二刀流工務店フォレスト!

今の世の中で『二刀流』と言えば誰もが「大谷翔平選手」と答えるでしょう。野球というスポーツで投手と打者という異なる分野で能力を発揮し、全世界でその才能は認められています。でも世の中には野球以外の事でも『二刀流』で名を上げている人達はたくさんいらっしゃると思います。私も有名ではありませんが『二刀流』の一人です。何の『二刀流』かと言うと住宅の新築とリフォームであります。一般的に住宅建築は新築工事もリフォーム工事も十把一絡げで見られる傾向がありますが、実際には全く違う分野になります。例えば長年ハウスメーカーで新築畑を歩いて来た人にはリフォーム工事は難しいと思います。なぜならば、リフォームをする住宅の造りは千差万別で、中を開いて見ないと対処方法が分かりません。一つのハウスメーカーで働いてきた人は自社の構造しか知らないケースが多く、どこの誰が建てたか分からない建物の構造はたぶん理解出来ないと思われます。要は幅広い経験値が足りない訳です。これは若い技術者にも当てはまります。新築工事は会社のマニュアル通りに設計すれば、経験値の少ない若い技術者にでも造れますが、リフォーム工事には幅広い経験値と知識が求められます。ゆえにこの分野で『二刀流』を名乗れる技術者はそれほど多くはいないと思います。

弊社は平成27年4月に開業した際にリフォーム工事を主に行ってきており、一昨年から新築工事も行うようになりました。昨年の春に起こったウッドショックを皮切りにあらゆる資材が高騰し、今年も戦争の影響で更に価格高騰が起こる可能性が出てきております。これから新築工事を検討される方は価格の再高騰が起こる前に契約をされる事をお薦めします。来年がどうなるかは誰にも分かりませんが、少なくとも価格が下がる要因は出てこないと言うのが大方の見解で私も同意見です。新築工事では大量の資材が必要となりますので、価格がいくらでも安い時に契約される事が得策かと思います。また、こういうご時世だからこそ新築工事ではなく、リフォーム工事がお得な選択肢になるのではという考え方もあります。リフォーム工事の規模にも寄りますが、普通に考えても新築工事よりも資材を多く使う事は無いはずです。なぜならリフォーム工事の最大の魅力は今あるモノを再利用出来る事だからです。この魅力を最大限活用すれば、今の世の中でも快適な住空間を低コストで造る事も可能です。どんな家でも可能とは断言は出来ませんが、一つの選択肢として考える価値はあると思います。

弊社のショールームは築58年の住宅をリフォームして造りました。初めて来られた方は新築したショールームだと思われるほど変わりますし、ここが築58年の家だと知ると驚かれます。このショールームは新築をお考えのお客様だけではなく、リフォームをご検討されているお客様にとっても参考になる場所です。3月までは床暖房の体感見学会を開催しておりますので、ぜひ遊びがてらお立ち寄りくださいませ。