雪国で家を建てるなら『暖房と断熱材は何か?』は重要です!

私が住む横手市は秋田県の県南内陸部にあります。すぐ東側に奥羽山脈があり、日本海の湿った雪が2Mも降り積もる日本有数の豪雪地帯でもあります。最近は異常気象のせいか氷点下15℃くらいになる時もあるくらい寒い冬が3カ月以上続きます。冬場の日照時間も47都道府県で最も少ない県の一つです。では反対に夏は涼しいかと言うと横手盆地という場所に有る為、気温は東京並みに暑いのです。まぁ、暑さはあって2カ月程度ですが、寒さは10月から4月上旬くらいまでおよそ半年続きます。つまり1年の内半分は暖房が無いと快適な生活が出来ない地域に住んでいるという事になります。

さて、そんな横手市や大仙市、湯沢市、仙北市などがある秋田県南部で「これから家を建てよう!」とお考えの方にお伝えしたい事があります。表題にも書いてある通り家づくりにおいて『暖房』と『断熱材』はとても大事な要素であると言う事です。敢えて言うならば、特に断熱材と言うか『断熱性能』は最も重要な要素です。どんなに高性能な暖房機器を設置しても断熱性能が低ければ快適な暮らしは出来ません。反対に断熱性能が高い住宅は少ないエネルギーでも快適な暮らしが出来ます。極端に言えば断熱性能が極めて高い住宅は暖房無しでも寒くありません。しかし、そういう家はコストが高くなります。断熱材だけではなく開口部になる玄関ドアやサッシなども高断熱仕様のモノになりますから当然と言えば当然な訳です。

そこで考えなければならないのが予算との兼ね合いです。どんな家を造るにも必ず予算が有るはずですが、ここで考えて欲しいのが『暖房と断熱材』なのです。限られた予算の中でどういう選択をすれば快適な冬の暮らしを送れるかは『暖房』と『断熱材』をセットで考えなければならないのです。弊社では『雪国でも365にち裸足で暮らせる家』と言う考えをベースに家づくりをしております。365にち裸足で暮らせるようにするにはどうすれば良いのかを真剣に考えて作り出した答えがショールームにあります。ぜひ弊社が考え出した答えを見るのではなくご体感しに来てください。

1月のイベント情報をまもなくアップしますので、是非ご予約の上ご来場くださいませ。皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。

『ゆか暖の家』をご見学してみませんか?

こんにちは。

今週末の4日と5日に横手市朝倉町にて注文住宅の完成内覧会を開催致します。23坪という小さなお家ですが、見る価値が充分備わっております。
見どころの最大ポイントは弊社で最もローコストな住宅でありながら、『蓄熱式全館床暖房』が標準装備になっている点です。今回ご覧戴くお家は≪えにし≫ベーシックⅡという商品で、10月に開催した≪えにし≫ベーシックⅠから更にコストダウンした仕様になっております。しかしながらベーシックⅠと比較しても、たぶん一般の方には分からない位の出来栄えになっていると思います。(違いについては実際に建てられる方だけにお教えします。)

さて、題名にある『ゆか暖の家』とは弊社オリジナルの暖房工法『蓄熱式全館床暖房』が組み込まれたお家の事を指します。FFストーブより小さなボイラー1台で家全体を暖める事が出来ます。熱源は灯油です。「灯油」と聞くと多くの方は「光熱費がめちゃくちゃ高い!」と思いがちですが、それは違います。他の床暖房ではそうかも知れませんが、弊社の床暖房には『蓄熱式』という言葉が付いております。ここが他の床暖房と大きく異なる点であり、最大の違いとも言え、省エネ性も高いのです。

「どこの新築より暖かい!と断言出来るほど弊社の新築の快適性は群を抜いています。」と私は思っていますし、過去に弊社で建てられたお客様からも同様の評価を戴いております。でも、どんなに自画自賛の言葉を並べても何も伝わりません。この『ゆか暖』の良さは体感して戴かないと絶対に分かって貰えないでしょう。そしてご体感戴ける期間は年間で5カ月程度しかありません。今はご体感して戴くには絶好の時期であり、『ゆか暖』の本当の素晴らしさが理解出来る時期でもあるのです。どうかこの機会を逃す事なく内覧会へ是非お越しください!

『蓄熱式全館床暖房』は弊社ショールームでもご体感は可能ですが、実際に造られた注文住宅を見る事はとても貴重な体験になると思います。注文住宅ならではの個性が見れるからです。これから新築・建て替えをお考えの方には特にお薦めです。例えご自分の好みでない住宅であっても、そこで新しい発見や小さな発見があるかもしれません。それを期待して見ることも有りではないでしょうか。

YouTube動画を公開中です!

「誠心住工房フォレスト」では現在、YouTubeの動画を製作しており、1本目を公開しております。グーグルにて「横手市 注文住宅 おすすめ」で検索して貰うと見る事が出来ますので、お時間のある方やご興味のある方は是非ご覧ください。これから数を増やす予定ですので、ご期待ください!またこれらの動画は公開後すぐに弊社ホームページ内でも見れるようにしますので、まとめてご覧になりたい方はそちらでお楽しみください(ある程度の本数が揃ってくるのは10月頃の予定です)。

また、弊社の事務所も現在改装工事中です。こちらも秋にはショールームが完成する予定で、実物の「自然素材」を見て触れる事が出来ます。もちろん弊社の"伝家の宝刀"『蓄熱式全館床暖房』も完備しておりますので、寒い時期にはこちらもご体感する事が可能です。

コロナ禍がワクチン接種で徐々に収まって来るとは思いますが、正常な日常が戻るまでは感染対策を徹底した接客を心掛けて参る所存でございます。他社とは一味も二味も違う「誠心住工房フォレスト」の注文住宅を多くの方々に是非知って貰えるよう努力して参りますので、これからもよろしくお願い申し上げます。

日本の住宅建築に欠かせない技術②

前回の続きです。

住宅を建てる際には「安全性の目標」を考えなくてはならない事までお話をさせて戴きました。その目標を達成する手段として現在は様々な耐震技術が世の中に出てきておりますが、その代表的な構造を3種類ご紹介したいと思います。

一つ目は耐震構造です。
「耐震」とは、筋交いや面材、構造用金物によって強度を高めて、地震の力に耐える工法です。一般的に多くの住宅会社や工務店が採用している工法です。建築基準法では「関東大震災クラス」の地震に耐えられる強さを耐震等級1と定めており、耐震等級2や3で建てる事でより大きな地震に耐えられる住宅になります。注意点としては建物をガッチリと固定して強度を高めていますが、大きな地震を繰り返し何度も受ける事で固定部分に緩みが発生するケースがあり、それにより建物が傷んでしまう場合があります。

二つ目は制震構造です。
「制震」とは、エネルギー吸収体を住宅の耐力壁内に設置する事で建物の揺れを抑える工法です。ビルや橋にも採用されている揺れ防止技術で、住宅の場合は一般的にダンパー式の装置が1棟に6~8ヵ所程度設置されます。2階建ての住宅の場合は1階の壁面にしか設置しませんので2階の揺れ防止には有効的ですが、1階の揺れ防止にはあまり効果は期待出来ません。しかし、地震によるエネルギーを吸収することで建物へのダメージは抑えられますので、耐久性の観点から見れば採用する価値は充分あると言えます。

三つ目は免震構造です。
「免震」とは、ベアリングや積層ゴムを建物の下に設置し、免震層を介在させることによって地面の揺れから免れる工法です。つまり、「住宅は宙に浮いた状態で地面だけが動く」という地震対策としては理想的な工法です。が、意外な欠点もあるので採用をご検討されている方はご注意ください。その意外な欠点とは「ちょっとした強風が吹くと建物が揺れる」ということです。宙に浮いた状態なので、建物が地盤に固定されていない為に他の構造では有り得ない現象が起きるのです。また、価格の面においても免震構造は破格の金額になりますし、これを採用している住宅会社は大手ハウスメーカーでもわずかしかおりません。

以上が代表的な耐震構造の簡単な説明になります。

弊社の注文住宅えにし≫シリーズでは「耐震×制震」の組み合わせを標準仕様としてご提供させて戴いております。弊社では、この組み合わせが最もコスパの高い耐震工法と考えております。ご興味のある方はぜひ弊社までお問い合わせくださいませ。

日本の住宅建築に欠かせない技術①

日本で住宅を建てる際に必ず考えないといけないこと
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それは『地震対策』です。

これは気候に関係なく、日本全土に言えることです。

「30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率予測地図」.jpg

上の地図は政府の地震調査委員会が公表した資料を基に「今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率」を示した予測地図です。

これを見ると北海道の根室・釧路地域と関東圏から四国までの太平洋側がほぼ100%に近い確率で震度6弱以上の地震が起こるように見受けられます。しかし、これは震度6弱以上の地震に視点を当てて作成されたもので、それに満たない震度5強以下は考慮されていません。実際に震度5強や5弱での地震でもかなりの被害が出る事は充分想定されます。ですから安易にこの予測地図だけを見て自分の住む地域は大丈夫などと思ってはいけません。
事実、熊本地震や中越地震などように予測地図では確率が比較的低い地域でも大地震で被害を受けている例があります。つまり、日本に住む限りはどこであろうが『地震対策』に万全を期すのは当然と考えるべきでしょう。

そこで実際に大地震が起こる事を想定して、これから新築工事を行う場合に建物はどうあるべきでしょうか?

『安全性の目標』として以下の考え方があると思います。

①「人命を守る」
 建物の崩壊・倒壊を防ぐ。家具などの転倒を防ぎ、火災の発生も防ぐ措置を取る。
②「財産・資産を守る」
 地震による損壊から個人・企業などが自ら保有する財産や資産を守る措置を取る。
③「生活機能を守る」
 地震によるライフライン機能の停止が起きても、必要最低限な生活が出来る設計にする。

上記の『安全性の目標』を達成するために現在では様々な耐震技術がありますが、今回はここで終了です。
次回はその代表的な工法をご紹介したいと思いますのでお楽しみに!

「家づくりの計画」は早めに行動する事が肝要!

いま「家づくり」をお考えの方の多くの方は金融機関からの融資を受けて建てられる場合が殆どだと思います。以前のブログで『今年の9月末日までに建築の請負契約を結ぶと4つのメリットが受けられる。』とご紹介させて戴きましたが、自分は来年建てる予定だから今慌てて計画を立てる必要は無いと考えられている方も多くいらっしゃると思っております。私はさまざまなお客様と計画を進めてきて色々と勉強をさせて戴きましたが、一つだけ共通して言える事を発見しました。それは思った通りのスケジュールで物事は進まないという事です。

いわゆる「不測の事態」と言うのが大なり小なり潜んでいて、それが思いのほか大きいとスケジュールそのものの変更を余儀なくされる場合もあるのです。「不測の事態」の内容は人それぞれですが、計画当初では分かっておらず物事を進めていく過程で出てくるケースが殆どです。これが計画の進行を妨げる要素となってくる訳ですが、この要素(問題)を解消させる為に思わぬ時間を労する場合があります。簡単なもので1~2週間、ちょっと長くなると1カ月、下手をすれば半年~1年と言うケースも有り得ます。

このような事態になってもしっかりと対応が取れるようにするには余裕が必要と思います。この場合の余裕と言うのは『時間』を指します。特に補助金や何か時限性のある優遇措置を受けたいとお考えならば尚更です。ギリギリのスケジュールを組んですんなり通ればOKですが、何かしらの問題が結構出てくるんですね、これが。その問題の大半はお施主様ご本人が知らなかった事が原因なのです。

例えば「親から貰った土地に家を建てようとして登記簿謄本を取ってみたら抵当権が付いていた。」なんて事はザラにあります。さらに問題なのは抵当権の中身です。それが設定されたのが明治や大正時代で抵当権者がもう存在しないケースもあります。また借りたものがお金ではなく、米や粟などの場合もあり、どうしたら良いのか司法書士の先生でもサジを投げるケースも稀にあるのです。

上記のように問題が顕在化しておらず、潜在したままの状態で計画を進めて行くと思わぬ『落とし穴』に陥る可能性があると言う事を知って戴きたく思います。何事にも共通して言える事だと思いますが、余裕を持った計画を立てる事で万が一の場合でも上手く乗り越えて行く事が出来ると思います。「家づくり」を考えていらっしゃる方にはなるべく早い行動を取って戴き、時間的に余裕のある計画を立てて貰えます事を切に希望致します。

大谷翔平選手とイチロー氏の共通点は「マルチ」

2021年のMLBは春から大谷選手の活躍で話題に事欠かない。「リアル二刀流」。これは言葉で言うほど簡単に出来る事ではない。現に多くのメジャーリーガーが大谷選手の活躍ぶりに驚愕しており、現地の記者らにも「信じられない。」と言わせる程の結果を残している。この活躍ぶりは2001年にイチロー選手がMLB1年目の時と実によく似ている。イチロー選手はピッチャーではなく外野手なので今で言う「二刀流」ではないが、パワー全盛期のMLBの中では大谷選手同様に異彩を放った存在であった。卓越したバットコントロールでヒットを量産。特に普通の選手ならOUTになる内野ゴロでも俊足を活かしてセーフとし、内野安打を量産。出塁をすれば2塁への盗塁、さらに3塁への盗塁で単打を長打並みの成果へと変えていった。そして最も特筆すべき点は彼の守備能力の高さである。中でも敵地アスレチックス戦でライトへ来た打球をキャッチし、3塁へ投じた球は3塁ベースに向かって地を這う光線の如く3塁手のグラブに入った。現地で実況担当者が「レーザービームのような返球!」と驚きの実況をしたのがきっかけで、以後イチロー選手の捕殺は「レーザービーム」と言う代名詞が付いた。当時「エリア51」と評された彼の守備範囲は鉄壁であり、相手チームが犠牲フライを打ってもランナーが進塁を躊躇する場面を良く目にしたものだ。

打って、守って、走る「走・攻・守」3拍子がどれもトップレベルで出来た選手はMLBでもそう多くはいない。イチロー選手はMLBで10年連続で200本安打を記録、通算安打数もMLBだけで3000安打を達成している真に元祖マルチプレーヤーなのである。

イチロー選手が引退したと同時に大谷選手がMLBへ入団と言うのも何か縁を感じるが、私が思うに彼らの共通点は「マルチプレーヤー」である事である。ピッチャーと外野手という違いはあるものの打撃だけが優れている訳ではなく、それ以外の部分についてもトップレベルの選手である点では共通していると思う。大谷選手のMLBでの活躍はまだ始まったばかりなので、これから長く活躍して貰う為にもケガだけには気を付けて欲しいと願う。引退した松井選手もケガで選手生命を全う出来なかった。その点においてもイチロー選手は凄いと言わざるを得ない。ケガらしいケガは私が覚えている限り2002年に一度軽いケガで1試合休んだくらいで、引退するまで大きなケガは一度も無いと記憶している。イチロー選手の筋トレはムキムキマンのような筋肉を付ける為のモノではなく、ケガをしない為にしなやかな筋肉を付ける事が目的の筋トレを行っていたようで、事実このトレーニングのおかげで長い選手生活を送れた訳である。

さて、話を無理やり住宅へとこじつけます(苦笑)。「家づくり」を考えている方々に知って戴きたい点があります。それは何か一つ、例えば「デザインが良いから」などと言う理由だけで「家づくり」を考えないで貰いたいという事です。多くのお施主様は35年という長期の住宅ローンを組んで住宅を建てられます。35年の返済が終わった時のあなたの年齢は何歳ですか?今は若くて何をするにも不自由はしないでしょう。でも人の人生はどうなるのか分かりません。もしかしたら明日には交通事故に遭って下半身不随で車イス生活を余儀なくされるかもしれません。運良く健康で長生きしてもいずれは年老いて不自由な身体になるかもしれません。高齢化がどんどん進み、更に障害も伴った場合の自分の生活を想像してみてください。そうなった時に今あなたが建てようと考えている住宅は快適に住める住環境になっていますか?

住宅はデザインだけが良ければ「良い家」ではありません。総合的な見地から見て快適で暮らしやすく、メンテナンス費用が抑えられた耐久性の高い住宅こそが本当に「良い家」なのです。つまり「マルチな要素」がしっかり取られているかどうかが重要なのです。それともう1点。「シンプル is ベスト」と言う言葉があります。これは「良い家づくり」でも当てはまります。高額な住設機器を付けたがるお客様がたまにいらっしゃいますが、どんな機器類でも必ず耐用年数と言うものがあります。半永久的に使える住設機器など存在しません。高額な住設機器を交換する時は同じく高額な交換費用が掛かる事も承知しておくことが必要です。

「オール電化住宅の深夜機器割引が終了」で感じた事

「旧オール電化住宅」の暖房設備はどうなるの?

先日「オール電化住宅」にお住まいのあるお客様から「深夜割引がなくなるから来シーズンの冬から暖房機が使えなくなる。どうしたらいい?」とのお問い合わせを戴きました。私はてっきり深夜料金プランがなくなるのかと思ったのですが、実際に調べてみると「深夜機器割引」だけが令和3年4月をもって終了になると言う事でした。これは深夜に電気を使う機器(エコキュート、蓄熱式暖房機、電気温水器、etc)を導入された「オール電化住宅」のお客様が受けられる特別割引みたいなもので、これがあればこそ「オール電化住宅」が爆発的に普及したとも言えると思います。逆を言えば、それが魅力的で「オール電化住宅」にしたというお客様は少なくないと思います。

元々オール電化住宅は「原子力発電所(原発)ありき」が前提でスタートした商品だと弊社は捉えています。原発は止める事の出来ない発電所で24時間休まず電気を作り続けます。いくら原発が深夜に電気を作り出しても一般的に深夜、電気を使う所は限られております。そこで考えられたのが「オール電化住宅」です。深夜料金として破格の電気代を提示した「オール電化住宅」はあっという間に日本の住宅業界の主役になりました。あの3.11の震災が来る前までは。しかし福島の原発事故で状況は一変しました。それまで毎日のように「オール電化住宅」や「スポット電化住宅」がTVCMで流れていたのが、原発事故以降は一度も流れなくなりました。それまでの原発で作り出されていた余剰電力を送る事が出来なくなった訳ですから当然です。以前のブログでも書きましたが、現在の電力は8割方火力発電所に依存されています。化石燃料を燃やして電気を作る発電所に余剰電力など有るはずもなく、いつかはこういう事態が起こる事はある程度予想はしていました。

しかしながら、これまで深夜電気を利用して暖を取っていた住人にとっては経済的に大きな痛手である事に間違いはありません。蓄熱式暖房機やエコキュートなどの機器類は今まで通りに使えたとしても、問題は月々の電気代です。どれくらい上がるのかちょっと想像が付きませんが、そもそも論として「オール電化住宅」を建てる際に東北電力とどのような契約書を交わしていたかが注目点になると思います。原発事故の発生は予測していなかったとしても、「このような事態になった場合には割引が終了します。」と言う文言が有るかどうかです。もし、有るとすれば受け入れるしかないと思いますが、無いとすれば話は大きく変わって来ると思います。蓄熱式暖房機は家電製品ではありません。住宅に組み込まれた住設機器です。住設機器の選択肢は多岐に渡りますが、多くのお施主様は「深夜電気料金体系と深夜機器割引」で起こる電気代の安さが魅力で「オール電化住宅」を建てられたはずです。それが電力会社の都合で一方的に割引終了となったとすれば考えものです。なぜならば住設機器の交換は簡単ではないからです。出来ない訳ではありませんが、多額な費用が掛かります。

この「深夜機器割引の終了」についてネットで検索しても「原発」の「げ」の字も出てきません。つまり電力側では「原発停止が原因で割引が終了」とは一言も言っていない訳です。ですから、この記事は私個人の見解(独り言)としてお読みください。また今回の「深夜機器割引の終了」でどうすれば良いのかお困りの方はぜひ弊社へご相談ください。フォレストの『秘策』をご提案させて戴きます。

融雪も行なえる床暖房システム

ようやく横手市にも春が到来しました。それにしても今年の大雪には本当に泣かされました。そのせいかこれほど春の到来を待ち遠しく思ったのは私だけでは無いと思います。

さて、本日は弊社がお薦めしている住宅の雪対策方法の一つをご紹介したいと思います。誠心住工房フォレストのオリジナル床暖房「EcoDAS」はボイラー1台で約80~100坪の住宅を暖める事が可能です。しかし、一般的な住宅の床面積は30~40坪くらいが殆どです。つまり、弊社が採用しているボイラーには大きな余力がある訳です。この話を聞くと「だったらもっと小さなボイラーを使えばいいんじゃないの?」と思われる方は少なくないでしょう。実際に小さなボイラーは存在します。でも使えない事情が有るのです。弊社の床暖房システムとボイラーには相性というものがあって、弊社が選んだ機種以外のボイラーを使用すると効率良く働いてくれません。これは灯油の消費量(燃費)にも直結すると共に家の中の快適性に影響してくる訳ですから、単純に家が小さいからボイラーも小さなモノにとはいかないのです。

けれども、それだけの余力が有ると知っていて利用しないのはもったいないと思いませんか?

そこで弊社は「床暖房用のボイラー1台で融雪もやっちゃおう!」と考え、まずはモデルハウス(私の自宅)で試験を行いました。結果は思った通りで充分融雪が可能という事でした。そして今年3月にお客様のご自宅で初めてその施工を行いました。それが次の写真です。施工箇所は玄関アプローチ+ポーチ、下屋と2階屋根の軒下部分2ヵ所、合計3ヵ所です。融雪工事写真2021.4.13.xlsx

正直に言って、ここに温水を回すと当然の事ながら灯油の消費量は増えます。これを「もったいない。」と思うか、「寒い中汗水流し、身体を酷使して除雪作業をやるよりマシ。」と考えるかは人それぞれです。ここに正解は有りません。

ただ弊社が申し上げたいのは単純に「余力が有るから融雪に。」と言う発想だけでこれを推奨しているのではなく、実は別の部分を重要視している事の方が大きいのです。それは『高齢化社会』と言う秋田県では最も深刻な問題です。若い時は力が有り余って自力で除雪作業も出来るでしょう。でも人は生きている限り必ず年を取り、老いて行きます。そうなった時に今年のような大雪が襲って来たらどうしますか?高齢者しか住んでいない家では誰かの助けが無いと身動きが取れなくなる恐れが有ります。少なくとも横手市や大仙市、湯沢市周辺に住む人たちは何かしら大雪に対する備えをしておく必要が有ると私は考えます。その一助として提案するのが融雪なのです。必ず融雪でなければならない訳ではありません。条件さえ合えば地下水を利用した消雪もお薦めです。

言いたい事は「いかに苦労せずして雪から住宅や車そして人を守るか。」なのです。雪の降らない地域の人には理解出来ない処もあるかと思いますが、私たちの住む地域に取って豪雪は死活問題になる場合もあるのです。家をこれから建てられる際には是非その事を頭の片隅に入れて計画を立てられるよう希望します。特に雪の降らない地域に本社を置く住宅会社で計画を立てられる際は要注意です。なぜなら豪雪地帯の住宅と雪が降らない地域の住宅では合い入れない部分が多分に有るからです。デザイン性の良さだけを求めて東京にある住宅を真似て作ったら必ず後悔します。デザインは確かに重要な要素の一つですが、必ず大雪が積もった時にどうなるかをぜひ想像してみてください。

≪太陽の家バージョン≫

誠心住工房フォレストの「伝家の宝刀」

誠心住工房フォレストの注文住宅(リノベーション工事でも可)では弊社オリジナルの「蓄熱式全館床暖房」が標準装備され、その住宅を弊社では「太陽の家」と呼びます。なぜ「太陽の家」なのか?それは秋田県ならではの気候風土に由来します。秋田県は日本で北から3番目という北緯に有り、しかも日本海側に位置します。特に冬は雪が多く、この期間の日射量は他県に比べて圧倒的に少ない県の一つです。太陽の日差しが届かないイコール「寒い・暗い」になり、家庭の中では「寒くてトイレに行くのが嫌、風呂に入るのも億劫」「洗濯物が乾かない」と嘆く方々が大勢いらっしゃいます。そこで弊社がお薦めしているのが「蓄熱式全館床暖房」です。この床暖房の細かい説明はホームページ内に有りますのでそちらをお読み戴きたいと思います。ここでは「蓄熱式全館床暖房」と「太陽の家」の関連性だけに絞って触れたいと思います。

「蓄熱式全館床暖房」は書いて字のごとく熱を蓄えて放熱する床暖房と言う意味です。そしてこの床暖房の熱の伝わり方が『輻射熱』で太陽の熱の伝わり方と同じなのです。太陽の熱は温風で伝わるものではありません。床暖房も温風は出しません。他の暖房機器の殆どは温風で空気を暖める『対流熱』です。ですからスイッチをONにすると直ぐに暖かくなりますが、OFFにするとあっという間に寒くなってしまいます。これが『対流熱式』暖房機の特長です。これに対し、弊社の「蓄熱式全館床暖房」は『輻射熱式』ですので空気ではなくモノを暖めていきます。最初は蓄熱層を、そしてフローリングを暖めていき、やがて家中が暖かくなって行きます。リモコンのスイッチをOFFにしても蓄熱層に蓄えられた熱のおかげで数時間は暖かさが続き、直ぐに寒くなる事はありません。

また、弊社の「蓄熱式全館床暖房」は配管方法が自由自在で廊下やトイレ、洗面所と言う狭小スペースでも配管が出来ます。更に玄関の土間タイルの下にも配管がされますので、家の中で人が歩くスペース全てを暖かくする事が可能なのです。そして冬場なかなか乾かないと嘆いていた洗濯物も「蓄熱式全館床暖房」の家では苦も無く乾かす事が出来るのです。朝、洗濯をして部屋干しにしておくと夕方には完全に乾いています。雪で中まで濡れた靴もタイルの上に置いてくだけで翌朝には乾き、ポカポカ状態になっています。秋田の冬でこのような芸当が出来る暖房機器が他にあるでしょうか?

「太陽の日差し」は人を暖め、濡れた衣服や靴を乾かしてくれます。しかし、冬の秋田ではその効果は全く期待出来ません。「蓄熱式全館床暖房」はその太陽の代わりに人を暖め、濡れた衣服を乾かしてくれる真に「冬の太陽」なのです。「頭寒足熱」と言う人の体に最も良い温熱環境を表す言葉が有りますが、床暖房はそれを地で行く稀な暖房機器でもあるのです。あなたの家は真冬に裸足でフローリングの上を歩けますか?「太陽の家」の住人は皆さんは裸足で歩けます。どんなに寒い日でも芯から暖かい、そんな住宅にぜひ暮らして戴きたいと希望しております。

2021年はメリット最大で新築住宅が建てられるラストイヤー!

タイムリミットは2021年9月30日!!

これまでの住宅工事で国から手厚い優遇措置を受けられたのは新築工事よりリフォーム工事のお施主様だったと思います。ところが今コロナ禍のせいもあり、新築工事でも大きな優遇措置が受けられる事をご存じでしょうか?添付した「国土交通省」のパンフレットには『メリットが出る4つの支援策!』と題して各支援策の要点が書かれています。

住宅取得『4つのメリット』.jpg

①住宅ローン減税の控除期間が13年間
②住まい給付金は最大50万円
③贈与税非課税枠は最大1,500万円
④グリーン住宅ポイントを創設(新築は最大40万円相当)

④を除いては本来2020年末に終了したはずの優遇措置でしたが、コロナのせい(おかげ?)で期限が延長されました。それにプラスして④のグリーン住宅ポイント制度ですから、かつて無い規模の恩恵が受けられるのです。しかし、これはあくまでも時限的な措置である事に注意しなければなりません。

表題に「ラストイヤー」と書いておりますが、正確に言うと年末までではありません。これら『4つのメリット』を最大限に行使するには「今年9月30日までに建設業者と工事請負契約書を締結しなければならない」という条件があるのです。契約書を締結するには、それまでに計画を立て、見積もりをし、プラン内容・仕様と金額が合意されていなければならないと言う事になります。これは数日間で出来るものでは到底ありません。数カ月の日数と労力が必要です。つまり、早く行動を起こした人ほどその権利を獲得する確率が高く、遅くに行動を起こした人ほど権利を獲得する確率が低くなるのです。とかく注文住宅はお客様との出会いから契約までに半年以上掛かるケースも珍しく有りません。複数の業者に見積り依頼をすれば更に時間は掛かりますので、いかに早く信頼出来る業者1社を選んで計画に着手するかが大きな鍵になると思われます。

①と②は今年9月30日までに契約を、④は今年10月31日までに契約を締結すれば来年の工事でも各優遇措置が受けられる対象となるのです。つまり③を除けば来年の工事であっても『3つのメリット』を受ける事が出来るのですが、ここで注意しなければならないのが「契約締結日」なのです。例え、来年の工事であっても『3つのメリット』を受けようと考えるのであればタイムリミットは「今年9月30日までの契約」となるのです。「来年になったら家を建てよう」とお考えの方も今から行動しなければ、せっかくのチャンスを逃す事になりますので早い段階からのご計画をお薦め致します。これらの優遇措置がまた受けられると言う可能性は無いとは言い切れませんが、それがいつにになるかは誰にも分からないのです。「チャンスの女神様の髪は前髪だけです。」過ぎ去ったら捕まえる事が出来ない事をお忘れなく。

『火災保険料』が約半額になる工法

『省令準耐火構造』をご存知でしょうか?

住宅を新築される場合、多くの人は金融機関から融資を受けて家を建てられます。その際に金融機関から必ず「火災保険」に入る事が義務付けられます。もちろん、キャッシュで建てられた人も義務では無いにしろ大抵の方は「火災保険」に入られます。「火災保険」は補償内容によって多少の違いは有りますが、火災以外の災害にも保険が適用になる本当に有難い保険です。雪国の場合は雪害による被害(雨樋の破損、落雪による外壁の破損など)にも対応してくれます。雪害以外にもいろいろな補償がオプションで選べますので、建物の立地条件を良く見て何をオプションで加えるかを考える事が重要です。

但し、この一般的な「火災保険」が適用にならないケースがある事も知っておく必要が有ります。それは「地震によって起きた火災」です。地震による火災および倒壊などは、「地震免責条項」により火災保険では補償されませんので、注意が必要です。なぜ火災保険では地震による火災が補償されないかというと、地震災害の発生確率と損害額の予測が難しいことや、巨大地震が発生した際にその被害が莫大なものになる可能性があることなどからです。ですから「地震によっておこる火災や他の災害」に対応するには「火災保険」以外に「地震保険」へ加入する必要があるのです。『備えあって憂いなし』、これからは「火災保険」と「地震保険」のセットで考えられる事をお薦め致します。ちなみに日本という小さな国で起こる地震の発生率は全世界の2割強を占めているのです。国土が全世界の0.28%しか無いのに2割強という事は真に日本は『地震大国』と言えるでしょう。ですから、いつどこで地震が起きても日本では何の不思議でも無い事を知っておくべきであり、ゆえに「地震保険」は必ず入っておく必要があると思うのです。

省令準耐火構造の火災保険料.jpg

前置きが長くなりましたが、表題の件について述べたいと思います。これまで家を新築された方で火災保険料が思いのほか高くて見積もり金額を見てギョッとした人は少なくないと推察します。そこで見て戴きたいのが上記の見積書です。合計金額が上下2段で記載されていますが、上段が一般的な住宅や柱や梁材を見せる純和風住宅の火災保険料で、下段が「省令準耐火構造」で建てられた住宅の火災保険料です。この見積書は31坪で全く同じ間取り・デザインで作られた家を基に算出したものですが、金額に大きな差があります。いかに「省令準耐火構造」で建てられた住宅の方が金額的に有利かが分かるかと思います。昔は「省令準耐火構造」の家と言えばツーバイフォー住宅がその代表格でした。しかし現在は在来工法でも施工方法によって「省令準耐火構造」に認定される事が可能なのです。もちろん、それに適合させる為のコストは掛かりますが、保険料から見れば大した額ではありません。

弊社の注文住宅≪えにし≫や≪えにし≫では、この「省令準耐火構造」が最初から標準仕様となっておりますので工事費で差額を戴く事は有りません。純和風で立派な柱や梁材を見せたいというお客様には残念ながら適用出来ませんが、和風調で妥協して戴けるのであれば対応出来ます。もっと詳しくお知りになりたい方はぜひ弊社へお問い合わせください。


木造構造躯体からの「熱橋」

先日、あるお客様から「外断熱工法」についてのご相談を戴いた。お客様曰く「木の柱や梁材は熱貫流率が断熱材の5倍も有るので『熱橋』を抑える為に外断熱工法で家を作りたい。そして部屋は明るくないといけないのでサッシは大きくしてトリプルガラスを使いたい。」との事。住宅業界に身を置いて37年になるが、木の柱や梁材そのものからの「熱橋」をお客様から言われたのは初めてである。

「熱橋」とは建築躯体を構成する部材の中で外部の熱を内部へ、内部の熱を外部へ伝える部分を指す言葉であり、要は熱貫流率の高いモノがそれに当てはまる。そして構造躯体で最も熱貫流率が高いモノの代表格が鉄である。住宅では軽量鉄骨造の建物が該当になる。鉄は誰もが知る通り熱が伝わりやすい素材なので冬の外気温が低ければ、その冷たい熱をダイレクトに内側へ伝えてくる。元々「外断熱工法」はこうした軽量鉄骨造の断熱性能を克服するために考案された工法なのである。

しかし、最近は木造でも「外断熱工法」を取り入れるハウスメーカーや工務店が後を絶たない。弊社ではいろいろな観点から検証した結果、「外断熱工法」は不採用としている。単純に断熱性能だけを見れば明らかに素晴らしい工法ではあるが、そもそも「家づくり」とは断熱性能だけで決めるものではない。メリットだけを見て、デメリットを見ずに作れば後々大きなクレームに発展してしまう。それは断熱だけではなく、何にでも言える事だが物事には必ず表と裏が有るものだ。商品を売る人間は往々にして表のメリットだけをアピールするが、裏のデメリットについては余り語ろうとはしない。なぜならば、それを言ったら商品が売れなくなる恐れが有るからだ。

さて、木造構造躯体の「熱橋」を語ったお客様は本当に勉強熱心な方であると思う。しかし、私的には少々矛盾を感じてしまう。熱貫流率の表を見ると木材の熱貫流率は杉の柱で0.097w/㎡・kで、確かに各種断熱材よりも熱貫流率は高い。ここに「外断熱工法」を採用すれば確かに木造躯体部分の「熱橋」は防げる。しかしながら壁面には必ず窓が存在する。外壁面の中で最も熱を逃がす部分として、この窓が一番大きい。ちなみに最も熱貫流率の低いトリプルガラスを使った樹脂サッシを使ったとしても熱貫流率は0.79w/㎡・kもある。実に杉の柱との熱貫流率の差は8倍以上あり、断熱材と比較すれば十数倍もの差があるのだ。要は外壁面を完璧な断熱工法にしても窓が有れば、そこから「熱橋」は必ず起こるのである。つまり、ここで矛盾が生じる。木造構造躯体の「熱橋」にこれだけこだわるのであれば、極端な話サッシは付けない方向で考えなければならない。しかし、採光面で必要最小限の窓は付けなければならず、小さな窓だけと言う訳にはいかない。しかもお客様のご要望は「大きな窓がたくさん有る家」だ。こんな事を言っては失礼ではあるが「木を見て森を見ず」だと思う。「家づくり」とは総合的な見地に立って考えなければならないと言うのが私の持論で有り、お客様への回答である。

そもそも木造構造躯体の「熱橋」が問題視されるのであれば、弊社が以前加盟していた『夢ハウス』の真壁工法などは有り得ない工法になってしまう。実際に『夢ハウス』だけでなく真壁工法で建てられた住宅の柱の内側を触っても冷たいと感じる事は無い。住宅の構造躯体には大きく分けて木、鉄骨、RCの3つがあるが、その中で最も断熱性能が高いのが木である。断熱材と比較すれば確かに数値的には劣るが、サッシの数値と比較したら差帆のモノではない。よって弊社ではそこを問題視にはしていない。体感的に寒い、冷たいと感じるのであれば別だが、現段階においては軸間断熱工法でも充分な断熱性能が確保されていると弊社では考えている。また、これからは断熱性能を上げる事よりも遮熱性能を上げる方にお金を投資する方が有効的だと考えている。

最後に弊社が「外断熱工法」を行わない理由であるが、これに関しては直接お問い合わせ戴きたい。断熱性能の部分においては理想的な工法かも知れないが、弊社が問題視しているのは全く違う部分である。木造で「外断熱工法」をご検討されている方には是非問い合わせて戴きたい。「これを知って建てるか、知らずに建てるかであなたの住宅の寿命は大きく変わる事間違いなし。」と断言致します。

爆弾低気圧襲来!

台風並みの脅威
2021年2月16日深夜、強烈な暴風雨の音と振動で目が覚めた。天気予報通り急速に気圧を下げた低気圧が台風の如く北日本全域を飲み込み、強烈な風でかき回している。昨日の9時時点で990hpa(ヘクトパスカル)だった低気圧が24時間後に何と944hpaまで気圧を下げて北上して来たのだ。この気圧はもはや台風並みであり、別名「爆弾低気圧」と呼ばれている。台風は夏場にしか現れないが、爆弾低気圧は気象条件さえ合えば季節を問わず現れる。台風は誰しもその脅威を知っており、天気予報でも頻繁に通るコースやどのような特長を持った台風かを随時知らせてくれる。よって人はその対策を講じるものだが、爆弾低気圧は天気図上では普通の低気圧と同じ表記しかされないので、天気に詳しい人でないとその恐ろしさが予想出来ない。ゆえに対策が出来ていないまま襲来を招き、大きな被害を受けてしまう。

実は毎年のように「爆弾低気圧」は発生している。ただ台風と同じように規模に違いがあるので、大きな被害を受けない時もある。今回の「爆弾低気圧」は数年に1回来る極めて危険な「爆弾低気圧」であり、きちんとした強風対策を取っていないと大きな損害を被る可能性が高かった。8年くらい前に来た「爆弾低気圧」も強烈であった。養鶏場などの屋根を吹っ飛ばし、ガレージや農作業小屋などのシャッターを数えきれないほど破壊し、コンクリート製の電柱を何本もへし折って去って行った。今回の「爆弾低気圧」もほぼそれに近い規模の破壊力と感じた。

「家づくり」を行っている現場監督が一番恐れるのが、こういった台風や爆弾低気圧である。特に足場を架けている現場は気が気でない。下手をすれば足場の倒壊や外に置いた資材などが隣家に飛ぶ恐れがあるからだ。書く言う私もこの夜は一睡も出来ず、真夜中に2回も現場に走った。幸い私が担当している現場は街中の住宅地に有り、四方を2階建ての住宅で囲われていて余り風の影響を受けていなかった。周りの住宅が風除けになってくれたおかげで被害は出なかったが、周りに何も建っていない一軒家の我が家に戻ると激しい風が西面と北面の外壁にまともに当たり2階だけは壁が揺れ続けている。時間が進むに連れ、風がより激しさを増す。再び危険を感じ、また現場の状況を見に走った。しかし、現場は先程とあまり変わってはおらず、被害が出るようには感じられない。住宅地の中とポツンと一軒家ではこうも違うものかと思った次第である。

「異常気象」と言う言葉が出始めてから大夫時間が経つが、ここ数年で本当に気候が変わったと感じる。毎年日本のどこかで「100年に1回の」「50年に1回の」と呼ばれる甚大な自然災害が頻繁に起きている。これは日本に限らず世界中でも同様のようであるが、本当に環境問題について人類は真剣に考えなければならないと思う。自国第一主義の大統領が去って、ようやく世界中の国々が環境問題について語られるようになった。大きなテーマについては国レベルで対応して戴くとして、個人や家庭的なレベルでいま何か出来る事は無いかを考えてみよう。どんな小さな事であっても、何十億人の人達が同じ行動をすれば世界は少しづつでも良くなってくるはずだ。また私自身も「家づくり」を行う者として、どんな住宅がこれからの世の中で求められるのかを日々追い求めて行きたいと思う。


震えた日②

【2021年2月2日の火災事故】で思った事
火災が遭った昨夜はなぜか眠れなかった。家族全員が同じ事を言っていた。気分もすぐれない。煙を吸ったせいか喉の調子も悪い。朝起きて朝刊に目を通す。昨日の火災事故の記事が載っていた。出火元の家は全焼で道路を挟んだ南隣の家が少し延焼の被害を受けたと書かれていた。事務所へ出勤すると記事に載っていた南隣の家のご主人が家の前の除雪をしていた。「昨日は災難でしたね。」と声を掛けた。「そうなんですよ。延焼は貰い損でしかなくて、これから大変なんです。」と言い、道路面の外壁を見ていた。道路に面した全ての樹脂サッシのフレームが焼けただれ、ペアガラスの外側の面が割れていた。2階部分の外壁が火災の熱で変色している。エコキュートの室外機から出ている配管カバーも熱で溶け、中の配線が見えていた。火災のせいで東北電力の電線が焼けて、その家は停電してしまい昨夜は親戚宅にお世話になったという。本当に気の毒な話である。その家は新築で建てて、まだ7、8年しか経っていないのだ。それがこのような事に遭ってしまったのだから、ご家族の心中いかばかりかとお見舞い申し上げる次第である。

延焼による被害.JPG

添付した写真は延焼に遭ったその家の樹脂サッシである。これは「樹脂サッシがどうのこうの」と言う為に載せた訳ではない。一部延焼の被害を受けたその家は6M道路を挟んだはす向かいに位置している。お互いの外壁の距離は7M以上は離れているのだ。それでもこれだけの被害を受けている。もしも出火元の隣地に家が有ったと仮定しよう。街中の住宅地ではお互いの家の外壁までの距離が3M以内という所がザラに存在する。そんな距離であのような火災が起きたら延焼は免れないと考えるのが普通だと思う。例え火災に強い外壁材を張っていたとしても無理である。なぜならば外壁面には必ず窓がある。あるいは下屋もあるかもしれない。そういう部分は外壁材と同等の耐火性能を持ち合わせていないのが一般的だからだ。

では何もしないで今のままで良いのか?それは「NO!」である。確かに延焼は免れないかもしれないが、耐火性の高い家であれば逃げる時間を稼ぐ事が出来る。人命よりも大切なものはないが、「これだけは焼失させたくない。」と思うモノを持ち出せる時間も稼げるかもしれない。そういう意味でこれから『家づくり』をご検討されている方々に申し上げたい。大地震が起これば地震に強い住宅が注目されるように、火災に備えた構造がある事を知って戴きたい。上を見るとキリがないが、最もコスパに優れた構造として【省令準耐火構造】というものがある。その代表格がツーバイフォー住宅であるが、今は在来工法でも対応が可能なのだ。この構造で作られた家は火災保険料も一般住宅の約半額で済むというメリットがある。弊社ではこの【省令準耐火構造】を標準仕様としているので、詳しい事をお知りになりたい方はお問い合わせを戴きたい。

最後にもう一言。火災保険はただ加入していれば良い訳ではない事を今回の火災で私は大いに思い知らされた。他人の家の火災で自分の家が焼けても、出火元の保険で直して貰う事は基本的に無い。本当に理不尽な話ではあるが、延焼を受けた家の人は自分が加入している火災保険で直すしかないのだ。冒頭に南隣の家のご主人が言っていた「貰い損」とは真にこの事を意味する。保険の種類によっては延焼に対応したものもあるらしいが、まず殆どの家は自宅のみの火災保険だと考え、自宅の火災保険がしっかりした内容であるかを確認して戴きたい。

昔の言葉に「地震・雷・火事・親父」と世の中で怖いモノの順番を表した格言がある。現代においては「地震・火事・水害・台風・モンスター●●」だろうか。●●はご想像にお任せする。いずれの災害においても「それは突然襲ってくる。」と言うのが共通している。どの災害が起きた時に自宅はどうなるのかを想像して、「不測の事態」に備えたいものである。

震えた日①

【2021年2月2日の火災事故】
今年の2月2日は124年ぶりの「節分の日」として記憶に残る日であったが、個人的には全く違う意味で記憶に残る日となった。ちょうどお昼の12時にそれは突然起きた。事務所に佐川急便さんが配達に来られた際に配達員の方が「隣の隣の家から凄い煙が出てますよ!」と言われた。「えっ!」と驚き、慌てて外へ出ると、その家の1階部分からおびただしい白煙と炎が見えた。「これはヤバい!」と思い、出火元の隣地(我が家の畑)に駐車してあった自家用車に向かって走った。車に行こうとする私に誰かの「危ないから行くな!」と制止する声があったが、それを振り切って車に乗り込みエンジンをかけた。間一髪セーフで運良く私と車に被害は無かった。

車を自宅の駐車場へ移動してから事務所前に戻ると、近隣住民と地元の消防団員ら大勢の人が集まっていた。バリケードが事務所前に張られ事務所に戻る事が許されず、皆と火事の様子をただ見ているしかなかった。強い北西の風に煽られ、ほんの数分で炎はまるで急成長するかのように勢いを増していった。時折小規模な爆発音と共に大きな火の粉や真黒く焼けた何かが空を飛んで行く。とにかく消防車の到着が遅く感じた。本当は迅速に動いてくれていたかも知れないが、その場に居た多くの人は「消防車はまだか。」と口々にしていた。それくらい火の回りの速さが早すぎて、消防車の到着を「まだか。まだか。」と遅く感じていた。

ようやく消防車が到着した時が火災のピークだったように思う。主屋2階の屋根を貫き、炎が天に届くが如く燃え盛る。同時に北西の風は一層強まり、傍観者の顔にも炎の熱が伝わった。事務所の隣家のお母さんが泣いている。「自分の家も燃えてしまう。」と言いながら泣いている。その場に居た者であれば、その気持ちは痛いほど理解できる。なぜならば本当にそうなるかもしれないと思えるほど強烈な火災だったからだ。かく言う私も事務所への延焼の可能性を感じた。それは今までに感じた事の無い全く違う恐怖感である。そう感じた時に心臓の鼓動が聞こえ、身体が小刻みに震えてくるのが分かった。

人生の中で火災現場は何度か見た事はある。しかし、それはいずれも自分とは無関係の災害であり、少しの恐怖は感じても身体が震えるまでに至った事はない。自分の身近で火災が起こったのは初めてであり、火災がこんなにも恐ろしいものである事を改めて知らされた。

消防車からの放水が開始され、しばらくすると徐々に炎が沈静化していく。頭の中では「もう大丈夫。」と思っても、気持ちや身体の反応が伴わない。やがて火は見えなくなり、火災現場は白い水蒸気で覆われて何も見えなくなった。時計の針は13時半を回っていた。自宅に戻り、しばらくの間家族全員がボーっとしていた。自分が起こした火災では無いのに動悸が止まらない。食べていない昼食を口にするまで更に1時間半掛かった。遅い昼食を取った後に事務所に戻ると家屋内に異臭が漂っている。木材を燻したような火事独特の臭いだ。延焼を免れただけ運が良かったと思えば、臭いくらい我慢出来るものだ。

新築住宅におけるフォレスト式床暖房の効果

先日、お客様の家にアフター訪問してきました。昨年11月にお引渡しさせて戴いたO様邸です。蓄熱式床暖房で初めて迎えた冬はかつて経験した事がない大雪と極寒の真冬でした。この日も最高気温が氷点下の寒い日でしたが、床暖房のリモコンの温度は「36℃」。ちなみにこの「36℃」という温度は室温ではなく、床暖房の配管の中を流れる温水の温度です。O様邸のお宅は改良型の床暖房方式で施工した新築住宅第1号なのですが、「36℃」という設定温度は改良前の床暖房では考えられない温度設定なのです。私はお客様に「いつもこの温度で生活されているのですか?」と質問しました。すると「これでも暑いくらいなんです。でも36℃未満の温度設定がなくて・・・。」と言う答えが返って来ました。少しご不満に思われているのかなと思いつつ「セーブ運転させればもう2℃は下げられますよ。」とアドバイスをしたところ、「床暖房がこんなに暖かいものだとは思わなかった。」と逆に嬉しい悲鳴を聞かされました。また、帰省された娘さんが和室に布団を敷いてお休みになったそうですが、その際に厚手の毛布1枚掛けただけで充分暖かかった事に驚き、更に大雪で濡れた靴が次の日の朝にはすっかり乾いて靴の中がポカポカに暖かくなっていた事で二重の驚きがあった事をお話してくださいました。我が家の床暖房は改良前の旧式ですが、だいたい「39℃」で運転しています。さすがに氷点下10℃の極寒日は「43℃」くらいまで上げないと暖かくなりません。ところがO様邸では常に「36℃」だそうで、やはり改良の効果の違いが数字で表れている事がハッキリと分かりました。

あと灯油の消費量についてもお話があり、灯油の消費量は例年並みだと言われました。こう聞くと「省エネじゃないじゃないか?」と疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。これまでの住宅は局所暖房で暖房機器の有る部屋だけが暖かく、しかも機器を運転している時間だけ暖かいというものでした。建て替えた住宅は人が歩く全ての空間が24時間快適な温度で暖かくなっていて、灯油の消費量が以前と同じという事なのです。他のお客様から言われた言葉をお借りすると「今までの3倍の面積が暖かくなり、3倍の時間が快適になった。」と言う訳です。これを省エネと捉えるのか捉えないかはお客様次第ですが、少なくとも弊社で床暖房をご採用戴いたお客様からはお喜びの声が寄せられております。

最後に「暖かさの質の違い」について触れたいと思います。O様もおっしゃられておられましたが、「足の裏が常に暖かいので、身体も常にポカポカしている。」というのが床暖房の最大の特長です。この暖かさ、快適さは暮らしてみないと本当の良さは分からないと思います。弊社では旧式ではありますがモデルハウスで床暖房のご体感がいつでも出来ます。またご要望があればOB客様のお宅へ訪問して、直接生の感想を聴く事も出来ます。床暖房は大体4月くらいまで使用しますが、本当の良さを知りたければ12月から2月までの期間でご体感される事をお薦めします。「床暖房はめちゃくちゃ高額で、ランニングコストも悪い!」と言う方が多くいらっしゃいますが、確かにそういう床暖房も存在します。でもそうでない床暖房も有ることも知って戴きたく思います。他人の言う事を真に受けず、実際にご自身で体感してみてご判断される事を強く希望します。

「脱炭素社会」と「オール電化住宅」との関連性

日本のエネルギー・発電の供給量割合.pdf
昨今、「カーボンニュートラル」とか「脱炭素社会」などの言葉がテレビから多く聞かれます。この二つの言葉は同じ意味では有りませんが、今回は「脱炭素社会」と「オール電化住宅」について考えたいと思います。
本題に入る前に言っておきますが、私は決して「オール電化住宅」を否定するためにこの記事を書いているのではありません。むしろその逆でいつかはオールでは無いにしても電化住宅で家を建てたいと考えております。

さて本題に入ります。「脱炭素社会」とはその名の通り炭素(石炭、石油や一部の天然ガス)を使わない社会ですね。炭素を燃やすと二酸化炭素(CO2)が排出される為、地球温暖化が進むのでそれらを使わない社会にしようというのが本来の狙いです。そこで各電力会社が住宅会社と連携して売り出したのが「オール電化住宅」です。2012年の春までは新築住宅でのオール電化住宅シェア率は相当高かったと記憶しています。ところがです、『3.11東日本大震災』による福島の原発事故を境に状況は一変します。それまで毎日のように流れていた電力会社による「オール電化住宅」のコマーシャルが一つも流れなくなり、現在も放映されておりません。あの事故から今年で10年になろうとしているのに何故コマーシャルは放映されないのでしょうか?

実は当時の「オール電化住宅」と原発は密接な関係にありました。原発は稼働したら止める事が出来ません。深夜を問わず電気を作り続けます。でも深夜に電気を作っても日中に比べたら消費量は格段に少ない事は明白です。この深夜に作り出される電気を使って貰いたいが為に考え出されたのが「オール電化住宅」の始まりな訳です。深夜電気料金の圧倒的安さはお客様にとって魅力的であり、アッという間に「オール電化住宅」は日本中に普及しました。しかし、あの3.11で電力会社は苦境に立たされました。原発による電力供給が殆ど出来なくなったからです。

さてコマーシャルは流れなくなりましたが、今もいろいろな住宅会社で「オール電化住宅」が作られています。灯油やガスを使わない「オール電化住宅」がクリーンだと思っているお客様も多いようですし、住宅を作っている会社の従業員さんもそう思っているようです。そこで添付した資料『日本のエネルギー・発電の供給量割合』のグラフを見てください。現在、電気を供給している発電所の多くは火力発電所で、そのシェア率は80.8%。何と8割を超えているのです。その火力発電所で燃やされているのが石炭、石油、LNG(天然ガス)であり、内5割が石炭と石油が占めているのです。

つまり、現在「オール電化住宅」に供給されている電力会社の電気とは炭素を燃やして作られたものであり、弊社曰く「見せかけのクリーンエネルギー」に過ぎないと言うことなのです。要は炭素(化石燃料)を自宅で燃やしているか、発電所で燃やしているかの違いであり、やっている事は同じというのが弊社の見解です。

だからと言ってこのまま化石燃料に頼って良いとは思っておりません。そこで考えなくてはならないのが、本当にクリーンな「電化住宅造り」の構築です。まず日中は太陽光発電や風力、水力などで得られる本当にクリーンな電気を使う事。そして夜間はPHEV車などを蓄電池として活用し、電力会社の電気を極力使わないような設計をする事です。これはそんなに難しい事ではありませんが、通常よりもイニシャルコストがかなり高く付くのが普及への一番のネックとして挙げられます。また横手のような豪雪地帯では冬期間の太陽光発電量が期待出来ないという点も考慮しなくてはなりませんし、太陽光パネルの設置場所、PHEV車の充電場所などもしっかりと考えなければなりません。

自動車業界では水素を使った車が発売され、それに伴い水素ステーションの建設も徐々に進んでいます。何でも言える事ですが、世の中に無かったものが発売されると最初の価格は高額です。ですが、それが普及して当たり前の時代になると価格も安くなります。住宅のエネルギー事情も同様で皆が「見せかけのクリーンエネルギー」に惑わせれず、本当の意味で「脱炭素社会」を目指せば、実現出来るのではないでしょうか。

新年早々の大規模停電に思うこと

2021年1月14日魁新聞記事.pdf
秋田県の2021年は大雪に始まり、1/7・8の大規模停電で大混乱の幕開けとなった。この間だけはコロナウイルスよりもこちらの方が県民にとっては大きな問題だったと思われる。特に県最大の市である秋田市は大打撃を受けた事であろう。新聞記事を読むと「エコキュート」が故障とあり、パナソニック1社だけでも5日間で約350件の修理依頼があったと有る。真冬にお風呂に入る事が出来ないだけではなく、お湯が全く使えないと言うのは本当にしんどい。雪の降らない東京ですら同じ状況に陥ったら大変だと思うが、秋田県の冬は東京とは比較にならないほど厳しい。

エコキュートの販売店に故障の箇所と原因を尋ねてみたところ、次のような回答を戴いた。
「エコキュートの室外機の根本にある水道管が凍った事で多くの家で管が破裂した事例が最も多かった。電気が通電していれば問題は起こらないのだが、停電時の外気温が氷点下を大きく下回った事が大きな要因。」との事。これは「エコキュート」だけに限らず「ガス給湯器」でも同様の問題が起き、ガス給湯器メーカー大手のCORONAでも約400件の修理依頼が来ていると記事に有る。

ここで家づくりに携わる我々が考えなければならないのは、この厳冬期に起きた大規模停電による事故を今後の教訓として活かさなければならないという事である。「エコキュート」や「ガス給湯器」で事故を起こした機種の大半は外置きの機器である。FF式で建物内に設置したガス給湯器では殆ど問題は起こっていない。要は給湯器そのものを内部設置型にすれば良いのだが、「エコキュート」についてはヒートポンプ式室外機が外にしか置けないのがネックとなる。秋田市は秋田県の中でも比較的気温の高い地域であり、横手市と比較すれば降雪量も格段に少ない。ゆえに雪の降らない地域と同じような形で給湯器を設置しているケースが目立つ。しかし、そう言う秋田市も雪国である事は間違いなく数年に一度は大雪が降る。この数年に一度というのが判断を狂わせるのである。不測の事態が起きても、必要最低限の暮らしが出来るように考えて家づくりのアドバイスをする事が今後求められるものと考える。

横手市を中心に家づくりを行っている弊社ではFF式の灯油ボイラー(エコフィール)を推奨させて戴いているが、もしお客様から「エコキュート」を要望された場合の対策を早急に検討しなければならない。