日が続きました。「「詐欺」とか「恐喝」とかこれって不動産の取引と何の関係があるの?」と思うような事が多く有り、理解するまで結構な時間を要しました。中には「この部分は後で勉強するので、こういう内容のものがあったな程度で覚えておいてください。」みたいな部分もあったり、「えーっ、覚えられないよ。」と嘆く事も多く有りました。本当に最初は手探り状態で何を勉強しているのか意味不明でしたが、毎日続けて行くうちに少しずつ理解出来る部分が増えてきました。まぁ、3歩進んで2歩下がるみたいな感じでしたが、徐々にU-CANの指導方法にも慣れてきました。夏頃になると勉強が少しずつ楽しく感じるようにもなりました。

しかし、世の中そう甘くはありません。テキストの講義が全て終了すると模試に入ります。本試験では2時間で50問の問題を解かなければならないのですが、最初は時間を気にせず1問1問じっくりと解いていきました。自己採点をしてみると33点。「あれっ!結構出来てるじゃん。」と思ったのはこの時だけ。次の模試、その次の模試と続けて行くと点数は20点台に急降下。やればやるほど点数が下がって行くではありませんか。しかも制限時間2時間の枠内では無いにも関わらずです。何が自分に欠けているのかは各科目ごとの点数で分かります。自分の一番の弱点は「権利関係」と「その他法令」です。一旦模試は止めて、テキスト内の過去問にじっくり時間を掛けて復習をしました。何日も弱点の科目ばかり復習していると、そこの部分の点数はやや改善されますが、逆に得意だった「宅建業法」の点数がダウン。今度は「宅建業法」に重点を置いて復習します。すると他の科目の点数がダウン。これには正直言って参りました。年齢的(56歳)にも暗記力が低下しているのが如実に分かりました。

最後は結局過去問の繰り返しです。2時間で50問回答を前提に行いました。しかし受験日前日までに7割に達する正解を出した事は一度もありませんでした。

そして運命の受験日です。私は苦手な「権利関係」を後回しにして問い50番から逆走で解答をしました。問い25番までで1時間が経過。ここまでは取り敢えず順調にきましたが、やはり「権利関係」は難しくかなりの時間を費やしてしまいました。後で見直しをしようと思っていた問題も見直す時間が全く無いままゲームオーバーです。

受験日の10月16日から合格発表日の11月22日までの時間はとても長く感じました。実は問題用紙は持ち出し出来ないと思っていて、用紙にハッキリと何番に●を付けたのか分からず、記憶を辿って自己採点をしてみると33点は間違いなし。もしかしたら正解に●を付けたかもと思えるのが2点。なので自己採点では悪くても33点、運が良ければ35点だったのですが、今日の発表では合格ラインが36点と聞いてガッカリ。でも『合格者の受験番号の広告』を見ると自分の番号が載っているではないですか。正直言ってビックリです。奇跡です。なぜなら7割を超える正解を一度も出した事の無い私が36点で合格するとは夢にも思えなかったからです。「なぜ合格出来たか?」と問われたならば、「毎日コツコツと勉強してきたから」そして「運が良かったから」としか言いようがありません。

実は「来年も受験勉強か。」と思っていたのですが、一発合格出来た事で良い事がいくつか出来ました。一つ目は受験勉強の時間を他の事に与えられる事、二つ目は資格取得により商売の巾が広がると言う点です。資格取得に何年も時間を費やす人も少なからずいると思います。合格したからと言って偉そうな事を言うつもりでは有りませんが、何事においても「これをしよう!」と思ったら短期集中型で取り組むべきだと思います。私の場合は好きなゴルフと飲み会は封印しました。その甲斐あっての合格ですが、不合格ならもう一年封印しなければならなかった訳です。もし来年も不合格なら3年同じ事をする羽目になるかも知れません。これってもの凄く不効率だと思いませんか?例えば「家を建てる!」と決めた場合も同じだと思います。いろいろなモノを見過ぎて何も決められない方がたまにいらっしゃいますが、自分が建てたい家はどんな家でそれを可能にしてくれそうな住宅会社はココ!と決めてしまえば格段に早く住む事が出来ます。「人生で一番高価な買い物なので、そう簡単には決められないよ。」と思われるでしょうが、業者決定はお客様と担当者の相性で殆ど決定しているのが現実なのです。住宅会社の規模やイメージで選ぶ人は比較的多いかと思いますが、これには大きな落とし穴があるので要注意です。この点については次回改めて触れたいと思います。

結局のところ私が申し上げたいのは「目標を実現する為に誰の助けを求めるのか?」と言うことです。私は「宅建試験合格!」の実現のためにU-CANを選びました。他にも選択肢はたくさん有ったと思いますが、コロナ禍である事、経済的負担が少ない事が選んだ理由です。U-CANだったから合格したとは思っていません。助けになったのは事実ですが、自己の努力あってこその合格だと思っております。では「家づくり」においてはどうかと言いますと、これもある意味似た側面があります。選んだ住宅会社がある程度の事はやってくれますが、お客様自らどんどん行動をしない限り前には進みません。今の時代、高性能住宅や高耐震住宅などどこでも対応してくれます。その中で自分に合った住宅会社を選ぶ。難しいようですが、実は意外と簡単です。住宅会社の社長の考え方や担当者の話を聞く事です。直接聞く事で見えないものが必ず見えてくると私は思います。

PageTop