注文住宅販売価格据え置きのお知らせ

こんにちは!誠心住工房フォレストの佐々木です。
本日のブログはこれから注文住宅で家を建てようとお考えの方にとっては朗報になります。

いま現在、建築業界は「イラン情勢」の影響を受けてどん底の状態にあります。何が「どん底」なのかと言うとそれは「お客様がいない」という事です。正確に言えば、建てたいと思っている人は潜在的に見ればいらっしゃるのでしょうが、住宅価格が高騰し「高額過ぎて買えない」と言うのが実情ではないでしょうか。

「イラン情勢」前でもかなり高額な住宅価格が「ナフサ不足」などの影響により、更に値上がりをしています。ナフサ由来でない資材まで価格が上がり、今や資金に相当余裕のある方しか買えないくらい値が上がっていますし、今後も上がり続けて行くでしょう。

日本は今インフレの状態にあります。物価高に合わせて給料も同じ率で上がれば「良いインフレ」になるのでしょうが、給料が全く追い付かない「悪いインフレ」になっています。これではお客様が増える事など有ろうはずもなく、減る一方にあります。しかもこれまで低金利で借りる事が出来た住宅ローンまでもが金利アップとダブルパンチを喰らっている訳です。住宅業界はすそ野が広く、家を建てる事で家具や家電、カーテンなどを扱っている業界にも好影響を与えます。中には自動車まで買い替えるお客様もいるくらい人生の中でも大きな出来事となります。

本来、この「悪いインフレ」は国が何とかすべき事だと私は思うのですが、今の政府の対応を見ていると全く期待が持てません。

弊社では「イラン情勢」が始まって約5カ月間の状況を見てまいりました。資金を多くお持ちの方は別として、多くのお客様が新築ではなくリフォームに切り替えて工事を行ったり、工事そのものをやらずに見送ったりしているようですね。

弊社も設立当初はリフォームを主体で仕事を戴いてきましたので、リフォームも頼まれればもちろん行います。しかし、リフォームと言うのは「やっても良い家」と「やらない方が良い家」があるのです。部分的なリフォームであればあまり気にする必要は有りませんが、リノベーション工事のような大規模リフォームは要注意です。建築業者にも寄りますが、契約を取る為なら「リフォームが不適格な家」でも契約を結ぶでしょう。「リフォームが不適切な家」でも工事完了後2~3年は問題なく住めるでしょう。問題はそれ以降です。何千万円も掛けて行った工事なのにあちらこちらでクレームが発生という事態も有り得ます。リフォーム工事そのものを否定している訳では無く、リフォームはケースバイケースでリスクの大きい工事である事を知った上で建築会社へお願いすることが大事なのです。特に築年数が古ければ古いほどリスクは増えますので、しっかりと現場調査をして貰い、本当にリフォームでやっても大丈夫なのかを確認し、確信を得ることを忘れずに行いましょう!

さて、前置きが長くなりました。今日の本題に入りましょう。

弊社では価格高騰の中で「家を建てたいけれど建てられない」というお客様のために注文住宅の販売価格を2025年の価格に据え置く事にしました。現実をお話すると資材価格はもちろんのこと職人さん方の手間代も高騰し、適正利益を得るには販売価格を上げないとならないというのが本音です。しかし、実際に住宅を作っている我々ですら今の住宅価格が異常なほど高いと感じているのです。むしろ「こんな高い家を誰が買ってくれるのだろうか?」という気持ちの方が強いのです。

そこで出た結論は住宅価格を上げるのではなく、「価格据え置き」という考えでした。中身を変えずにこれまでと同じ家を建てれば、これは単純に弊社の利益を減らす行為です。本来であればすべき行為ではないのですが、敢えて行います。その代わり値引きは行いません。この「価格据え置き」注文住宅にご興味を持って戴き、1組でも多くのお客様とご縁が結ばれるのであれば、今回の考えも双方良しになるのではないかと思う次第です。

弊社の注文住宅は今年度から「20年の長期瑕疵保証」と「住設機器10年保証」も付いており、大手ハウスメーカーと比べても遜色のないアフターサービス内容になっております。

ご興味のある方は是非弊社へお問い合わせください。弊社ではしつこい営業は一切行いません。取り敢えず「話だけ聞きたい」という方でも大歓迎です。何事もそうですが、遠くで見ているだけでは何も分かりません。近くで見て、相手の話を聴いてみないと本当の中身は分からないものです。話を聴いたからと言って必ず契約する事もありません。中身を知って「私には合わないなぁ」と思われたら断って戴いて結構です。『良い家』を建てる上でお客様と建築会社の信頼関係は絶対に必要なのですから。

ガレージ・イン・ハウスの魅力

こんにちは!誠心住工房フォレストの佐々木です。

誠心住工房フォレストの商品群の中に「GARAGE in HOUSE」と言う注文住宅があります。
「GARAGE in HOUSE」とは住宅と車庫が繋がっているだけではなく、玄関から直接車庫へ出入り出来ることが必須条件で、単なるビルトインガレージとは異なります。
弊社では発売から4年で、この住宅を購入されたお客様は今のところ2棟しかありません。

「売れていないのは価格が高いから?」いえ、ちゃんと分析して貰えば分かると思いますが、この商品は超お買い得品です!住宅と車庫を分離して建てた場合で比較検討して貰えば一発で納得がいくことでしょう。

一般的に多いのは住宅は住居専用でクルマは屋根付きカーポートというパターンが圧倒的に多く見受けられます。なぜか? それは「トータル的に見て価格が安くなる」、「皆がやっているから」といったところでしょうか。これで充分満足がいっているのであれば、それはそれで良いのです。

でも弊社が奨める「GARAGE in HOUSE」に住んだら、あなたはこういう家でなければ満足出来なくなると思います。ちなみにこの家の特長は以下の通りです。
① ガレージから外に出ることなく、直接玄関への行き来が出来ることで風雨や雪の影響を受けずに済みますし、買い物品なども濡らすことなく家に入れられます。
② 電動シャッターが標準装備され、開閉は車内のリモコンで行います。雨や雪の日の開閉時もリモコン一つでクルマの出し入れも楽々。
③ 四方が壁面、上は屋根で囲われているので、クルマが汚れることがありません。風の強い日や黄砂や雹が降る日も安心です。また、防犯の観点から盗難被害の多い車種に乗っていても盗まれる可能性は極めて低く、傷など故意に付けられることもありません。
また冬場の出勤前にクルマに積もった雪寄せを行うこともありません。
④ 「愛車=命」と考えている方にとってはガレージ面の壁に窓を付けることで、家に居ながら愛車を眺めて生活が出来ます。

と上記のようなメリットが有りますが、デメリットとしてはガレージ部分も床面積に算入されるため固定資産税額が多くなることが挙げられます。また屋根付きカーポートと比較してもトータル金額で比較すれば、当然「GARAGE in HOUSE」の方が高く付くのは間違い有りません。でも弊社ではこの商品をこれから家を建てるお客様に薦めたいと考えております。それは雪国に住む人にとって「GARAGE in HOUSE」はとても付加価値の高い機能性建築物になるからです。これは掛かった工事費用や固定資産税を加味しても、それ以上の価値をきっと感じて戴ける商品だと確信しております。

「実際に見てみないと本当の良さが分からない」と考えられるお客様もいらっしゃると思います。そういう方は近々発表される弊社の建売住宅「高梨モデルハウス」を是非ご覧ください。乗用車2台分と自転車2台分が収まる広さのGARAGEを見る事が出来ます。

注文住宅で建てようとすればかなり高額な建物になりますが、建売住宅だからこそ出来る価格になっております。お問い合わせは弊社不動産事業部「ミライズReal Estate」まで。
よろしくお願いいたします。

「遠のくマイホームの夢」とお思いの方へ

こんにちは。誠心住工房フォレストの佐々木です。
久しぶりのコラムですが、お読み戴ければ幸いに思います。

2026年春に起きた「イラン情勢」。アメリカが突然引き起こした戦争同様の所業は世界中の人々を混乱の渦に巻き込みました。もちろん日本も例外ではありません。アメリカとイランが交わした「覚書」など何の効力も無く、原油は相変わらず輸入出来ずにおります。「イラン情勢」が始まった頃に比べれば少しはモノの流通は改善の兆しが見受けられますが、「イラン情勢」前の状況には程遠いと言わざるを得ません。

弊社が仕入れる住宅資材でもナフサ由来の商品は発注しても納期回答が直ぐには出ず、おまけに価格が40%以上も上がった商品はたくさん有ります。その代表格が板状の断熱材(例:スタイロフォーム)です。寒冷地では床や壁に数多く使われる重要な資材の一つです。国が推し進めるGX志向住宅やZEH住宅を作る上では絶対に必要な資材なのですが、これの生産が間に合わず、価格も爆上りし、住宅価格の高騰に拍車を掛けています。

「イラン情勢」前ですら住宅価格は高過ぎと言われていたのに、この戦争で住宅を建てることが出来る人の数は大幅に減ったと思われます。国民の所得がインフレ社会に対応出来ていないのに、更なる値上げはキツ過ぎます。世の中がこんな大変な時に国会議員がやっている「皇室典範改正」「国旗損壊罪の制定」「副首都構想法案」などなどは今の国民の生活にはほとんど直結しない事ばかりで呆れてしまいます。

さて、弊社はこういう世の中で家を持ちたい人がどうしたら高品質で快適な家を建てられるのかを考えてみました。それは、不動産業も行う弊社だからこそ出来る家づくり「建売住宅」という選択肢です。たぶん『なぜ「建売住宅」なのか?』という疑問を持つ方も多くいらっしゃるかと思います。
答えはシンプルで、「経費と資材価格」を抑えられるからです。注文住宅と違い建売住宅の場合、お客様との打ち合わせは有りません。間取り、デザイン、仕様、色決めなどなど注文住宅はお客様の意向を取り入れていかなければならない為、莫大な時間と労力を「打ち合わせ」に要します。これらは当然経費としてお客様からお支払い戴く訳ですが、建売住宅の場合は「打ち合わせ」そのものが有りませんので、その分の経費がカットされます。

また複数の建売住宅を建てて同じメーカーの商品をまとめて購入する事で資材価格を抑えることが出来ます。こうする事でお客様の購入金額を大幅に下げることが出来る訳です。唯一のデメリットは購入されるお客様の要望がプランに入っていない事ですが、そこは実際に建物を見てご判断戴きたいと思います。弊社が作る「建売住宅」はコスパ最強と自負しています。お客様の欲しいものは付いていないかも知れませんが、「えっ!あれもこれも付いてこの価格!?」と思って戴ける内容になっていると思います。

余談ですが、アメリカで注文住宅を建てる人は富裕層の人だけです。ほとんどの人は建売住宅に住んでいます。これはアメリカと日本の住文化の違いが色濃く反映しているのですが、アメリカ人は人生で5~6回の引っ越しをしています。先祖が狩猟民族だったアメリカ人は土地に対する執着心が日本人ほど強くはないのです。ですから、その時々の家族構成に合わせて家を住み替えるのです。日本では家の価値はあっという間に下がりますが、アメリカやヨーロッパではそんな事はなく、逆に歴史ある建物の方が高く売れる場合もありますし、ちゃんとメンテナンスが行われて綺麗であればいい値段が付く仕組みになっているのです。
日本の住宅も高断熱高気密化が当たり前になり、ZEH住宅やGX志向住宅が高い価格で流通されるようになれば、いずれアメリカのように簡単に住み替えが出来るようになるかもしれませんね。

話を元に戻しますが、「建売住宅」に抵抗感を感じる人は東京でマンションを買う感じを思い描いて欲しいと思います。マンションのように眺望は期待出来ませんが、既に出来上がったモノを買うという点においては同じかと思います。確かに注文住宅では自分の思い描いた家が建てられると思いますが、今の時代において「その夢の実現」はあまりにも高額過ぎます。こういう事態が数年後には落ち着き、安くなるとは現時点では考えにくく、むしろ年を追う毎に高くなって行くのではないかと思われます。ちなみにウッドショックがあった2021年から住宅価格は上がる一方で、一度も下がったことはありません。また、これまでの低金利時代は底を打ち、住宅ローンの金利も上昇傾向にあります。これまで当たり前にやれた事が出来なくなりつつある訳で、お客様にも我々にも思考を変える時がやってきたのかも知れません。

では最後に「お知らせ」をさせて戴き、結びの言葉とさせていただきます。
株式会社フォレストでは会社始まって以来、初の「建売住宅」の工事を大仙市高梨で現在進めております。7/30現在で建て方が終わり、ある程度の姿・形を確認する事が出来ます。
詳しい内容は弊社不動産部【ミライズReal Estate】のホームページ及びランディングページにて近日中に公開いたしますが、キーワードをいくつかお知らせしたいと思います。
「平屋」「電動シャッター付きガレージ2台分附属」「2LDK」「高級システムキッチン『ステディア』」「浴室暖房乾燥機付きシステムバス『サザナ』」「TOTOウォシュレットがある広々トイレ」「ZEH住宅」「オール電化住宅」などなど注文住宅で建てたら買えない価格設定になっておりますので、是非ご期待くださいませ。

「ますます遠のくマイホームの夢」と思われている方へ

こんにちは!
誠心住工房フォレストの佐々木です。

イラン情勢で先行きが見えない今日この頃、物価が上がり品物が手に入らず困っていますよね。これは日本だけではなく世界中の国々も皆そうだと思いきや、実は戦争を引き起こしているアメリカはそうでもないようなんです。ニュースではガソリン価格が上がってトランプ大統領の支持率が下がっているなどの情報が流れておりますが、住宅資材などは今までと変わらず普通に購入できているらしいのです。私がアメリカに行って確かめて来た訳ではなく、アメリカの友人から最近聞いたお話です。

私はメジャーリーグの試合を見るのが好きで、大谷選手が出場する試合は毎回録画して見ております。ドジャースは人気球団ですので、どこの球場に行っても観客はたくさんいますよね。そして最近よく思うのですが、「この国って今現在『戦争』をしているんだよな。」って。政府と軍隊はイランと戦争真っ盛りなのに、国民は普通にピーナッツやポップコーンをほうばり、ビールを飲みながらメジャーリーグ観戦・・・。私的にはこのギャップに理解がどうも着いて行けません。

ちょっと話がズレてしまいました。申し訳ありません。そもそも住宅価格が一気に上がり始めたのが、ウッドショックの時でした。そしてコロナ禍に入り、年が進むにつれて住宅価格も上がり、「もう限界!」って思っていた矢先にイラン情勢で「もうOUT!」って感じです。今は材料が入って来ず、見積り依頼をしても返事が来ません。呆れた事に「入荷した時にならないと価格が出ません。」と言われる始末です。高級な寿司屋と同じで時価での商売のようになりつつあります。ですから仮にお客様から注文のご依頼が来ても簡単には見積りが出せないのです。こんな状況がいつまで続くのか分かりませんが、日本政府にはこの異常事態をもっと重く受け止めて貰いたいと思います。"ナフサ、全然足りていません!"もう企業努力で何とか出来るレベルではないんです。

と、まぁごちゃごちゃ愚痴っちゃいましたが、愚痴ばっかり言っても暗くなるばかりです。なので少し前向きな事をしていきたいと思い、この度大仙市で建売住宅を建てる事としました。建売住宅は住む人の要望が一切反映されていないデメリットがある反面、「この価格でこの内容は凄い!」と思わされるコスパの良さというメリットがあります。またお客様との打ち合わせに要する経費が掛からないので、浮いた経費を値上がりした資材の購入資金に充てられます。他にも設計士がいつかやってみたいと考えている事をカタチにしてみたりとか、これらのメリットがデメリットを大きく上回れば、「住みたい❣」と思って戴けるのではないでしょうか?

弊社が初めて世に出す「建売住宅第1号」にご期待ください!
詳しい内容については2カ月ほど後にお知らせしたいと思います。

『不動産事業部』設立のお知らせ

お世話になっております。お知らせが遅くなりましたが、弊社は2026年1月20日付けで新たに『不動産事業部』を設立致しました。不動産事業部の責任者には「大野博之氏」を迎え、今後は土地、中古住宅の仲介をはじめ土地・中古住宅の仕入れ、販売や建売住宅、アパート事業など幅広い営業をして貰います。不動産事業部の屋号は『ミライズ Real Estate』とし、建築事業部である『誠心住工房フォレスト』との相乗効果を図り、効果的な営業の仕組みを作り出したいと考えております。

今年は横手市にアイ工務店さんも進出して来ると言われております。数年前にタマホームさん、一条工務店さんと進出し、大曲にはプライムハウスさんも来て県南地域の建築業界は大きく様変わりしました。また法律の改正に伴い、省エネ性能や耐震性能に大きな差が無くなった事で他社との差別化がしにくくなりました。

株式会社フォレストでは大手ハウスメーカーや有名地元ハウスビルダーに正面から戦える商品も商品も作っていきますが、それだけではなく多角的な経営を目指します。その最初の一歩が『不動産事業部』の開設なのです。弊社は不動産事業を令和5年夏から出来るようにしておりましたが、今まで開店休業状態でした。大野氏の入社でようやく本格的に不動産事業が動き始め、既に実績も挙げております。ぜひ弊社の今後の展開にご期待ください!

2026年の年始めに思うこと

明けましておめでとうございます。
誠心住工房フォレストの佐々木でございます。
年が明けて2週間が過ぎましたが、本年もよろしくお願いいたします。

さて弊社は今年4月で会社設立11周年を迎えます。これもひとえに弊社とご縁が有ったお施主様方をはじめ協力業者の皆様方やコンサルティング会社や金融機関の方々のお陰だと思っております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

昨年を振り返しますと、平屋注文住宅3棟に小さなリフォーム案件が数件とまずまずの成果が得られました。新築だけにフォーカスすると全棟平屋という弊社に取っては初めての現象が起こりました。世の中で平屋ブームが起きている事は聞いてはおりましたが、一年間で建てた注文住宅すべてが平屋というのは想定外でした。お施主様の事は個人情報なので細かな事は語れませんが、共通していた事が二つ有ります。一つは既存住宅の年数が古くて80坪を超える大きな家だった事。もう一つはそんな大きな家に住んでいる家族の人数が2~3名という事です。

これを読んで「うちと同じじゃん。」と思われた方は少なくないと思います。昭和40年代~50年代に建てられた家にお住まいの方はとにかくこのケースと同様な事が多いように見受けられます。無駄に広い玄関、使いもしない和室の続き間、全く使わない広縁などなど。使わない部屋が一番日当たりの良い所にあって、普段生活する場所は日中でも電気を付けないと暗いなんて家は昭和の家そのものです。これは冠婚葬祭は自宅で行うという昔ながらの風習がその時代にも引き継がれて出来たものです。例えば結婚式。現代であればホテルやウェディングホールで行うのが当たり前ですが、昭和の時代では自宅で行われる事も多くあり、大勢の人が入れるように続き間の和室が有った訳です。でも結婚式がその家で行われるのは何十年に一度ペースだと考えると何ともったいない家づくりを行っていたんだなと思わさざるを得ません。もちろん結婚式だけではなく、お盆や正月にも親類が大勢集まって使う事もあったでしょうが、それでも年に2回です。使用頻度から考えると現代の家づくりでは真似できない人の方が圧倒的多数でしょう。

3棟の平屋はすべて居住スペースが30坪未満というのも共通しています。私は家族が3名以下なら25坪くらいでも充分だと思っていますが、お施主様のご要望は多岐に渡りますので最終的には30坪くらいまで膨らむ場合もあります。でも30坪以下の平屋でご要望が全て納まるのであるのであればベストなプランだと思います。とかく平屋は「贅沢な家」と呼ばれるように同じ坪数の総2階建ての家と比較すると坪単価の高い家になります。なので大きくても30坪を超えないコンパクトかつ生活動線の良いプランの提案を心掛けております。

若い世代(Z世代)の方々からの問い合わせはそれほど多くはありませんが、若い人達にもぜひ弊社の家づくりに興味を持って戴きたいと思い、今年は若い世代に向けた活動もして参りたいと思っております。私も20代、30代の頃に設計した作品を思い返す事が時々あります。若い時って怖いモノ知らずで今にして思えば、気恥ずかしいプランを平気でお客様に提案しておりました。お客様も同年代の方が多く、それはそれでご理解を得られましたが、あれから30年経った家はどうなっているのかと考えることが有ります。若い時って「この建物が35年後(支払い終了時)にはどうなっているのだろうか?」って考えない人の方が多かったと思います。デザイン優先で急勾配の屋根を作ったり、無駄な吹き抜けを作ってトップライトを付けてみたりとメンテナンスの事を度外視したプランを提案していました。それらを設計した私も現在59歳ですが、今はそのような設計は一切行いません。人間は歳を重ねていくとモノの見方が変わってきます。つまり何が言いたいかと言うと「いま貴方が建てようとする家ってメンテナンスの事まで考えたプランになっていますか?」と言う事です。

どんな家であってもノーメンテナンスで35年間暮らせることは無いと思います。どんなに長くても10年も住めば何かしら不具合が発生してくるものです。その不具合を直す費用の事って考えていますか?まぁ、殆どの方は考えておられないでしょう。そういう不具合な事は案外立て続けに出てくる事が多いのですが、家を建てる前のプラン段階でメンテナンス費用を抑える事が出来ることをご存じでしょうか?
例えば総2階建ての屋根や外壁の塗装工事。下屋が無い総2階だと地面からハシゴを掛けて一気に6M以上の高さまで登る訳ですが、これってかなり恐い事なんですね。取り敢えず屋根に昇れて屋根の面だけを塗るのであればそんなに難しい事ではありませんが、破風面や外壁まで塗り替えるとなると全面足場を架けないと作業が出来ません。そうなると費用はかなり高額になります。更に急勾配の屋根だと屋根足場も必要となり、その分が増額になる場合も考えられます。

総2階建ての家は新築する時は一番コストバリューの良い商品ですが、外部メンテナンス費用の事を考えると結構高く付きます。逆にメンテナンスで一番安上がりなのは初期投資の高い平屋でしょう。極端な事を言えばメンテナンスの事を考えた平屋で建てた場合、お施主様がDIYで塗替え工事程度なら出来るのです。とは言え「ない袖は振れぬ」で平屋にしたくても出来ないお客様も多くいらっしゃると思います。仕方なく2階建ての家を建てる場合でもメンテナンスを考えた家づくりは出来ます。ぜひ設計士の方と話し合って後々『後悔しない家づくり』を心掛けて戴ければと思う次第です。

今年は60年に一度の『丙午年』だそうです。皆様方が「天高く馬肥ゆる一年」になれます事を祈念して、新年の挨拶とさせて戴きます。