「化学系木材」は使用しない!

誠心住工房フォレストでは構造材(土台、柱、梁)に使われる集成材の事を「化学系木材」と呼んでおり、これらを一本も使いません。集成材は小さな木材を接着剤で貼り合わせて作られた木材の事を言い、その接着剤として「レゾルシノール系接着剤」が使用されています。この接着剤の成分には『ホルムアルデヒド等』の化学物質が含まれていて、接着乾燥後もホルムアルデヒドを放散させて、シックハウス症候群を引き起こす原因になります。
今はだんだん質が良くなって、このレゾルシノール系接着剤でも『F☆☆☆☆』の製品も出てきてはいます。但し、少ない量のホルムアルデヒドの放散値でも、たくさんの量を使えばそれなりの数字に上がります。家の骨格となる構造材の量はとても多く、そこから発生されるホルムアルデヒドが人体に与える影響は大きいとお考えください。

また、この集成材の寿命は接着剤の劣化に左右されます。木の強度ではなく、接着能力が落ちてくると、その材料の強度が無くなるということになります。

ちなみに接着剤の寿命は50~80年と言われております。実際、集成材が世に出たのは数十年前であって何年持つかというデータは出ていません。

弊社が標準で使っている無垢材の乾燥材ですと、200年かけて強度が上がって、その後1000年かけて強度が下がり、元の強度に戻ります。つまり、木材の構造体だけで見れば1200年の間使い続けることが出来るのです。これらのデータは奈良や京都に古くからある社寺仏閣の建築物が証明してくれております。

弊社のロゴマークにある『自然素材』とは内部の仕上げ材だけを言っているのではなく、構造材も含めて意味しているのです。

最後に家具や造作材に使われている集成材の接着剤はレゾルシノール系接着剤ではありません。これらは構造材ではないので、接着剤に強度は求められません。従って人体にほとんど悪影響のない接着剤が使用されていますので、ご安心ください。

お得なモニターハウス募集キャンペーン

春のキャンペーン企画として≪モニターハウス募集≫を行っております。規格型セミオーダー住宅【Life STAGE 32】と【Life STAGE 24 cpt】の新商品を発表した記念に限定で4組のお客様に特別価格でご提供させて戴きます。どこかの会社がやっているような『1棟980万円!』みたいな破格的なお値段ではありませんが、昨年の春に起こったウッドショックを皮切りにあらゆる資材の高騰分を補って貰えたらという事で始めた企画でございます。ちなみにちゃんとした家が1千万円を切る価格で建てられるなど私には到底思えません。ましてや横手・大仙地域は寒冷地であり、豪雪地帯でもあります。そういう地域で快適な冬が暮らせる住宅を建てるとすれば、それなりに性能の高い資材を使わざるを得ない訳でして、いわゆる「安かろう悪かろう」的な住宅は建てない方が良いと思います。

そういう住宅で使われている代表的な素材として『外壁材』が挙げられます。今の住宅業界で外壁材の主流はやはり『サイディング』でしょう。でも同じ秋田県内でも沿岸部と内陸部では使うサイディングの素材が違ってきます。雪が比較的少なく、塩害の恐れがある沿岸部では「窯業系サイディング」が向いています。逆に雪が多く、雪害の恐れがある内陸部では「金属系サイディング」が向いています。私が住む横手市は積雪量が2Mにもなる地域ですので、弊社では「金属サイディング」が標準仕様になっております。ところがこの多雪地域において「窯業系サイディング」を使用している住宅会社さんも多く見受けられます。これって大丈夫なの?って話なんですが、ハッキリ言って多雪地域において「窯業系サイディング」の使用はお薦め出来ません。なぜならば、「窯業系サイディング」には凍害という大きなリスクが潜んでいるからです。詳しく知りたい方は弊社へお問い合わせ戴きたいのですが、ではなぜ多雪地域で「窯業系サイディング」を使っているかと言うと答えは「価格が安いから」です。

完成した時はどんな素材のモノでもピカピカに輝いていますが、素材の良し悪しは年数を経て初めて分かるモノなのです。なので「安かろう悪かろう」的な住宅を建てるとほんの数年で外壁の塗り替えか張替えが必要になる恐れがある事をぜひ知っておいて貰いたいと思います。これらに掛かるメンテナンス費用は本当にバカにならない金額になります。住宅ローンを支払いながら、リフォームローンまで支払わないとならない羽目になってしまいます。こんな目に合わないようにする為にも住宅会社がどんなこだわりを持って家を造っているのかを知る必要があります。直接会わなくても今はネットで情報がいくらでも手に入る時代です。価格やデザインなども住宅を建てる上で重要な要素ですが、案外説明を聞かないと分からない部分が重要という要素は住宅には多々あるものなのです。